みなさんは、40代という年齢をどう感じられますか?
私は、今年に入って40歳になったばかりなのですが、私のイメージは
40代になると女性は、若さがなくなり衰えていく、
女としての人生も終わりかけ。
なぜかこんなネガティブことばかりを感じていました。
人によってさまざまですが、40代のになると子育ても一段落して、
そろそろ自分と向き合って、これからどんな風に楽しもうかと考えている人も
多いのではないでしょうか? 私もその一人です。
ところが、上の子供が手を離れ、「さて」と思ったときに、じゃあ
“何がしたいのか解らない”
“何をする事が楽しいのか解らない”
“何が好きなのかも解らない”
気がついてみると、自分自身の事なのに解らない事だらけになっていたのです。
子供が小さくて子育てに必死になっている時には、
この子達が大きくなったら「好きな事を思いっきりしたい!」というのが
私の励みになっていたのですが、いざ、それを目前にして何も解らない自分が
]いるとは、思ってもいませんでした。
思い返してみると私は、17歳で結婚・出産を経験していたため、
自分の時間を楽しむという事をあまりしてきませんでした。
それに加えて良い妻、良い母になろうと、誰が強制したわけでもないのに
その義務や役割を果たすことに必死になりすぎ勝手に自分を縛りつけ
イライラして日々の生活をこなしていた様に思います。
気がつくといつのまにか、何か物足りない寂しさの様なものを感じながら
何のために生きているのだろうと疑問や不安をかかえて、
30歳に、そして40歳を迎えようとしていました。
長い結婚生活の間に私自信、後藤みどりという存在をすっかり忘れてしまって
いたのかもしれません。
「このままではいやだ!」という思いから、37歳の時に自分を取り戻すとい
う作業をカウンセリングやセラピーを通して私はやってきました。
そして少しずつではありますが、自分に自信がもてるようになり、
自分の価値をみることができ、楽しむという心を取り戻す事が出来る様になり
ました。
そして私が、今40歳になって思う事は、
20代や30代の時とは違う、
自分が今まで家族や夫や子供達、自分以外の人のために尽くしてきたからこそ
得る事のできる自信、それを持って自分を表現できる年代なんだ!と言うこと
です。
私にはまだ小学生の子供もいます。
自分が自分らしく振舞うことや、したい事を自由にしていく事に対して、
以前だったら、役割を果たしていない様な罪悪感を感じていたかもしれません。
でも、今はそうは思いません。
母として妻として私に出来る事は、ただ家事や食事の用意をすることだけでな
く、好きな事をして自由な時間を楽しむ事で、楽で活き活きした母や妻という、
新しい新鮮な柔らかい風を家族の中に吹き込んであげる、そして“楽しむ”
という事を家族みんなで分かち合うのも大切な事なのではないでしょうか。
人生まだまだこれからです。
年をとって老いていく事に意識を向けるのでなく、
「これからどんな生き方をしていくのか」
やっと自分自身と向き合える様になった今だからこそ、
「自分がどう生きたいのか」感じる事ができるのではないでしょうか。
何かひとつでもいいです。
自分にとって楽しいと思える事を見つけてみませんか?
きっと忘れていた何かが甦ってくるかもしれませんよ。