こんにちは。宮古島から五十嵐かおるです。
9月になり、内地は少しずつ夏の勢いが落ち着いてきた頃でしょうか。
宮古島もやっと落ち着き・・・と書きたいところですが、まだまだとっても暑い夏のままです。
10月中旬くらいまで海にも入れる気候なので夏を満喫しきれなかった方、ぜひ日本の南の島へいらしてくださいね。
季節感も時間の感覚も以前とはだいぶ違う生活
気づいたらあっという間にここに来てから1年が過ぎていました。
思ったよりも便利で、生活するには十分な環境。
毎日見える青い海と大きくて澄んだ空があまりにもきれいで、感覚は充分に研ぎ澄まされています。
「人生ごと変わったでしょう」
たくさんの人が言ってくれます。
私も自分じゃなかったらそう思うでしょう。
でもここに来ることを決めて、実際に今までと全く違う環境に身を置いたからこそ自信を持って言えること。
「何も、変わらないんです。
」
見える景色が変わっても、仕事が変わっても、友達が変わっても。
ある部分では何も、変わってないんです。
気づけば以前の生活のコピーのような環境が出来上がっていて、その中で以前と同じ状態の自分自身に他人事のように感心しています。
ついつい頑張りすぎてしまう仕事。期待はされるのに、そこまではたどりつけないこと。どこか浮いてしまうこと。人は好きなのにグループに属せなくて、それでも寂しがり屋なこと。仲良くなれる人、助けてくれる人、苦手な人、誤解されやすい外見と内面。気に言ってもらえる男性、好きになる人との関係までも。
そこに居る人達は全く違うのに、よくこんなに同じ環境ができるものだなと笑ってしまうくらい。
もちろん、私という世界観の中でモノの見方や役割分担ができていて、そこに人間関係を当てはめているからなのはよくわかります。
場所が変わったからと言って、簡単に人間まで変わることはないんですよね。アタマではわかっていても、しっかりと経験して実感しました。
ただ、それに対して今までは「こうしなきゃいけないから」「ここに居なきゃいけないから」「あと少しの我慢だから」がたくさんあったので、それだけ仕事やお金や時間や環境や両親や友達や恋人や・・・「たくさんの何か」のせいにすることができていました。
でも今は「やりたいこと」「居たい場所」の中にいる。期限すら自分で決められる。なんといってもそれは全部自分が一番望んだ状態。自分が選択したことの結果がまるごと自分に返ってきているだけ。どこを探しても言い訳する対象がないんです。
何かのせいにすることができないんです。
嫌なら辞めてもいい、いつ帰ってもいい。誰にも何も言われない。
あれ、それって幸せなことじゃないのかしら?
もちろんそのはず。。。
ふと立ち止まることがあったら自問自答し、反省してどうするかをまた選択する。
変わりたいことは「否を認めて変わる」ことを決めます。
もしくは「こうである。」ことに腹をくくると決めます。
それは結構な覚悟がいることもありました。
今の選択がそのまま、未来の自分に直結します。
全部が自由な中での選択。後悔しても全部自分に返ってきます。
もしかしたらそれが「大きく変わったこと」なのかもしれません。
結局は「自分自身」なんだ。
ここに来て一番ふっきれた気がするのは、「言い訳できない環境」に身をおいているからかもしれないな、と思う今日この頃なのです。
五十嵐かおるのプロフィールへ>>>