こんばんは
神戸メンタルサービスの平です。
独身女性の中には、縁結びのお守りや、恋愛運アップのパワーストーン、それから、エネルギースポットやパワースポットなどが大好きという人も多いようです。
一方、男性陣と言えば、そうしたものにあまり興味を示さないことが多いようですね。
男性心理のパターンとして、「目標設定をし、それを一つひとつ、どうやって攻略していくか」と考えることが非常に多いようです。
そして、そうした自立的な人は、縁だの赤い糸だの、わけのわからないものをあてにするよりも、目標はなんとか自分で仕留めていきたいわけです。
しかしながら、自立タイプの人には弱点があります。
それは、「自分の限界がすべての限界であり、自力で達成できないことのすべてをあきらめてしまう」ということです。
それに対し、女性たちには、縁であろうが、パワーであろうが、神様であろうが、「自分以外の力にすがってでも、なんとかして目標を達成したい」という意欲があるようなのです。
つまり、私たち男性にはあきらめやすい傾向があるのに対し、女性のみなさんは、「答えややり方が見えなくたって、なんとかなるのではないか」という強い信念をいつももつことができるわけです。
また、私たち男性は、ものごとがうまくいかないときに、「ネガティブな感情を感じること」をとてもいやがります。
たとえば、戦国時代や世界大戦の時代、負けいくさになったときによく見られた男性心理に、「最後の一兵まで戦い、敵にひと泡吹かせて玉砕するのだ」というものがありました。
一見、かっこよく見えるのですが、別の見方をすれば、「どう考えても勝てないのだが、白旗を上げ、負けを認めるということができない」ということであるわけです。
「そんなみじめな思いをするぐらいなら、死んでしまい、そのネガティブな感情を感じないようにしたい」ということです。
また、「男はよく嘘をつく」というのも、ネガティブな感情を感じたくないからというのがその原因であるようです。
しかしながら、女性には、できないことを受け入れることのできる強さや、ネガティブな感情を理解する寛容さがあるようです。
うまくいかないことがあると、私たち男性は早々にあきらめようとする傾向があるのに対し、「なんとかなるわよ!」と明るく受け入れられるのは、圧倒的に女性たちであるわけです。
ちなみに、この、「なんとかなるわよ!」という言葉の裏側に、どんな心理があるのかというと、「きっと助けがやってくるわよ」とか、「きっと、神様がなんとかしてくれるはずよ」などという根拠のない信頼だったりすることも多いようです。
しかし、自立的な男性には、だれかが助けてくれるなどと考える余地がありません。
自分の限界がすべての限界だと感じているので、うまくいかないことがあると、「どうしようもない」とか「もう死ぬしかない」などと超ネガティブになってしまいます。
それは、どうも、「自分は愛されるにふさわしくないから、助けなどもやってこない」と思っているからでもあるようです。
さらに、男性の心理にはたえず競争があり、競争に勝つことで、自分の存在理由を作っているようなところもあります。そのため、女性に比べて、共有するという感覚も少ないようです。
女性のみなさんは、トイレ一つとっても連れだって行くことがよくあるようですが、私たち男性はみんなでトイレに行くということはあまりありません。
女性たちは、子どものころから、なぜか、共有するということや、チームを組むという才能があり、そして、それを下支えしているのが、信頼関係を築く力だといえそうです。
一方、男性陣は疑い深いがゆえに、自分一人ですべてをやっていこうという選択をするようです。
これは一部の女性にもあてはまるのですが、自立の傾向が強い人は、その心理の裏側にこの疑いがある場合が多く、そして、その疑い深さが、人との信頼関係を築きにくくするいちばん大きな要素となっていることが少なくないようです。
来週の恋愛心理学もお楽しみに!!