寂しさを我慢する恋愛は、寂しいと伝えることが答えではないんですね。
でも寂しさを我慢するのは、きっと彼を大切に思ってるから。
彼を大切に思える自分の強さを見てあげることが大切になります。
苦しい恋愛ってあるかと思います。
例えば、付き合うまでの彼は積極的なのに、付き合ってからの彼は消極的になり、彼に好かれてるか分からず苦しい。
思わせぶりな態度を取ってきたくせに、距離を詰めてこない男性との恋愛。好かれてるのか?嫌われてるのか?わからず苦しい。
こういう『男性が本当に私を愛しているのか分からないような恋愛』って苦しいですよね。
そしてこういう恋愛って特徴がありまして、女性側が彼の状況を理解して、気持ちをグッと飲み込もうとする点。
・彼が忙しそうなら、会いたいと伝えるのは重荷になっちゃうよね。
・彼の気持ちも状況も正確に分からないのに、寂しいって言ったら迷惑だよね。
・寂しいという女性よりも、待てる女のが男に好かれるよね。
こんな風に彼を理解し、彼を尊重しながら、自分の感情をグッと飲み込むんですよね。
感情を我慢する日々って本当は苦しいはずなのに、彼を思って耐えるんです。
この時の女性の強さは本物なんですね。
・彼が好きと言ってくれてるその思いを信じよう。
・彼との楽しい時間を信じよう。
彼との何かを信じ、耐えて我慢して彼を慮る道を選ぶ。
ただ男性目線では女性のこの強さって気づけないことが多いんですね。
なぜなら男性は、大好きな人に『我慢させてる』って知ることが死ぬほど辛いからなんです。
大好きな人に苦しい思いをさせている自分は本当に無力だって感じちゃうんですね。
なので、女性が会った時に会えない寂しさから機嫌が悪くなる。
我慢が限界を迎えて、つい怒ってしまう。
こんな態度を女性側が取ってしまった時に、男性側は「なんでそんな態度を取るんだ!」って怒って、 女性側のの我慢や寂しさに想像を及ばせられないことがよく起こっちゃうんです。
女性が彼を思って信じ抜いていたのに、喧嘩につながって、時にはお別れになることもあります。 それってとっても辛いことですよね。
そしてここからが大切なことです。
この我慢して耐える強さというのは、 じゃあ「寂しい」って言えるようになりましょう!とか。 我慢をやめましょう!とか。
そんな簡単なお話で解決できるものではないんですよね。
それができるなら、 誰しもとっくにやっているはずなんですね。
そしてそれが出来ないのは、ここに女性側の彼やはたまた関わる人への愛情。
そして人を大切にしたい思いやりがあるからなんですね。
ここの自分の愛情深さや思いやりという強さを見逃してしまうと、 「寂しい」と口に出すことは非常に難しくなるんです。
なぜなら、誰だって大好きな人に対して、 「寂しい」しか言わない依存的な人にはなりたくはないからです。
誰だって大好きな人に対しては、 魅力的で素晴らしくて輝いてる自分を見せたくなるものです。
なので、その逆である「寂しさ」や「苦しさ」という感情を見せるには、
『彼に対して私は愛情や輝きを見せられていて、私が寂しいと伝えたところで、その輝きは彼の中で失われることはない』
と感じられるほどの支えと安心感が必ず必要になってくるんですね。
これは本来は、男性が作らないといけない安心感なんですが、 男性自身も競争心理から抜け出して、気持ちを分かち合う癒しのステージに進めないと、この安心感は形成できないんですね。
なので、自分情緒不安定だとか。メンヘラだとか。依存的だとか。
そんな風に本当は思う必要なんて全くないんですね。
ただ自分の中にある、彼を信じ、彼を理解し、彼を愛する、 この強さだけを自分が見て自分が信じる。
これが一番大事になってきます。
そしてこれができると、気持ちも安定するようになるんです。
自分が一番自分の支えになってくるからですね。
簡単ですがご参考になれば幸いです。
(完)