りゅうのすけさんこんにちは。 初めまして。 ご相談を担当させていただく大谷です。 よろしくお願いします。 仕事を「サボる」原因は、例えば、体調が思わしくない(肉体面,精神面)、仕事が面白くないなどが考えられます。 前者の場合は治療をしたり、体調を整えたりが必要になります。 後者の場合、先ずは「面白くない」理由を自身で認識することが必要になります。 仕事が面白くない理由は人により色々ありますが、 (1) 仕事の内容自体が合わない(興味を持てない) (2) 金銭的に割に合わないと思っている (3) 仕事をすることが、義務と感じていたり、犠牲をしている感じがあったりする (4) 仕事を頑張っても評価されない (5) 仕事で求められるスキルが自分には不足していると感じている (6) 自分で思うようなクオリティーの仕事ができていない (7) 仕事を通じて成長できそうにない などが考えられます。 (1)は、仕事自体に興味を持てないのですから、仕事をすることを通じて何か別の目標(例えば、金銭的に豊かになるなど)を立てて仕事をその道具として捉えるか、若しくは仕事自体を変えられてはいかがかと思います。 興味を持てないこと自体に価値を見出して継続するのは難しいですね。 (2)(3)は、「今の対価や仕事の条件、働くこと自体は自分で選択している」と捉え直すことです。 私たちには実際多くの選択肢があります。 仕事の形態を変えたり、働き方を変えたり、契約先を変えたりすることができます。 そんな中で、様々な条件から今の仕事を選んでしているのです。 選択肢が無いと感じると、私達は閉塞感を感じます。 しかし、選択肢があり、今もその選択権は自分の手中にあることを自覚することで、この閉塞感から抜け出すことができます。 (4)は、自分で自分の事を認められなくて、他者に自分の価値を認めてもらってようやく自分の事が認められるパターンです。 世の中には様々な人がおり、その価値観も千差万別です。 人に自分の価値を認めてもらおうとすると、その人の価値観に合わせるしかありません。 自分で自分の価値を認められるように常々自分自身で自分を認める練習をして自己価値のアップを図ってください。 あるいは、仕事以外での自己価値を大切にしてください。 (5)(6)は、完璧主義的な人が陥る心理です。 自分の心の中に自分の「不完全さ」があり、それを補わないと(完璧にしないと)自分で自分を認められないのです。 このパターンがあると、やれる事はスムーズにこなすけれども、できそうにない事にはブレーキを掛けます。 私たちは人間ですから、完璧ではありませんし、失敗することもまぁまぁあります。 そんな人間としての自分を認める事、思ったように上手くいかなくても自分を責めないことです。 そうできると、お気楽に仕事に向き合うことができます。 そもそも、仕事の依頼先からはクオリティーの問題ではなく、スピードの問題で指摘を受けておられる訳ですから、クオリティーは問題ないのではないでしょうか。 (7)は、自分が成長できそうな仕事を選ぶという選択の問題です。 あるいは、自身の成長の機会は仕事のみではありません。 生きていく中で色々な事柄からの学びがあります。 また学ぶ機会もその気になれば作れます。 向上心を持っていれば学び、成長することができます。 今やっている事は、必ず後に何かの意味を持つと信じて、興味ある目で仕事や人生と取り組むと意識していただければと思います。 そうすると、違った視点で仕事が見えてくるかもしれません。 以上、例に挙げた内容に沿って対処方法をお話ししましたが、ご相談内容全体を通して感じることは、心の奥底で「サボる形」で自分を表現し、罰したいという思いがあるような気がします。 心理学では「人がそうするには訳がある」と考えます。 いい、悪いの評価や裁きは行いません。 ぜひ、一度、どうして私は自自分を罰したいのか見詰めていただければと思います。 サボることに対する対症療法ではなく、心理的な側面からより深い理由が見つかり、サボることへの対処ができるかもしれません。 回答がお役に立てれば幸甚です。 ありがとうございました。 |