職場でのストレスによる悪循環から抜け出すには。

こんにちは、カウンセリングサービスの福野てるすけです。

カウンセリングでもお仕事のご相談を多く承ります。
その中でも最近、多いのが
「職場でのストレスが辛いんです。」
「最近、仕事の事を考えちゃって眠れない事が多いんです。」
「月曜に出社してみんなに挨拶するのも...」
などなどです。

現代社会というのはとてもストレスを感じやすい環境と言えるでしょう。
景気も低迷していますし、不安が溢れてくるようなニュースも増えています。
職場も同じでとてもストレスを抱えている方も多いのではないでしょうか。
じゃあこのストレスをどうやったら減らす事が出来るだろうか?
ストレスからの悪循環からどうやったら抜け出せるか?
今日はそんなお話が出来たらと思います。

ストレスを感じているのは心と言えるでしょう。
じゃあ心だけの問題かというとそうではありません。
頭(思考)や体、そして行動(パターン)に密接に互いに影響し合っています。
職場での簡単な例をあげますと以下のようになります。

(1) 職場の上司にいつもより雑に扱われた気がした。(思考/認知)
(2) すると悲しい/悔しい気持ちになった。(感情)
(3) 次の日その上司にいつもみたく挨拶出来なかった。(行動)
(4) そんな自分が嫌になり食欲がなくなり倦怠感が増した。(身体)

上記の事柄はそれぞれ密接に関係しているものです。
どれかが上手く行かないと、不調だとそれ以外の部分も不調に陥るといった悪循環が生まれやすくなります。
その悪循環から抜け出すには上記の要素のうち、どれかを変える事が望ましいのです。
じゃあ、上記のどの部分を変えるかというと、変えやすいところを変えるというのがポイントです。

どの部分が変えやすいと思いますか?
(2)の感情と(4)の身体は他の要素に比べると変える、コントロールは難しいでしょう。
落ち込んでいる時にすぐに楽しい気分になるのは難しいものですしね
今回のお話では(3)の行動を変えてみるという事をお勧めします。
ただ、そうは言っても行動自体、自分の癖やパターンから来ているものも多いので自分独りでは簡単ではないケースもありますし、どうすればいいかわからない事も多いでしょう。

そんな時は自分のお手本となる人を見つける事をお勧めします。
職場のケースだと自分から見て
「あの人、周りの人とコミュニケーション取るのが上手いな。」
「あの人はみんなから頼りにされているな。」
などといった、自分より上手くやっている、そんな方を見つけます。
もし、同じ職場に居ないのであればドラマや映画の中に見つけても構いません。
(できれば身近な方の方がいいでしょう)
そして、悪循環に陥りそうなとき、悪循環にはまってしまった時にあの人ならこんな時にどう行動するかな?
あの人ならどんな風に周りの人と関わるかな?とイメージします。
すると、自分が取ってきた方法や行動以外の選択肢が増えます。
選択肢が増えるとそうでない時に比べて格段に行動に移しやすくなります。
そして実際に今までとは違う行動を少しづつ取れるようになってくると行動は思考、身体、感情とも密接に関係しあっているのでそれらにも変化が出てきます。
すると悪循環から抜け出しやすくなってきます。

上記の事柄は実際に“認知行動療法”の手法の一部で言葉だと難しそうに感じますが上記の例を見ていただくとそうでは無いのがわかるのではないのでしょうか?

悪循環から抜け出す。
そのためにはお手本となる人を見つけて少しづつその人のやり方を取り言える

よかったら今日のお話を参考にしてみてくださいね。
最後までお読み頂いて
ありがとうございました

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、夫婦問題(不倫、浮気、セックスレス、離婚)、人間関係の問題を扱うのを得意とする。 どんな事でも受け入れてもらえる、話して楽になった、理論的な視点がわかりやすいと定評である。 自信の経験をもとに、過去の傷を癒し、本来の自分、魅力を取り戻すカウンセリングを軸としている。