恋愛パターンのカギが愛情だとしたら? 〜親を助けたかった気持ちと価値に気づく〜

恋愛パターンを繰り返す背景には、親との関係が影響している場合があります。
例えば、子供の頃に親を助けたいと感じながらも、それが叶わず「自分には価値がない」と誤解してしまうことがで、無意識のうちに親に似たパートナーを選び、かつて果たせなかった思いを取り戻そうとする場合があります。
このことに気づき、自分の価値を受け入れていくことが、恋愛パターンを見直す一つのきっかけになります。

恋愛パターンのルーツが親を助けたい愛情にあるとしたら

恋愛パターンを繰り返すのには、きちんとした理由があります。

ネガティブなパターンの場合は、過去のネガティブな体験が元になっていることも多いですが、大切なのは「愛ゆえに」起こっているという視点を持つこと。

連載の最終回は、親との関係が元になっていること、それは親を助けたいという愛があるために、助けられなかった時に自分を責めて、価値がないと誤解してしまったことについてお伝えしていきます。

◇親に似ているパートナーを選んでいないだろうか?という視点を持ってみる

この連載では、具体的に3つの恋愛パターンを見てきました。

例1) 理想を追いかけてばかりの恋
例2)ダメンズや傷ついた女性ばかりを好きになる
例3)恋愛に依存してしまう

これらはカウンセリングでご相談を受けることがある恋愛パターンとして取り上げましたが、他にもいろいろなパターンがあります。

いずれも、このパターンを持つようになった原因は過去のネガティブな体験(例えば失恋など)が元になっていることが多いのですが、もっと古くは「親との関係」がその大元である場合だったりします。

親との関係と恋愛相手との関係については、深いものがあるのですが、まずは

「親に似ているパートナーを選んでいないだろうか?」という視点で見ていきましょう。

例えば、女性の場合を見た場合、父親が恋愛相手に似ているケースというのは結構あります。

この視点で上記の3つの恋愛パターンを見てみましょう。

例1) 理想を追いかけてばかりの恋
お父さんが完璧な人だったかもしれません。例えば、仕事で大成功していて抱擁力がある父、となると、パートナーが同じレベルの人でないとダメ!と思ってしまう場合があります。
逆に、父がすごすぎて、同じレベルにならなければならないという圧を感じて苦しかったりすると、仕事が長続きしない問題がある、みたいな正反対のタイプを選んでしまう場合もあります。

例2)ダメンズや傷ついた女性ばかりを好きになる
父が仕事をあまりしないとか、お酒ばかり飲んでいるとか、そんなタイプだったりすると、望んではいないはずなのに、無意識に同じタイプの人を選らんでしまう場合があります。

例3)恋愛に依存してしまう
例えば、父がとても厳しかったり、単身赴任で家にいなかったりして、お父さんに甘えられなかった、みたいなケースでは、同じタイプの彼を選ぶことで、甘えたかった思いを満たそうとする、なんてことも起こり得ます。

これは一例であって、ケースバイケースではあるのですが、例のように父と同じタイプの男性を恋愛相手に選んでしまう、ということが起こり得るのですね。

これは、自覚している場合もありますが、多くの場合は無意識に選んでいるので、そのことにはなかなか気づけなかったりします。

◇親に似たタイプの人を選ぶのは親を助けたかったという愛から

もし、親に似たタイプの人をパートナーに選ぶ傾向があるとしたら、その理由はどこにあるのでしょう。

わかりにくい話ですが、その理由の大きな一つは

「親に似たタイプの人を選ぶのは親を助けたかったという愛から」

であるとしたらどうでしょう。

子供は親のことが大好きで、最大の愛情を注ぎます。

その時、親が困っていたり苦しんでいたら、子供心に助けたいと感じるようです。

しかし、子供には経験も知識も力も小さいために、わかりやすく親を助けることができないと感じます。

そのことが、「親を助けられない自分は何の力も、価値もない」という誤解を生むことがあるのです。

すると、大人になってから、この思いを果たそうと、同じタイプの人をパートナーに選んで、その人を助けようとする、ということが起こる場合があるのですね。

このことが原因で、親に似たパートナーを選ぶ、同じ恋愛パターンを繰り返してしまう、ということが起こってしまうのです。

◇この思いを持つこと自体が愛のある証拠

子供というのは親にとって存在してくれるだけで癒しや救いになるものです。
何かをしなければ助けられないということはないのです。

しかし、親に余裕がない、何かの事情があると、そのことを真っ直ぐ表現できない場合もあります。

しかし、子供にとっては、それは気づくことができないもの。

もしかしたら、自分という存在が親を何かしら助けていたのかもしれない、と思ってみてください。

そして、もし「親を助けたいという愛があるために、助けられなかった時に自分を責めて、価値がない」と感じてしまったのだとしたら。

この思いは愛情と優しさがなければ持つことはありません。

この思い自体が愛のある証拠になるのです。

そんな風に自分のことを感じて大切に思ってあげてください。

このように感じてあげながら、だから、自分に価値がないというのは自分が自分にかけた悪い魔法、その誤解を解いてあげよう、と自らに語りかけてあげましょう。

親を助けられなかった思いを、パートナーでやり直す必要はないのです。

パートナーはあなたの親ではありません。
大切なあなたのパートナーなのです。

このことに気づきを持っておくことが、恋愛パターンを手放していく大きな力になります。

 

心理学講座4回シリーズ/同シリーズ記事はこちら
  1. 自分の恋愛パターンを知って今後のより良い恋愛に活かそう
  2. 恋愛パターンから紐解く、あなたの恋愛傾向と対策
  3. 恋愛に依存してしまう恋愛パターンを考える〜もし超自立が原因だとしたら?
  4. 恋愛パターンのカギが愛情だとしたら? 〜親を助けたかった気持ちと価値に気づく〜
この記事を書いたカウンセラー

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名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。