人間対人間~子育てを振り返るこのごろ。~

私は、とても早く結婚と出産を経験をしました。
わが、カウンセリングサービスのカウンセラーの中には
私よりも早くに結婚&子育てを経験したカウンセラーもおりますが
一般的に考えてみると、21歳で結婚をして22歳で子どもを産む
これは、とても早いのではないか?と思います。
上の娘は、この12/29で19歳になりました。
下の息子は、来年の6月に16歳になります。
なかなか、いっぱしの大きさになるわが子たち。


下の息子は、この春には高校受験を控えて、
落ち着かない毎日を過ごしていますが、
それでも、落ち着かないのは私のほうで、
本人はいたって、ノンキ!(に、見えます)ヤキモキする毎日です。
息子の背の高さは、私をとうに追い越しました。
私も結構、長身です。168cmの身長があるのですが、中3の息子は174cm
間もなく・・・見下ろされてしまうのではないか?と
嬉しいような、悔しいような感覚にいます。
子ども達が大きくなってくると、不思議な感覚を持つようになりました。
「いったいこの子達は、どこから来たんだろう?」
「誰が育てて、誰が産んだのだろう?」
もちろん、頭では、自分で産んで育てて、そうしてこうして大きくなってきた
その毎日は、とってもとっても理解しています。
子育ての中で、離婚と言う経験を積ませていただいて、
ここまで育ててくるまでに、大変なこともたくさんあったけど
自分一人でなく、多くの人たちの助けと、見守っていただいた温かさと
愛やつながりのなかで、大きくなっていってくれたこと。
十分に覚えていますが、それでも、おや?誰が産んだんだろう?
って感覚に襲われることがあります。
子どもを産んで、そうして小さかったわが子たち。
自分のひざと、自分のあごの間に、すっぽりと収まってきた子たち。
体力をたくさん使わないといけなくて、小さなその体には
見合わないほどのたくさんにパワーに振り回されていた日々。
だんだんと、手がかからなくなって、そうして、だんだんと
自分達の世界を構築していったわが子達。
小さかった頃の思い出って、本当に鮮明に覚えているのだけど
彼らが、小学校の高学年になるころから、
一緒に行動をする機会が減ってしまったのだなぁ~
なんて事を考えていました。
他の動物は、子どもの体から大人のニオイが出る頃には
親が子どもを攻撃して、巣から旅立たせるといいます。
動物の中で人間だけが、親離れ子離れをする時期に
「子ども側」から、親から離れようとするのですが
発達の心理学の中でも、きちんと反抗期を迎える子は
順調に成長してきた証だとも言われます。
そのころ、子どもが自分の世界を持って、そうして成長をして行く姿は
ちょっぴり寂しい気がしていました。
親に話すことが少なくなって、小さい頃には、保育所の先生のお話と
自分の子ども達の印象は、どれほど違いが無かったものが
学校で担任の先生から聞くわが子の話をは
「へぇ~そんな一面もあるのね?」と客観的に聞くことが多くなったり
自分で何でも出来るようなことを言うのだけど、
でも私からは、とっても危なかしくみえてしまったり。
ハラハラしながらも、口を出すことを我慢我慢とガマンしたり。
ガマンを仕切れなくて、ついつい口を出してしまったり。
でも、だからこそ、子ども達が懸命に大きくなって自分の世界を
構築していこうとする姿を応援したくて、心配するより信頼したくて
親は、いつまでもそばに居てやることが出来ない。
だから今、ちゃんと手を放してやろうって・・・
口を出しそうになるごとに、何度も何度も、自分に言い聞かせたり。
長い目で見たときには、心配して口を出してしまうよりも
失敗してもいいから、自分で考えて自分で行動することで
生き抜く力がつくことを信じようと想ったり。
そうして、頼りになる人を、親以外にたくさん持っていること
そんな事が、この子のこれからの人生の支えになっていくからって
自分で自分に言い聞かせてきたところって、たくさんあるなぁ~って思います
子どもにどうしても、目が向きがちになってる自分を
楽しいこと、自分のこれからの人生のために投入できる何かを
真剣に考えて取り組んでみたり、新しいお友達をたくさん作ったり。
自分に人生にしっかりと向き合うことが出来た時期でもありました。
今、振り返ってみると、この「誰が産んだん?」って感覚は
ああ・・・私が、この子達を1人の人間として認識してるからなんだ
と、納得することが出来ました。
よしよし、思春期の乗り越え方、結構、いい線いってるね!って・・・
自分で自分をほめてあげたりしました。(^_^)
最近では、また、子ども達が自分から、
自分の話をしてくれるようになってきました。
(中3の息子は、まだ、無愛想なこともありますが)
恋の話。アルバイトの話。学校の話。音楽の話。テレビの話。
これからの将来の話。友達の話。
以前よりも、ずっと、彼らの情報が入ってくるこのごろです。
鍋をつつきながら、娘と色んな話をすることが、楽しいなぁ~と感じます。
息子と一緒に、大好きな音楽活動の話をすることが、
楽しいなぁ~と感じます。
彼らもまた、私を親であると同時に、一人の信頼できる人間であると
認識してくれているように感じます。
親子であっても、人間対人間であること
一度、離れるから、作り上げていける関係性なのですね。
私自身が自分の親との関係において、40歳前に、やっと手に入れることが
出来た感覚なのですが、この子達との関係性では
こんなに早く手に入れれたことが嬉しいなぁ~と感じるこのごろです。
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