心には、とっても不思議で、とっても便利な、 魔法のような力があります。
それは「想像すること」。
空想と想像は、似ているようで全然違います。
たとえば、友達とケンカをしてしまった場合。
「もっと自分のことをわかってくれる、こんな友達がほしいな」 と、
イメージを膨らませることは、空想です。
逆に「本当は、こんな風に仲良しでいたいな」 と、
”今ある状況”をもとにイメージすること、
そしてその状況を”どんな風にしたいのか?”を決めること、
それが想像です。
「こんな風になってしまったらどうしよう・・・?」と、
私たちはこの想像力を、
不安を掻き立てるような方向に、
使ってしまいがちです。
でも、そんな時こそ、想像力の持つ力を発揮するときです。
不安になるのは、その状況に対して、
自分はなにも出来ない・・・と感じているときです。
それは、
「過去に出来なかった」もしくは「したことがない」 のどちらかなんですね。
想像力のいいところ、
それは、 「出来ないかもしれない、でも、こうなったらいいな」の、
”こうなったらいいな”の部分を、あらかじめ練習できることです。
そして、その練習をすればするほど、
心は、その方向に向かって舵を取り出します。
まわりにいる人や、状況や物事、
そして自分自身に対しての、
”こうなったらいいな”を、
毎日、一回以上、想像してみましょう。
すると、”そうなるために出来ること”が、
たくさんあることが、とても明確になってきます。
from 源河 はるみ / counseling service