●男と女の違い〜Part2〜

世間ではポーッキーの日と呼ばれる11月11日は、私達夫婦の入籍記念日でした。
その日はちょっとおめかしをして、レストランで食事をして
「こうして今回も仲良しのままでいられてよかったね〜」と幸せな気分を満喫していたのですが・・・。
その二日後、つまらない事から久々のケンカが勃発しました!
お互い自分達の生活をより良くしていこう!ということで、私は忙しい夫を想い、気持ちよく家でくつろげるように家事に気合いを入れてがんばっていたんです。
逆に夫はその分、仕事に力を注ぐことでより良い生活をと思い、仕事にすごく集中していたんです。
でもお互いがんばればがんばる程、一緒に過ごす時間が減ってすれ違いが重なって、私は寂しいし、夫はへとへとに疲れてしまうしで、
「あれ??何の為にお互いがんばっていたんだろう??」と本末転倒の事態に陥ってしまっていました。
コミュニケーション不足と、男性と女性の考え方の違いがケンカの原因だったんです。
改めて、男性と女性の考え方って違うんだなぁと考えさせられました。
これは電話や面談カウンセリングでもよく聞くお話なんですね。
カップル(夫婦に限らず、恋人同士でも)が、よしお互いの為にもっとがんばっていこう!ということになった時、 一般的に女性は家事や育児をがんばって、家庭をよりくつろげる場所にしていこうとがんばります。
よりお互いが過ごす時間を増やして密接な関係になりたいと思うんですね。
そして、二人(家族)でもっと色んなことをしてみたい・・・。
今度の休日はどこに出掛けようかな?なんて想像を膨らませて幸せな気分になるんですね。
一方男性の方は、よしもっと稼いで彼女(家族)とより良い生活を送ろう!と仕事に精を出し始めるんです。
想像では、お金を貯めてどーんと旅行にでも行こう!と思ったりするんですが、仕事に精を出しているうちにどんどん仕事が増えて、気がつけば帰りも遅く、休日まで出勤するはめになっていたりして、どんどん疲れてきます。
でも彼女(家族)のため!とまた仕事をがんばって・・・。
気が付けば、すっかりすれ違いカップルになって、お互い不満で一杯だったりします。
こういう時、まず始めに女性側の不満が出てきます。
「どうしてより良い生活を望んでいるのに、彼(夫)は仕事ばっかりして私(家族)を放っておくんだろう?
きっと私(家庭)より、仕事の方が大事なんだ!」
そして彼(夫)に失望した分、態度も少しずつ冷たくそっけなくなっていきます。
一方男性側は、
「何だよ。俺がせっかく彼女(家族)の為に一生懸命仕事をがんばっているのに、その態度は何だ?
疲れているんだからもっとやさしくしてくれよ!」
という風になっていくんですね。
そしてお互いの事を思って・・・。というのが元々の理由だったのに、不満だけが積もっていって二人の仲がこじれていってしまうこともあります。
ここで大切になってくるのは、コミュニケーションなんです。
話し合いをすることで、当初の共通の目標を思い出すことが大切です。
さらに、お互いの為を思ってとっている行動や考え方の違いについて、お互いが理解し合う必要があるんですね。
「そっかー・・・。私(俺)のことを思ってそういう行動をしていたのか・・・。ただすれ違っていただけなんだ・・・。」
と理解し合うことができたら、急激に元のラブラブカップルに戻ることができます。
実際、離婚寸前まで仲がこじれてしまった夫婦が、深いコミュニケーションをしたことで劇的に仲良くなることがあるんです。
前回、私の夫が男と女の違いについてコラムを書きましたが、本当に挙げだしたらきりがないくらい、男性と女性の物の見方、考え方って違うんですね。
自分を基準にして、きっと相手はこう思っているに違いない!
と判断してしまうことで、誤解が生まれることって本当に多いんです。
よくカウンセリングでも、「相手が何を考えているか分からない・・。」というご相談を受けます。
まだまだ、女性も男性もお互いを知らない所がたくさんあるんですね。
私は妹しかいないので男性とお付き合いをしたり、社会に出て色んな男性と接するまでは、男性に関して誤解していた事が本当にたくさんありました。
お付き合いをするまでは、男性に関して自分の父親からしか学べなかったわけですから・・・。
例えば、うちの父親はお酒好きで甘いものがダメなので、男性というのはお酒が好きで、甘いものは苦手と思い込んでいたり、口下手だった父を見ていた私は話し好きな男性がいるなんて想像できなかったり、インテリアやファッションに無頓着だった父だったので、男性がインテリアやファッションに興味があって詳しかったりすると驚いたりと、私が勝手に男性に対して思い込んでいたことがたくさんありました。
皆さんも自分の持っている判断基準で、異性に対して思い込んでいることってありませんか?
「男性(女性)というのはこういうもの・・・。」という思い込みがあるとしたら、要注意です。
思い込みがある分、本当の相手の姿が見えなくなってしまいます。
でも、幾ら性別が違って物の見方や考え方が違っても、そこは人間同士。きちんとお互いを理解するようにコミュニケーションを図っていけば、分かり合えないことなんてないんです。
多くの男性は女性に比べると感情を感じたり、それを表現することが苦手です。
女性にとっては、始めからスイスイと思う通りに男性とコミュニケーションを図ることを期待するのは無理があります。
そこは女性が教えてあげる必要があるんですね。
女性も男性に話が通じやすいようなコミュニケーションの仕方を男性から学ぶ必要があります。
男性にいきなり感情論を持ち出すと、理解しにくい事が多いんです。
例えば、かつて私達夫婦がよくこういう言い争いをしていました。
彼がキレイな女性の友人とうれしそうに立ち話をしている場面に遭遇した時の事です。
私はムッとして、その女性と話し終わった彼と並んで歩き出します。
彼  「あれ?どうしたの?もしかして機嫌が悪い?」
私  「別に。」
彼  「一体どうしたの?」
   (俺何か悪いことしたかな・・?(焦る))
私  「何にもないって言ってるでしょ!(怒)」
   (何ようれしそーな顔して話してたくせに。何で私が怒ってるかくらい分かるでしょ!)
彼  「・・・。???」
   (どうしたんだろ??何でなんだ??)
−それから数時間経って−
私  「さっきは言わなかったけど、内心すごく腹が立ってたんだ。」
彼  「??何のこと?」
   ( えっ?いきなり何?一体いつの、何の事を話しているんだ?)
私  (とぼけたフリして、ごまかそうったてそうはいきません。)
   「さっきキレイな女の人とうれしそうに話ししてたでしょ。」
彼  「さっきって??もしかして友達の女の子のこと?うれしそうになんてしてないよ。」
   (本当に別に普通に話してただけなのにな・・・。)
こんなこっとってありませんか?
女性からすると、何をとぼけたり、ごまかしたりしているのよ!
と思ってしまうかもしれませんが、男性にしてみたら本当に分からなくって心の中は(?)で埋めつくされているんですね。
そして実際うれしそうな表情を浮かべていたとしても、彼本人はそれすら気付いていないことが多いんです。
(笑)
それくらい多くの女性は物事を感情的に捉えることが多いのですが、一方男性は物事を起こった事実のまま捉えていて、自分や相手の感情の変化にはあまり注目していないんです。
こいういう場合女性側は、いつ・どこで・誰と誰が・何をして、そしてこう感じた。と説明してあげる必要があります。
そして男性側は、彼女に攻撃されるのが恐ければ(笑)、彼女が一体何に対して、どういう気分だったかを理解してあげる必要があります。
本当に男と女の違いをあげるときりがないのですが、密なコミュニケーションを取ることで、誤解を解いていくこと、もっと分かり合えることは可能です。
相手を理解してみよう!という意欲がある時に、不必要なケンカが減っていきます。
そしてお互いの違いを楽しめるようになっていくんです。
より良いパートナーシップを目指してがんばっていきましょうね!
根本理加

この記事を書いたカウンセラー

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