私達はみな凄いパワーを持っています。
残念ながら、その事に気づいていなかったり、
そのパワーを誤用している事も多いようです。
年齢を重ねていくと、
「だんだんパワーもなくなってきたわ」
と、お疲れ気味の時に出てくるフレーズが多く飛び出しがち。
これ、ほんとは間違ってるようです。
もし、パワーが落ちたと感じるなら、
そのパワーを誤用しているのかもしれません。
それは、こんな感じ。
「あの人ったらさ、空気が読めないのよ。全く何を考えているのかしら?」
「○○チャンのお母さんって、一体どういう人なのかしら?この間もね・・・」
こんな類の話は、一人以上のグループになると生まれているのでは?
人の悪口を言ったり、批判する時は、元気一杯、盛り上がりも最高潮。
こうして、親密感を作ったり、疎外感を生み出したり。
それから、一人の時は、
「なんで私がこんな目に合うんだろう?なんか悪い事したっけ?
あの人だってさ・・・」
「職場の人間関係って疲れる。違う仕事見つけたほうがいいかな?」
などなど、これまた、お悩みや不平不満がやまず。
私自身も、たくさんこんなふうに考え、悩みます。
でもでも、この全ては自己嫌悪なのです。
心理学では、自分の心の中を見つめる時、鏡の法則を使います。
人に見ている見方考え方感じ方に気づいて、自分の心を知るのです。
人に見る許せない像や性質は、実は自分の中で自己嫌悪してたり、
自分に固く固く禁止しているモノだったりします。
けれど、その心を優しく扱ってあげてないと、人を攻撃してしまうのです。
そして、その攻撃にパワーを使ってしまうばかり。
その攻撃の後には、疲労感とにがにがしい想いに襲われ、
より本当のパワーを失ったように感じるのです。
もし、こんな溢れるパワーを、正しい真の方向に向ければどうなるでしょう?
私達の心の中を覗くと、意識はこんなふうになっています。
真のパワー ← 今いる地点 → 誤のパワー
意識を、どちらの方向に向けるのか、本当は、それだけなのです。
パワーを誤用している方向に使っているなら、その度合いだけ、
真の方向にも進める力を持っているのです!!!
もちろん、この意識の作用は誰でも同じです。
「今さら、もうこんな考え方だし、あの人達と上手く付き合うには、
私のストレスを解消するには、これでいいのよ。」
と、開き直ったり、今さら変われないって諦めないで下さい。
勇気を出して、そこに参加しないで下さいませんか?
その一言をあえて飲み込んでもらえませんか?
そして、吐き出せる適正な場所や、人を選んで自分の心を見つめ、
真のパワーの使い方に意識を傾けて貰えませんか?
自分をいじめるのをやめて貰えませんか?
もっと真の声を聞き、語り、励ましあい、褒めあい、
成長し合える仲間作りにパワーを使っていきませんか?
その姿をその声を聞いている人がいます。
その集まりにその声に泣き震えている人がいます。
その存在を見て見ぬフリをしている子ども達がいます。
「ママ、どうして人の悪口を言うの?私の事も本当はそう思ってるの?」
純粋な子どもの心が傷ついています。
いつもの優しいママじゃない。どうしたのママ?
大人にとって気にする事もない当たり前の会話でも、
子供たちにとってみれば、不思議で不安でたまりません。
パワーの誤用は、不信感も生み出します。
やがて子ども達も、自然と、その間違った方法を習得し、
人間関係の在り方は時代をも巡るのです。
どうか真のパワーの方向に向かいますように!
真のパワーの力を知っていただけますように!!
もうこれ以上、自分の心の力を誤用するのをやめましょう。
それでも誤用の方向に向かう時、ぜひ相談してくださいね。
それこそカウンセラーの仕事です。
お待ちしています。
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