みなさん、こんにちは。
とても暑い日が続いています。
この夏もライブに行っているか、ダラダラ過ごしているかの予感。
きのかずよです(^^;
このコラムの締め切りが父の日前、出るのが父の日後ということで、私の父
の話でもしようか思います。
私は父を、お父ちゃんと呼ぶのですが、その父は「ちゃん」付けしてあげる
ような、かわいいモノとは正反対の、ぶっちょう面で何を考えているかよく
分からない普段は無口、酒が入ると同じ事を何度も繰り返してしつこい、い
わゆるウザイ人です。
そんなお父ちゃんが、なぜか私は好きなのです。
きっといい思い出でもあるのだろう・・・
だから、この歳で「好き」と思えているのだろう・・・
いい思い出いい思い出・・・
とりあえず、思いつく思い出を(><)
幼稚園児・小学生の頃は、よく叩かれてましたね!
とにかく私は、親の言う事を聞かない子供でした。
先ずは母親が
「机の上片付けなさい!」
「洗濯物なおしなさい!」
「靴そろえなさい!」
「遊びに行く前に、掃除しなさ〜い」
母の怒りは、全くもって御尤もな事で、「勉強しなさい、宿題しなさい」
と言われ怒られた記憶はなく、人間が困ることなく生活する為の必要最低
限身につけて欲しいと、親が子供を思う気持ちからでて来る、いわゆる基
本の躾からくる怒りですよね。
しかし、そんな母の気持ちを微塵も分かってあげることなく、母をなめて
いた私。
母の言葉を無視して遊びに行って、帰ってきたらテレビ見て。。。そんな
日々を3ヶ月くらい過ごしていると、お父ちゃんが出てきます。
学校から帰ってきて、お父ちゃんがいると、いや、いる事を玄関を開ける
前になぜか察知すると
「うわぁっ、怒られる・・・」
と、身体が反応します。
なので、一緒に帰る友達に、
「カバン置いたら、すぐ迎えに来てな〜そっこーやで。」
と、頼み、ほんとに近所なので、5分と経たずに
「きのちゃ〜ん、遊ぼ〜」
と、来てくれるのですが、この5分の間に我が家で何が起こっているかと
言うと。。。
「ただいま〜。今日は○○ちゃんと遊びにいくねん。一輪車の練習せな
なぁ。」
と、わざとらしく遊びに行く事を伝える私。
そんな私を横目に、
「机の上片付けろ。そんな机で、どうやって勉強するねん」
と、言う父。
「え?勉強せーへんから、関係ないねん」
「物置にするために机買うたんちゃうぞ。遊びに行く前に片付けろ」
「○○ちゃん迎えに来る〜」
「来るまでにしろ」
「もう来る」
「なら遊びに行くな!!!」
「約束した〜」
「きのちゃ〜ん、遊ぼ〜」
「ホラ、来たやん」
と、逃げるように玄関に飛び出そうとした瞬間
バチン☆☆
箒の穂じゃない持ち手(竹)の部分で、可愛い私の太股を叩きます。
お分かりのように、誘いに来た友達の目の前で。
「いた〜い、何で叩くんよ。遊びに行くねん。誘いにきてるねん」
バチン☆★☆
「あほか、机の上片付けるまで、遊びに行くな言うてるやろ」
「いた〜い、うわぁ〜ん。いたぁ〜い。遊びに行く。○○ちゃん、ごめ
んな行くからな」
そんな状況を目の当たりにして私より友達の方が、引きますよね(^^;
「き、きのちゃん。。。机の上片付けるの、手伝ってあげる」
「そんなん、悪い〜」
「ううん。私片付け大好きやねん。得意やで!」
私達父娘は、全く他人の小学校1・2年生の子供に、ここまで気を使って
もらっていたようです
机の上の片付け、洋服ダンスの整理、グリーンスクールの準備を、こ
のような過程のもと、友達に手伝ってもらった事があると記憶していま
す。
お父ちゃんが怒る理由は、私自身一番知っていたにもかかわらず、叩か
れても叩
かれても、めげずに言う事を聞かず、太股のアザが消えかけた頃に、ま
た叩かれ、最長6ヶ月、太股に数本、長くて赤くて青くて黒いアザがくっ
きりとありました。
あ、今、太股が太すぎるのはそのせいかっ?
そのアザを友達は観察していた事もあるようです。
見せびらかしていた
私がきっといたのでしょう・・・。
私はこの頃から既に、学習能力が低かったようですね。
幼い頃からの叩かれぐせが付いてしまっているからなのか、私はよく叩
かれます。
中学生の時も、生徒会長だったのに先生に叩かれていました。
大学は、その感覚が完全マヒして、空手部なんぞに入部してたし。。。
カウンセリングを学んでいた頃(といっても、3年ぐらい前ですが)、師
匠に頭をよく叩かれていたようだし。癒しをウリにしているのに・・・。
それに対してどーとも思わない私というのも、「慣れとは恐ろしいもの
じゃ」と考えさせられます。
叩かれ体勢が取れているからかも。叩かれていいような受身をとっている
かも。
叩かれる準備をしているのかも。
と、ここの先輩に言われました。
これを長所として受け取るなら、私はお父ちゃんのおかげで『打たれ強
い』人間になった。ぐらいでしょうか。
幼なじみと喋ると、お父ちゃんの話が出てくる事があり、
「きのちゃんのお父ちゃん恐かったもんな〜。あ、今でも、三味線もっ
て自転車乗ってんの?」
「はぁ、乗ってるかもなぁ・・・」
私が言う事を聞かずに怒らしている以外は、父は、うれしがりなので、
友達に、家に遊びに来ても道で会っても、良く喋りかけてたので、今でも
友達の印象に残っているようです。
(ちょっとフォロー)
お父ちゃんとの思い出は、たっぷりあります。
どれもこれも、私の基礎は
ここで出来たかぁ〜と、思える、聞くも涙、語るも涙の話ばかりです。
上
の話も、普通は涙じゃないですか?
それでは、「父との思い出パート2」をいつか書きます。
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