子育ての悩みは子供の年齢に関係なくつきまとうものかもしれません。
自己受容が進むと子供に対するイライラが減るのですが、そもそも自己受容とはどういう事なのでしょうか?
どのような自分でも認め受け入れる事なのですが、そんな自分は認められないと思う事がどうしてもあるものです。
そそっかしい自分でもOK・短気な自分でもOK・ちゃんとしていない自分でもOKなど自分をOKと思える部分が多いと、子供に対してイライラが減り優しく接する事が増えます。
ですがOKと思えない部分があるからこその悩みだと思います。
今回は自己受容する為のステップのお話をしたいと思います。
自己受容する為に
・子供との関係で何に悩んでいるのか?
子供の言動でイライラする気持ちにならない方は、殆どいないように思います。
子供の言動で何を悩み何でイライラしているのか、自分の心と向き合う事が自己受容へのステップの一つでもあります。
・自分が何を自己嫌悪・自己否定しているか?
自分に自己嫌悪・自己否定があると子供の言動からその気持ちを刺激され、イライラする気持ちになります。
子供の言動が自分の心の鏡のようになっている状態なのです。
それを心理学では「投影」と言います。
例えば、私は子供がダラダラしている姿を見ると、物凄いストレスでイライラしていました。
*学校に遅刻しそうなのに慌てる様子がない。
*さっさと宿題を済ませたらいいのに、全く慌てる様子もなくダラダラとTVを見ている。
私はダラダラしている自分はダメな人間と嫌悪していたので、ダラダラしている子供を見ると過度にイライラしていたのです。
貴方はどのような自分を嫌悪し否定していますか?
・自己嫌悪・自己否定し始めたのはいつ頃から?
産まれた瞬間からダメな人間だと、自己嫌悪・自己否定している方はいないと思います。
成長していく過程で家族など身近な方から、言われた言葉の影響が大きいかもしれません。
私は両親が共働きでしたので、小さい頃は祖父母が主に世話をしてくれていました。
祖父母の育て方は厳しく近所の方に挨拶しないと厳しく叱られ、食事の時肘をついていると手でたたかれたりしていました。
ちゃんとしなさいといつも監視されているように感じていましたし、私はちゃんとしていないから叱られる、だからもっとちゃんとしなければとずっと思っていました。
・自己嫌悪・自己否定している自分をどう思っていますか?
自己嫌悪・自己否定している自分を素晴らしいと思う方はいないと思います。
自分を自己嫌悪・自己否定している時多くの方は、そんな自分は良くないと自分自身を責めている状況だと思います。
何故自己嫌悪・自己否定してしまうのか自分自身の過去を振り返る事で、当時の自分を思い
どう感じていたのか考えてみましょう。
私はおばあちゃんに食事の時肘をつきながら食べていたら、物凄い剣幕で激怒され手をたたかれ怖かったし、近所の方に挨拶をしていないとおじいちゃんに厳しく叱られ怖かった気持ちがありました。
自分が何を自己嫌悪・自己否定しているのか気が付き、何故そうしてしまうのかその気持ちになる根本を導き出しその気持ちを労わる事で自己受容が育まれます。
私はおばあちゃんやおじいちゃんに怒られて怖かったなぁと、自分を労る事をしていくと、怖かった気持ちが和らいでいきました。
感情は感じ尽くす事で過去の辛かった気持ちが和らいでいきます。
怖かった気持ちが和らぐ事で、ダラダラしていても私自身が怒られるイメージが減り結果不思議な事ですが、子供がダラダラしていてもイライラする事が減っていきました。
全く子供に対してイライラしなくなったわけではありません。
ですがイライラする気持ちがかなり減ったのです。
*子育ては親育てとも言われています。
子育てに正解はなく何をどうすべきか何が正解なのか思い悩むもので、これで良かったのかと子供がいくつになっても思うものです。
ですが忘れずにいて欲しい事は親子共々笑顔でいて欲しい気持ちです。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
お互いに子育てを頑張りましょう!
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。