私たちは観念というものを持っています。
観念というのは“○○とは△△というものだ”とか“○○とは○○というべきだ”というもの。
実はこの観念がいろんな結果を作っているのです。
だとすると観念が変われば結果を変えられるということ!
観念を手放すことで幸せな結果を手に入れましょう。
私たちは観念というものを持っています。
観念というのは“○○とは△△というものだ”とか“○○とは××というべきだ”というもの。
例えば、“男は泣くべきでない”というものもその一つ。
しかし、“男は泣くべきでない”と思っている人もいれば、“男も泣いてもいい”と思っている人もいます。
そうです!
観念というものは人それぞれ持っているものが違うのですね。
実はこの観念がいろんな結果を作っているのです!!
どういうことかと言いますと・・・。
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例えば、“自分のことは自分でするべき”という観念を持っているAさんという人がいたとします。
そのAさんが仕事をたくさん抱えており自分一人では仕事の締め切りに間に合いそうもなく同僚に手伝ってもらったとします。
Aさんは“自分のことは自分でするべき”という観念があるので、自分のことは自分でするべきなのに自分でできなかったという認知が働きます。
すると『自分ってダメだなぁ・・・』という自己嫌悪が生まれるという結果を招きます。
しかし“自分のことは自分でするべき”という観念を持っていない人が同じ出来事を経験したらどうなるのでしょう?
例えば“困った時は遠慮せずに人に頼るべきだ”という観念を持っている人が同じ出来事を経験したとします。
“困った時は遠慮せずに人に頼るべきだ”という観念があるので、頼って助けてもらったことはそのシーンで取るべき行動をとったという認知になります。
すると事故嫌悪は生まれず「手伝ってもらえて良かった」という結果を招くわけです。
このことから同じ出来事でも観念によって得る結果が変わるわけです。
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私のカウンセリングではクライエントさんに“その観念がネガティブな体験を作っているようなので今持っている観念を手放していきませんか”という提案をさせていただくことがあります。
例えば、“自分のことは自分でする”という観念を持っているAさんの場合でしたら自分のことは自分でするという観念がネガティブな体験を作っているようなのでその観念を手放していきましょうという提案をさせていただきます。
それは“自分のことは自分でする”というのを無くしてしまい、自分のことは自分でしなくていいと思っていくというわけではありません。
“自分のことは自分でする”という固執した思いを、 ”必ずしも自分のことは自分ですると思わずに時と場合によっては出来ないことがあってもいいかもしれない”とか“自分のことは自分でできればいいけど頼ることがあってもいい”などのように緩めていきせんか?という提案なんです。
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★観念の手放し前
・起こった出来事
仕事の締め切りに間に合わず手伝って貰った。
↓
・観念が働く(自分のことは自分でするべき)
自分のことは自分でするべきにも関わらずそうではできなかった。
↓
・結果
自分ってダメだなぁ・・・
☆観念の手放し後
・起こった出来事
仕事の締め切りに間に合わず手伝って貰った。
↓
・観念が働く(自分のことは自分でできればいいけど頼ることがあってもいい)
自分のことは自分でできればいいけど頼ることがあってもいいので頼った。
↓
・結果
助けてもらって良かったなぁ~。
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先ほど書いたように持っている観念で得る結果が変わるわけですので、観念を手放すことで得る結果が変わってきます。
Aさんが持っている観念がAさんにとって幸せをを得ていない観念ならば手放して行きましょうという提案をさせていただくのですね。
そうして幸せな結果に変えていくのです。
あなたが持っている観念があなたにとって幸せな結果をもたらしていないものであれば、その観念を手放すことにチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。
そして幸せな結果を得て下さいネ。
(完)