例えば初対面のような、あまり親しくない人と接した時、どのような表情を
すればいいのかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった時、好感をもってもらおうとして笑顔を作ろうとする気持ちは
とても自然なものですよね。
でもその笑顔を口で作ろうとすると悲惨です。
引きつった表情になってしまいます(笑)。
今回のエクササイズは、とても簡単です。
『目で微笑む』というフレーズを忘れないでください。ただそれだけです。
笑顔は口ではなく、目で作るんですね。
口は動かすことで笑顔の形を作ることができるけれど、目は笑顔の形を
作ることができない、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
はい、その通りです。
作る必要は無いんです。目で微笑もうという気持ちを持ってください。
人間の体の中で唯一、目だけは嘘をつくことが出来ないそうです。
自分自身の感情を素直に表してしまうのでしょうね。
恥ずかしがり屋さんは、人と目を合わせることができませんよね。
自分がどんなことを考えているのか、悟られてしまいそうな危機感を直感的に
感じているのかもしれません。
だったら、心の中で微笑む気持ちを持ちましょう。
そして、心の中で微笑む気持ちを、目に伝えましょう。
それが出来るようになった時、顔の表情はごく自然に、無意識のうちに
まったく違うものになります。
目の周りには笑顔の線ができ、顔全体の表情が明るくなりますよ。
もしも、どんな表情をしたら良いのかわからない、と感じるシチュエーションが
訪れてしまった時は、この『目で微笑む』という基本的な原則を思い出して
くださいね。
from 高橋 大