私ってほんとに愛されてるのかな?って思う事ありませんか。
当社では、この類の相談がとても多いので、本にまでなってしまいました。
人に愛されてるって思えなかったり、感じることができない時につぶやく一言
で、「どうせ私なんか〜」という言葉を使ったり、心の中で思う事ありません
か?怒ったり落ち込んだ時に、出てきそうな言葉です。
でも、そう言ってる自分は、
「どんな顔をし、どんな態度をとっているんだろう?」
って客観的に考えた事はありますか?そして、その影響が、
人間関係を悪化させているって知っているでしょうか?
◎悪循環な心理
「どうせ私なんか〜」って思う時、言葉を発する時、実は、
人に嫌気を与えたり、うんざりさせている事は間違いないと思います。
でもでも、こういう気持ちの時こそ、心の中で、
「私の気持ちをわかってよ。私の事をわかってくれる人はいないの?」と、
叫びたくなります。
そして、それをわかってくれる救世主を探したくなります。
話を聞いてくれる人を持つだけでも、救われると思います。
でも、その関係も「いつもいつもこんな話しばかりで申し訳ないナー」
という段階に進み、次に話しを聞いてくれる人を探す事にするか、
あるいは、新しい事にチャレンジする事を止めてしまうか、
さらには人との距離を持ってしまい、
自分の中で自分攻撃をするという心理体系が出来てしまいがちです。
そして、思い悩み気分が悪くなるほどまでになると、不思議なモノで、
「そんなことないよ、私だって、○○だから。」と、
少しは自分励ましの意識が出てきておしまいになったりします。
でもまた、何か起こると、このような一連の悪循環な心理が、
繰り返し始まってしまいます。
◎ 悪循環な心理を作るモノ
「どうせ私なんか〜」という言動や態度は、人に自分を愛させてあげないもの
の一つです。でも、この心理の下にあるモノは、
「私は愛される価値なんてない」というメッセージが隠れていて、
それをみんなに送っているのです。これは、自分が自分を愛していないので、
自分で自己愛が感じられず、自分をとってもひどく扱ってしまいいます。
そして、無意識的にですが、人からも、ひどく扱ってもらえるようにして、
その証明を創り出します。すると、どんなに家族や友人が自分を愛していても、
愛してくれようとしても、自分自身は、その愛を受け取れず、結果的には、
ひどい扱いを受けているように思ってしまいがちなようです。
あまりにひどい扱いを受ける事で、一連の出来事を、人にせいにしたくなる事
があります。
私も、未だに、理論的にはわかっていても、人にせいにして、自分を慰めて
みたくなる事があります。
ですが、実は、意識の奥底を見て行けば、物事の多くは、
「自分を自分でどのように扱っているか」という意識が、目の前に表れる状況
を創り出し、人生に反映させているようです。
そこで、「自己愛を高める」という意識を持つ事が、どんな困難な状況や人間
関係でも、問題を解決する早道になる事があります。
◎ 「自己愛を高める」には
先ずは、「どうせ私なんか〜」という口癖を止めましょう。
これは、心の中だけで思っていても、口に出す事と同じ事です。
口に出さなくとも、それは顔の表情や無意識的な態度に表れます。
もし、この口癖が出てきたら、「あー、私の口癖が出てきた」と、
自分で気づいて下さい。
そして、その度に、「こんなふうに自分を扱う事は、もう止めよう」と決め、
さらに「今まで、自分をこんなふうに扱ってゴメンね。」と、
自分に優しい声をかけてあげて下さい。
この作業は「どうせ私なんか〜」と同様、自分の価値を下げる口癖や言動に
有効です。
ぜひ、自分の価値を下げる自分用語を見つけてみるのも、
さらに自己愛を取り戻すことになるでしょう。
最近、自虐ネタが流行っているので、関西系の方や、このネタ大好きな方は、
個人的に更なる伝授をしますよー。
◎ 口癖を変える
口癖は、顔洗いや歯磨き同様、生活の一部になっています。癖というのは、
止めるのに少し時間を要します。何故なら、癖というのは、無意識的な意識
が作り出します。「どうしてこうなるの?」と思う時、それは、無意識の
意識が作用しているのです。
でも、無意識さえも、意識を変えることはできるのです。
先ずは、自分を愛させない口癖に気付く事から始めましょう。
さらには、人に愛される方向の口癖に変えられると、次第に生活が楽しくなる
のではないでしょうか。
例えば、「私は、私を愛しています。」と、朝起きた時に何度も何度も言う
口癖にしてみてはいかがでしょうか?
癖というのは、生活の一部になるまで慣れないものです。
でも、やっているうちに、癖はあたり前の事になってきます。
今、ここから、「無価値感」で悩む人生を卒業し、「自己愛」を当たり前の
ことにしてしまい、幸せで楽しく満ち足りた人生を送ってみましょう。
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