この度めでたく、すばる舎より 『「女子校育ち」のための恋愛講座
ーどうして、男の人と話すと緊張しちゃうの?』が出版されました。
これも日頃応援してくださっている皆様方のおかげだと思っております。
本当にありがとうございます。
僕は昔から本が大好きなので、自分が執筆したものが本になったことを
とても嬉しく思っています。
これからもこうして本を作ったり、雑誌で執筆したりして行きたいなと
強く思います。
でも今回、『「女子校育ち」のための恋愛講座』が出版されて一番喜んでいるのは、
僕本人よりも母方の親戚一同かもしれません。
7月に同じすばる舎から『本当に愛されてるの?』が出版された時のことです。
発売日10日前、僕は母親に電話して
「7月11日に僕が書いた本が出ることになったねん。」と伝えました。
そして発売日から数日後、母親に出版された本をあげようと
『本当に愛されてるの?』を1冊持って実家に行ったんです。
母親に「本が出たからあげるわ〜」と差し出すと
「ありがとうな。でも、お母さんもう紀伊国屋まで行って買ってきたんやで。」
という答えが返ってきました。
さらに本棚を見ると何とまぁ、
『本当に愛されてるの?』が5冊も並んでいたのです!
と同時に心の中で『5冊買っても読むのは1冊やろ!?』
とツッコミを入れてしまいました。
「5冊も買ってどうするの?!」と僕が聞くと
「なんかの時に、5冊持っといたら人にあげれるでしょ?」とのこと。
『・・・なんかの時って何???』
そう思いましたが、ツッこむのはやめときました。
母親も自分の息子が本を出したことが相当嬉しかったんでしょうね。
こうも喜んでくれると、僕も息子として嬉しい限りです。
本を出したことは母親に直接何かしたわけではありませんが、
結果的には立派な親孝行になりました。
さらに母親の話を聞いていると、どうやら喜んでいるのは母親だけでは
ないらしいんですね。
母親は、母方の姉妹に電話をかけて本が出ることをふれまわったそうです。
すると親戚一同、「それはすごい!本を買わなければ!!」ということに
なったらしいんです。
母親の近所に住む僕のおばさんは、
発売日に近所中の本屋さんを回ったんですがどこにもなく、
わざわざ電車に乗って紀伊国屋まで買いに行ってくれたそうです。
それだけでも“そこまでしてくれるなんてすごいなー ”って思うんですが、
それだけではありませんでした。
次はおばさんの娘(つまり僕のいとこ)がもう一冊購入。
さらにおばさんの息子(つまりこれも僕のいとこ)が
「お母さん、後で読ませてなー」とおばさんに言うと、
「なに言うてんの、あんたも買い。」
そう言って子供一人につき1冊ずつ、買わせたらしいんです。
おばさんの分も合わせると、一家で合計3冊(!)買ってくれたということです。
・・・すごい。
また、和歌山に住んでいる別のおばさんも
発売と同時に近所の本屋さんに行ってくれたんですが、
見つからなかったため車を飛ばして市内中の本屋さんを回ってくれたそうです。
それでも見つからなかったので、今度は市外まで車を飛ばして
本屋さんをしらみつぶしに回ってくれたそうです。
後からわかったことなんですが、実は流通の都合で発売日当日には
和歌山にはまだ本が届いてなかったらしいんです。
もちろんおばさんはそんな事を知る由もなく、
丸一日和歌山で本屋さん巡りをしてくれたんです。
また別のおばさんは、自分の仕事先のお得意様に本の宣伝をして
行商をしてくれたそうです。
中でも知り合いの本屋さんでは
「じゃあ私の店がスポンサーになって、新聞に広告を出そう!」とまで
言ってくれたそうです。
このように、わが一族の喜びようは大変なものでした(笑)
こんなに喜んでくれるのは本当にありがたいことです。
“本当に僕は愛されてるんだなー!”ってしみじみ感じます。
今回の『「女子校育ち」のための恋愛講座』に関しても、発売日数ヶ月前から
母親に「次の本はいつ出るの?いつ?」と5回ほど聞かれてたんですね(笑)
次の本が出ることをすっごく楽しみにしてくれてたんでしょうね。
今回の本の出版も、わが一族あげて喜んでくれそうです。
新たな大騒動ネタができそうで楽しみです (^_^)
原裕輝