日々のカウンンセリングの現場で、40代の女性のご相談の多くに「子育ても
終わり、旦那は相変わらず仕事に忙しく、私だけ取り残された気持ちになり毎
日が憂鬱です。。。」というようなお話をよくお伺いします。
私にも経験があるのですが、女性にとっての子育ては、まさに全身全霊をそそ
で・・・という言葉がバッチリあてはまりますよね。
赤ちゃんの頃は何度も起こされての授乳に始まり、「やっと歩いたぁ〜 初め
てしゃべった〜」 小学生に上がれば「運動会で早く走れるかな〜 この子は
勉強についていけるかな〜」リレーで一番にでもなれたもんなら 「ヤッター
ーーーッ!」と大喜び! 中学受験では「志望校に行けるのか・・」と心配し、
高校に上がる頃には反抗期との戦いで、まさに母親にとって、喜びも心配ごと
も、その大半が子供との関わりの中で感情が動かされてきたわけです。
自分の内側にあるエネルギーのすべてを傾けてきたといっても過言ではないで
すよね。母親というのは本当に偉大です。
ところが子供も成長し、子供たちはまるで一人で大きくなったような顔をして、
我が道を歩き出します。これは母親にとっては喜ばしくホッとすることでもあ
るのですが、その反面、自分の感情を大きく動かしてくれる対象がなくなって
しまうわけですから、とても寂しくなってしまいますよね。
母親にとって、自分の心を動かしてくれるものの大半が子供だったわけです。
ここで陥りやすい罠が、子供たちを心配し続けることによって、自分の人生の
退屈や虚しさをごまかしてしまうことってよくありがちです。
過干渉の母親の中に潜むブラックホールのようなものです。
でもその結果は、子供たちを自立できない大人にしてしまったり、きちんと自
立した子供にはうっとうしがられ嫌われてしまったり・・・
ドラマなどでよく耳にする「お母さんはあなたたちのためだけに生きてきたの
よ〜」これは子供にとっては重いですよね。
そんなことにならないためにも、引き際は(手放しどき)は大切です。
そしてポッカリ空いたブラックホールに、何を入れていくか。
カギはどれだけ自分の心が躍動(うれしい、楽しい、素敵〜、かわいい〜、ワ
クワクする〜)を感じれるかです!
私が自分の人生を一冊の本にしたら、結婚までの時代(生い立ちから主人に出
会うまで)が第一章、子育て期間が第二章、今の仕事に出会うプロセスが第三
章、そしてまさに今からの人生(40代)が第四章の始まりです!
子供から小娘になり、そして母親になりました。そして子育ても終わりに近づ
き、まさに今こそ大手を振って、山本真規子としての人生を謳歌出来るワケで
す。
もちろん妻であり、母親である私は変わりません。
でも、今までには取り入れにくかった、「私のワクワクのための人生」にエネ
ルギーを使っていけるのです。
「取り残された私」のチャンネルを「私に与えてあげる人生!」に切り替えれ
たら、ワクワクしませんか?
そして私の人生がしあわせであるためには、夫の存在は不可欠です。
子育て中、私のエネルギーの7〜8割は子供に注いできたわけですから、おそ
らく夫には2、3割ほどのエネルギーしか与えてこれなかったでしょう。。
でも、今からはしっかり夫と向き合っていこうと思っています。
夫が笑顔でしあわせでないと、私も心からの笑顔にはなれないですもんね^^
先日、結婚して初めて子供たちをおいて二人でバリ旅行に出かけました。
いざ出発する前日まで、仕事のだんどりがつかずの相変わらずのハラハラ状態
でした。(夫は仕事人間のため、仕事の都合でのドタキャンは数知れず・・・)
今までの私なら、「そんなに無理してまでいいよ・・」と納得もしていないの
にあきらめることはしょっちゅうでした。
口にこそ出さなくても「そんなに仕事が大事ならいいよー。どうせあなたにと
っては仕事が一番なんでしょっ!」てな具合に、まさにかもし出すエネルギー
はプンプン状態でした。
でも今回はかわいくこだわりました。
「二人でゆっくりしよ〜 リゾート楽しもうよ〜 あなたがもし行けなくても
私は友達誘って行くよ。でも私はあなたと行きたいねん」
強がらずに、素直な気持ちを伝えました。
そしてバリ島の一週間はまさにワクワクのかたまりで、見るもの、聞くもの、
食べるもの、それらすべてが新鮮で、まるで子供時代に戻ったようでした。
夫も終始ニコニコ顔。変に意地をはったり、遠慮せずに行きたいって言い続け
てよかったぁ〜
これからも夫を巻き込みながら、私の人生の第四章を色づけしていきたいと思
っています!
自分の人生をコーディネート出来るのは、自分しかいません。
読者のみなさんはどんな人生にしたいですか?