幸せになる許可のススメ(2)～心理的なブロックが幸せを阻むケース～

私たちは幸せを望んでいながら、深層心理的にそれに抵抗するような心理を同時に持つことがあります。

この心理的な抵抗感が幸せや成功をブロックするものとなり、幸せや成功がスムーズに手にはいらなくなるのです。
そのケースをご紹介したいと思います。

私たちは幸せを望んでいながら、深層心理的にそれに抵抗するような心理を同時に持つことがあります。
この心理的な抵抗感が幸せや成功をブロックするものとなり、幸せや成功がスムーズに手にはいらなくなるのです。

今回はその例をあげてみますね。

心理的ブロックのせいで幸せがスムーズにはいってこないＡ子さんの例

例えば『結婚を手に入れ幸せになりたい！』と望んでいるＡ子さんという独身女性がいたとします。
そう望んでいながらもＡ子さんには同時に深層心理的に結婚に関する抵抗感もあったとします。

『両親の結婚生活を見ていると喧嘩ばかりだった。ああいう結婚になると地獄だな。ああなるのであれば結婚は嫌だなぁ・・・』などのような結婚への抵抗感を心の深いところに持っていたとします。

このような結婚への抵抗感が心のどこかにあると、この抵抗感が心理的なブロックとなり、結婚というチャンスがやってきた時にスムーズに手に入らなくしてしまうことがあるのです。

例えば、Ａ子さんがおつきあいをしている彼から結婚をにおわすような話がでたとします。

彼：「最近、僕の周りが結婚ラッシュなんだよね。ああいうのを見ると結婚っていいなぁと思うよ。Ａ子は結婚についてどう思っている？」
と、彼はチラリとＡ子さんの顔を伺うような目線を送る。

すると・・・

『結婚するには相手のことをもっと、もっと、もーーーーーっと良く見定めてからでないと』という思いがでてきて話題や雰囲気をそらすようなことをＡ子さんはしてしまうのでした。

結婚したいと思っていながら、自ら結婚のチャンスを壊してしまうようなことをしてしまい『トホホ・・・』と後で落ち込むＡ子さんなのでありました。

Ａ子さんの例え話は結婚を手に入れて幸せを望んでいながらも、心理的なブロックのせいでスムーズに結婚が入らないという話でした。

このように心理的なブロックがあることにより自らチャンスを壊してしまうというケースにカウンセリングではであうことがあります。

心理的ブロックのせいで幸せがスムーズにはいってこないＢ子さんの例

結婚をしたいと望んでいるのだが心理的なブロックが要因でスムーズに結婚が手に入らないという別のケースをご紹介します。 私のカウンセリングで時々出会うケースです。

既婚者との恋愛でお相手の方と別れてとても傷ついたＢ子さんはもう２度と既婚者と恋愛をしないと思いました。

『次は結婚できる人と恋愛するわ』と。

失恋の傷が癒え、次の恋に向けて頑張ろうとＢ子さんは出会いを求めたのでした。
そして恋活の結果『すてき～。いいわ～』と思ったお相手を見つけました。

しかし、それはまた既婚者でした。

既婚者の男性がＢ子さんに近づき口説いてきたのです。
その既婚者の男性にＢ子さんは『すてき～。いいわ～』と感じたのでした。

しかし、『奥さんも子供もいて私は結婚できないとわかっているのになぜ私はそういう人に惹かれるのだろう？』と自分の恋愛傾向に疑問を持ったＢ子さんはカウンセリングを使ってみました。

カウンセリングで分かったことはＢ子さんには結婚への恐れがありました。
『結婚後数年たつと夫の興味は子供にうつり、自分への興味は薄れていき、そしてさみしい人生になるのでは？』という結婚後もパートナーから興味を持ち続けられなくなることへの恐れがあったのです。

これが心理的なブロックになっていたのです。

この心理的なブロックのせいで既婚者ばかりを好きになっていたのです。

既婚者を好きになる限り結婚は手に入らないものの、結婚した後いずれ自分への興味は薄れていくかもしれないという恐怖の物語は回避できるからです。

この恐怖の物語を回避する為に、結婚の可能性がない既婚者を無意識的に選んでいたのでした。

Ａ子さんの例え話、Ｂ子さんの例え話は結婚という形のものがスムーズに手に入らないというケースであげましたが、結婚以外でも心理的なブロックが仕事上の成功、自由、楽しみ、パートナーなどなど様々な幸せを阻むことがあるのです。

なぜ幸せを阻むような心理的なブロックは作られるのでしょう？

それは・・・・・また次回をお楽しみください。

この記事を書いたカウンセラー