普段何気に生活をしていると、 無意識に動かしている自分の体の
ことについて考えることってあまりないのではないでしょうか。
まさに私がそうでした。
そこで今回は普段気にせずに普通に行動してることがとても”ありがたい”こと
だったと再認識できたことを書かせて頂きますね。
去年末に帰省しようと駅までの道のりを歩いてたんですね。
すると、なんとなくですが、歩くたびに尾てい骨に違和感がある気がするんです。
気のせいかな?って最初は思ってたんです。
ですが、違和感は確実な痛みに変わり、右足の踵が地についたとたん、
尾てい骨にズキッと痛みが走るようになったんです。
「こ・・・ これは???」
「家をでる前に大掃除をしたし、筋でも違ったかな?」
そんなことを考えながら帰省したのですが、
右足を動かしたり力をいれると痛いんですよ。。。。。
力が入らないので、まともに立てなくて、
ズボンもパンツも靴下も立ったまま穿けないんです(笑)
動くと痛くて、つい口から「アイタタタ…」と漏れるので
情けないやらかっこ悪いやら(笑)
年末年始は痛くて 歩けないので、初詣も行けませんでした。
ええ。寝正月です。
そして、1週間たっても痛みは平行線のままだったので、
正月明けから開業されてる整骨院を見つけ いそいそと予約をとって、行ってみたんですね。
私は掃除の影響で筋が違っただけと思ってたので、
1時間も揉みほぐしてもらえばこの痛みは きれいに消えると思ってたんですが!
甘かった~。
更に炎症を悪化させてしまったようで
尾てい骨は勿論痛いのですが、夜中には体中も痛くなったんです。
そして、翌日。
この日から仕事始めなのに、一歩歩くだけで尾てい骨が激痛へと変化してました。
字で表すなら、 「ズキッ」から「ズキッ!!!」です。
それで、痛みの出ない歩き方を模索して色々試したんですよ。
普段歩く時って、地面に踵から着地して、体重を爪先に移動させる時にもう片方を踏み出しますよね?
「だったら踵から着地して痛いなら、爪先から着地してみたらどうだろう?」
と考えてやってみました。
「歩き辛い!痛いわ!」
「つま先からも痛いなら足の裏全体で着地したら?」
「やっぱり歩き辛い!!やっぱり痛い!!」
「右足を使って痛いならいっそのこと右足を使わず左足だけでけんけんする?」
「ムリムリムリムリ。」
ここまで来ると、「私は今までどんな風に歩いていたんだろうう?」
とすら考えてしまっていました。
気を抜くと、その瞬間「ズキッ!!!」とくるんです。
だからといって、座ると楽かと言うとそうでもないんですよ。
座る瞬間って結構足に力が入ってるんでね。
お尻が椅子に座るまで、足が支えているんだなって痛みがあって初めて知りました。
座ってからも、意識してないだけで足を全く動かさないことってないんですね。
普段意識しない行動が痛みによって意識させられるんです。
何をしても痛いので、仕事からの帰り道、もう、早く治したい一心で、
駅前の整骨院にすがる思いで入ってみたんです。
評判もしらないですが、痛みにはかえられず、受付に向かってみたんです。
ですが、受付が遠い!
いえ、本当は普通の距離のはずなんですよ。
ただ私が歩けないので、遠く感じたんです。
手だけが、気持ち先に出て受付に保険証を提示してました(笑)
閉店間際だったのと初診だったので、受付の人に
「今からできるか、確認するので待って下さいね」って言われたんですが、
後ろで施術してた男性が「腰痛いんちゃうか?座らせたって。 座るのもしんどかったら中の施術台に寝かせたって」っと
受付の人言って下さってる優しい声が聞こえます。
私は内心は、「すごい♪見ただけでわかるんや♪」と思いましたが、
「すみません。でも、痛いのは腰じゃなくて尾てい骨なんです・・・」
とも 思ってたんです。
なんでしょう。
この恥ずかしさ。
腰が痛いってなんとなくキレイな感じがするんです。
でも、尾てい骨が痛いんですって、笑いを取るつもりはないですけど、
なんとなく恥ずかしい気がしてならなかったんですよね。
結局私に下された診断名は
「ヘルニアから来る坐骨神経痛でしょう」でした。
坐骨神経痛・・・
神経痛かぁ。
何気に悲しい。
個人的主観なのですが、「尾てい骨」+「神経痛」は恥ずかしいものの
組み合わせなような気がします。
でも、私もアラフォーですので、こういった、体の不具合とは
これから上手に付き合って行かないといけないってことなんですよね。
しばらく、コルセットのお世話にもなり、毎日整骨院にも通い、
激痛からは解放されましたけど、まだまだ尾てい骨は痛いです。
ですが、この痛い経験から、普通に気にもとめず私たちがしていることって、
実は全てが、有難いことだったんだなと実感しました。
そう思うと自分の体に「ありがとう」って言いたくなったんです。
労ってなかったな~。
大切にしてあげたいな~って。
自分の体を労る強化月間を作ってみるのも大切なことだと思いました。
そして、普通にできていることって、本当はとても「有難いこと」だと
思ったので、「ありがとう」も言ってあげたくなって、
尾てい骨をさすりつつ「ありがとう」って言ってたんですけど、
冷静に考えるとこの姿っておマヌケですよね(笑)
皆さんもお体ご自愛くださいね。
仲石沙祥子のプロフィールへ>>>