子供を持つという事は当たり前の事ですが、親になるという事で親として初めての経験を沢山します。
人は知らない事に対して不安に思い、潜在意識には怖い気持ちがあります。
ですから親として色々な事が不安になり怖い気持ちになる事は、誰しもが感じる気持ちだと思います。
最初から安心を感じて子育てが出来る方は殆どいないと思います。
戸惑いながら右往左往しながら親になっていくものだと思います。
親としてどうしたら良いのか、常に選択をする事は結構な重責ですが、子供はどんどん成長していきます。
子育てを通じて親になる事への不安の乗り越え方を、今日はお伝えしたいと思います。
子育ての不安は親として当然の心理
▪幼少期の不安
夜泣きが激しい・子供の体重が増えない・月齢並みの成長がないなど、言葉を話せない子供に対して右往左往してしまい、どうすべきか不安に思う事は至極当然の心理です。
専門家に相談しても様子を見ましょうと言われ、不安な気持ちは収まらず気休めにしか思えないものかもしれません。
このままいつまで夜泣きが続くのか。。。
このまま体重が増えないのか。。。
まだお座りが出来ない。。
などなど色々な事を不安に思うあまり、子供をじっくり見て育てる余裕が私にはありませんでした。
今振り返って思う事は、この不安は私が作り出した幻想で同じ状況のままでいる事は無かったのですが、そうは思えないからこその不安なのかもしれません。
まずは自分が何を不安に思っているのか少し整理してみませんか?
そして気休めだと思うかもしれませんが、自分が不安になっている気持ちを誰かに聞いて貰う事は貴方にとってとても大事な事です。
人は知らないという事はとても心配で不安で怖い気持ちになるものです
子育ての経験が初めてで知らない事だらけという事は、とても怖い気持ちになるものかもしれません。
子供が何人いようとも一人として同じ子供はいないので、怖い気持ちはあるように思います。
ですがそれは自分だけが特別ではなく、誰しもが思う気持ちであるという事を知識として心得ておきましょう。
子育てをしていると子供と過ごす時間が日常の大半をしめます。
周りの方とじっくり話す時間が取れないので、自分の中で自己完結してしまう傾向があります。
不安な時は不安になる要素のものが目に留まったり気になったりして、過度に反応してしまうものです。
親としての違和感は大切な事ですが、過度に不安になっているかは自分ではわからないものです。
そのような時はネットなどの情報に振り回されていないのか自分でチェックしてもいいですし、カウンセラーなどの専門家に話を聞いてもらうなど選択肢にいれてもいいと思います。
今を生きる
今を生きるって哲学的な思考かもしれません。
今を生きる事は過去を顧みて後悔する事ではなく、未来を想像して不安に思う事ではないのですが、全くもってそれが難しい事だからこそ今を生きられないのかもしれません。
過去を悔やむのではなくこれからどうすべきか後悔する気持ちからの学びとする、未来を創造し不安になるのではなく良き未来にするために考える事はとても素晴らしと思います。
ですが今生きている事にも意識を向ける事は大事な事のように思います。
私は子供を持つ事で命を授かりこの命を是が非でも守らなければならないと感じ、常に緊張状態でした。
最初の子供を流産し次に妊娠した子供も出産まで出血がとまらないという、とても不安な日々を過ごしていたので命に対する過度な不安がありました。
子供が病気をしたりケガをしたりする度、私がなんとかしなければと無我夢中で子供と過ごしていました。
そのような子育てだったので心に余裕が全くなく、子供が寝返りをしても初めて言葉を言っても、感動する気持ちにはなっていなかったのです。
それは今を生きていなかったからのように思います。
*
子育てに正解はなくこれで良かったのかと思える時までには時間がかかるものです。
ですが無駄な事など一つもないと心理学では言っています。
自分に起きる出来事は偶然ではなく必然であるとも言われています。
貴方が問題に思い不安に感じる出来事は、貴方の心が成長する為に必要な事なのかもしれません。
貴方の子育て応援しております。
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。