●男はひとりの女では物足りないの!?
●男は平気で浮気する!
●男はすぐウソをつく!
●男は何か言ったらすぐ黙る! だから何考えてるのか分からない!
●男はSEXのことばかり考える!
これは私が昔から、とても強く思っていたことでした。
だから恋愛がとっても下手でした。
人を好きになればいつも泣く、怒るを繰り返し、ふられるとすぐに「騙された!」と傷ついて、男性からの愛情を強く欲しいと願いながらも、上手に人を愛することも愛されることも出来ずにいました。
そのときは分からなかったんです。
どうしてこうなるのか。
そして分からないまま一人で悩んで、苦しんで出した結果は、
「男がこうだから!!」
という自分勝手な思いでした。
相手のせいにしちゃえば自分が楽になりますからね。だから、
「男なんて最低!」
ていう思いをいつも持っていて、それなのに男性の優しさを本当はとても欲していて・・・。
結局うまくいかず、好きな人が出来てもいつもふられる形に終わっていました。
「いい男なんていない!」
「優しい男なんて存在しない!」
「男はいつもはじめだけ! 釣った魚にえさはやらない!」
「男なんて大大大嫌い!!」
あるのはいつも恨みつらみ。どんな男性でも決してこころを許すことはありませんでした。
今書店にも並んであるたくさんの心理学の本によると、男性に対しての想いは、自分の「父親」が基本になると書かれてありますね。私自身それを痛感したんですね。
父親は私に暴力的だったし、とても私は憎んで、嫌いで、恐れて、
「愛してくれたことなんかないじゃない!!」
といつも怒っていましたから。
でもこれって気持ちは「子供」の状態なんですよね。
大人である、今の私の気持ちじゃないんですよ。
「お父さんは私を見てくれないの。寂しいよ。私が悪いの?」
愛されなかった想いをたくさん抱えた、子供の私が、愛されたいと思う人を目の前にすると、頻繁に現れるんです(これをインナーチャイルドっていうんですけどね。)。
だから初めて好きになった男性の前で、今の私でなく、この頃の子供が
「お父さんは私を見てくれないの。寂しいよ。私が悪いの?
だから、あなたは私を見てよ。愛してよ。寂しくさせないでよ!」
この想いを持って大暴れ。
自分の中で、これらの欲求が満たされないと思うと、相手にぶつけるんです。
相手の男性は、そんな私の昔の経験やそう考えてしまう気持ちなんて分からないし、私自身もあの頃自分のこころがそうなっているなんて分かりませんから、ただ「彼が悪い!」と判断してました。
今思えばそう考えて自分が悪いんだということを認めるのがつらくて、彼のせいにして逃げていたんですよね。
そしてこういう恋愛は、自分がこのこころの状態に気づきませんから、繰り返してしまうんです。
だからいつもいつも同じようなことで喧嘩して、ふられるばかり。傷つきたくなくて、
「男なんて最低だ!」
という勝手な答えを出し、自分自身の相手に対する態度を振り返ることなんてしませんでした。
だけど自分を守ることに必死になって、ふられて相手のせいにしている間に手に入れたものは、積み重なった恨みつらみ。幸せを手にすることは出来ません。私はそのことを「離婚」をしてようやく考えることになったんです。
「あの男もこの男も、結婚した相手さえ最低だった!
男ってこんな最低な人ばかりなの!?
じゃあ、私は幸せになんかなれないじゃん!
でも幸せな人はいる。離婚しない人はいる。
私もその人たちになりたい! そうなる方法を教えて欲しい!!」
そうして自分と向き合う作業を続けることになったんです。
その結果、始めに私が書いたたくさんの男性への怒り。
これは全く逆に覆されてしまいました。
●男はひとりの女では物足りないの!? →
○そのひとりの女性から欲しいもの(優しさなど)がもらえないから、誰か他の女性で補おうとしているだけ。そこには
「本当は好きな人に優しくされたいのに・・」という男性の寂しさがある。
○そのひとりの女性を失う怖さがある。彼女が自分からきっとそのうち去っていくだろうという強い思いを男性が持っていると、ひとりに絞ることが怖くてたくさんの女性と関わろうとする。
●男は平気で浮気する! →
○平気ではない。自ら楽しくて浮気する人はいない。
ただ寂しいだけ。好きな彼女にに理解をしてもらえなくて。好きな彼女に思いが伝わらなくて。もし、浮気をしてしまっても、そのことに対しての強い「罪悪感(俺はひどい男だ。ごめん! お前に愛してもらう資格はない!)」に襲われて、彼女から自ら離れるか、彼女を避けてしまわざるを得なくなってしまう。そしてその罪に耐えられなくなると、相手の女性に「お前が悪い!」と言い放ってしまう人も・・・。そして別れを言い出す人もいる。
●男はすぐウソをつく! →
○男性がウソをつくのは、今の幸せを守るため。
ここにも強い「罪悪感」がある。明らかにウソだとばれるようなことでも、今の幸せを失いたくない思いがあると、徹底してウソを通す。特に恋愛関係だと、パートナーを失いたくない思いから。
●男は何か言ったらすぐ黙る! だから何考えてるのか分からない! →
○特に男女間の喧嘩だとこれはよく起こるが、女性に比べて男性は、感情を感じるのがとても苦手。(悲しさやつらさを感じるのが、男らしくないや、女々しいなどの思いから嫌な人が多い。)だから喧嘩になったときや、つらいや悲しいを口にする、感情を伝えることを男性に言うと、男性の頭の中では、
「俺は責められているのか!?」
「どうやったら彼女がこれ以上傷つかないような言葉が言えるんだろう。。」
「なんて言ったら彼女に思いが伝わるのか・・・」
そんな思いでいっぱいになって、口にするのがとても怖くなるか、もしくは、どうしたら・・・の思いだけでぱんぱんになって、無力感に陥って何も言えなくなるか、人によっては時間をあげると、話す人もいるが、女性がその長い沈黙に耐えられない。
●男はSEXのことばかり考える!
男性にとってはSEXは特に「親密感」。普段感情を思い切り「感情を感じる」ということを禁止している男性にとって、SEXは唯一「気持ちいい!」という感情を爆発させれるもの。そして一番安心を得られる場所でもある。確かに十代から二十前後の男性にとっては、好奇心もあるものだが、それと同時に「こんなことばかり考えてしまう俺は、変態なのか!?」とも感じているもの。そして二十半ばからの男性にとっては、自分が唯一、苦手な言葉や感情を出さずに「愛情を伝えられるもの」。だからこそ、男性にとって、好きな人を見るとSEXによって、全身全霊で相手に愛情を伝えたいと思うもの。
これらは私自身が自分の中で納得できるようになったことです。
(男性によって、生き方や環境からとらえ方に多少違いは出てきます。
)
男が大嫌いだった時代の私には思ってもいないことでした。
私が勝手に持ってしまっていた「誤解」の部分です。
男も女も同じだったということが分かったんです。
ただ傷が深いといろんなところで自分を守らざるを得ない状態になって、相手を悪者にしてしまって逃げようとするのものだから、何でもかんでも
「相手が悪いんだ!」
って感じることで、自分を守っていたんだと思います。
だけど嫌でも分かってくるんですよね。
だっていつもいつも同じようなことが起きて、いつも同じようなセリフを相手に言われ、いつも同じような別れを繰り返す。
そうすると、おのずと「自分にも非があるんだ・・・。」と思わずにはいられなくなってしまいますからね。こうなるともう認めざるを得なくなって、ようやく自分に向き合おうとしたんです。
・・・長かったですね。気づくまで随分かかってしまいました。
だけど気づくとやることがいっぱいなんですよ。
変化したい思いもいっぱい。だからたくさん聞いて、とことん分かるまで理解しようと努力するから、ようやく抜けられたんです。
苦しかったしつらかったけど、その分私が長い間持っていた男性に対しての「誤解」は無くなりました。
だからこそ、今自分の旦那様の偉大さや、父親に対しての感謝。そして異性の仲間や友人の魅力的な部分を見れる自分になれたんです。
とてもとても男性嫌いだったのに、男好き(!?)になってしまいました。
今私の周りにいる旦那様以外の男性は、皆とても魅力的で、素敵な人たちばかりです。
そんなふうに評価できるようになった自分を、私は誇りに思います。
だけど、これは嫌いだった時期が長かったから、余計そう思うんですよね。
「私は男なんて信じられない! なんで男ってこうなのよ!!」
・・・と思ってしまっている女性の皆様。
私と一緒に男好き(ううむ・・!??)になりませんか?
男性への疑問をぶつけに来てくださること、大歓迎です!
ぜひカウンセラーを質問ぜめにしてくださいな。お待ちしております♪
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