カウンセリングーサービスの山田耕治です。
いつもビジネス心理学を読んでいただきありがとうございます。
今日は、ずっと前から行きたかった所に行った私の体験談です。
思いきって行動して、ほんとうに良かったです。
心が喜び、元気になりました。
加えて、次の行きたいと思う所に行きたい意欲的な私がいます。
お仕事、頑張ろうと思える私がいます。
重たい気持ちではないのです。
こんな楽な心持ちになれるのなら、もっと早く動けていたら、もっと良かったなあ、と強く思います。
私のような、なかなか行動できない、もたもたぐずぐずさん、きっと、みなさんの中にもあると思います。
そして、みなさんの中に隠れている次なる意欲への刺激になればと思います。
私がずっと前から行きたかった場所は紀伊半島。
熊野古道、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)、そして、ホテル浦島さんの大洞窟風呂、忘帰洞です。
これまで、和歌山の白浜、奈良の十津川、そして、三重の伊勢までは行ったことがありました。
でも、そこから南下、熊野古道への旅は、ずっと行きたいと思いながらもなかなかその機会がなく、行けずにいました。
行ってみたいなぁと思ってから、もう20年近くにもなると思います。
熊野在住のクライアントさんからお話を聞いたこともあり、思いは募るばかりでした。
父の初盆も終わり、一区切りついたところでした。
一年前のお盆にはまだ父は元気で一緒に墓参りに行ったのです。
まだまだ元気だと思っていたのに、父はあっという間に私の前から過ぎ去ってしまった感覚があります。
そのせいで、やっぱり行きたいと思った所には行かなきゃとの思いになったことも確かです。
父がそんな風に思わせてくれたとすれば、受け取ることが最善と思いました。
今がタイミング、実行となったわけです。
紀伊半島、熊野の旅は、日常を離れ、自然の中で、自らの癒しの旅となりました。
中でも、私の心が大きく揺さぶられた場所を二つご紹介したいと思います。
一つは、かつて熊野本宮大社があった中洲、大斎原(おおゆのはら)です。
かつて熊野本宮大社の社殿があった場所で、高さ約34mの日本一の大鳥居があります。
車窓から、この大鳥居が見えた時、思わず、おおおお〜声をあげてしまいました。
清に流れる熊野川の堤から見る大鳥居は、秋晴れの大きな空、そして、熊野の山々をバックに正に神々しいものでした。
黄色の稲穂の水田に囲まれた参道に降りて、ゆっくり真っ直ぐに大鳥居に向かって近づきます。
一礼。
日本サッカーのシンボルマーク、三本足のカラス、八咫烏(ヤタガラス)が鎮座する大鳥居を見上げ、くぐっていきます。
ちなみに、日本神話に登場する八咫烏は太陽の化身なんだそうです。
しばし佇む時間。
自然とこれまでの人間の営みの果てしない時の流れに包まれるような思いがしてきます。
自らがその流れに繋がり、また自分が大きなその流れの一部であるんだなあと否応なしに体感してしまう圧倒的な情景がそこにはありました。
私はとても穏やかな気持ちにななりました。
悠久を感じるとは、こういうことなのだと思いました。
那智の滝ももちろん素晴らしかったのですが、私はこの大鳥居を熊野川の堤から眺め、大鳥居をくぐる一歩一歩が自らの癒しの所作となったのです。
そして、私の癒しをさらに後押し、ダメ押しをしてくれたのが、ホテル浦島さんの大洞窟風呂、忘帰洞です。
「帰るのを忘れさせるほど」ということで、忘帰洞、です。
太平洋を目の前にして、荒波が打ち寄せる大きな洞窟そのものが、源泉温泉露天風呂になっているのです。
白濁の湯に浸かり、目の前の大海原、そして、寄せる荒波を心行くまで眺めるのです。
そこでは、心にどんな思いがわき上がってこようとも、終わることなくぶつかって白く砕ける波の映像と、その繰り返しされる荒波の激しい音が、勝手に打ち消してくれます。
更に、鼻や口から入ってくる強い硫黄臭は、どんな思いがわきがってこようとも覆ってしまい無かったものにしてくれるのです。
しばらくそこで瞑想です。
良いも悪いも私の湧きあがるどんな思いも無となるのです。
AllClear
忘帰洞では、そんな二重、三重の癒しへの施しを受け取ることができる場所でした。
自らの感じる機能、五感はすべて封鎖され、体も心も、自然との融合、一体化を迫られるパワフルさがそこにはありました。
後でおもったのですが、その迫力ある自然の施しは、癒着した日常との分断の時を与えてくれたのだと思います。
AllClearとは、
とどまることないよ、
次に進んでいいよ、
なんだと思います。
自然と意欲が湧いてくるはずです。
夕方、夜、そして、日の出時刻と、それぞれの時間の、素晴らしい自然の施しを繰り返し私は受けとったのです。
ずっと前から行きたかった所に行く、それは、素直に、自らの心の流れにのることなんだと思います。
そこには何か大きなギフトが待っています。
そして、その体験が新たな意欲を、もう1つのギフトとしても生じさせてくれるように思います。
意欲のある自分って、やっぱり気分いいです。
そして、ずっと前から行きたかった所は、その長い思いの分だけ、私たちの受けとる力も大きくしてくれています。
その大きな受け取る力を活かさない手はないですよね。
さあ、今こそあなたの前に進むタイミング、善は急げ、です。
みなさんの心の旅、流れにのったみなさんからのご連絡お待ちしております。
もちろん、旅は事前準備も大事です。まずは準備からのみなさんからのご連絡もお待ちしています。
今回は最後まで読んでいただき、ありがとうございました。