2月になると受験シーズンが本番を迎えます。例えば、これまでに模擬試験の
会場に行ってから、がんばって暗記したものが思い出せなかったり、緊張して
あがり気味で、もっとやれたのに、って悔しい思いをされたことはないでしょ
うか?
あるいは、試験会場に行くとたくさんの人がいて、周りの人は自分よりも勉強
やテストを解くのが得意そうな人たちばかりに見えた、なんて経験はありませ
んか?こうなると、ついつい人と自分をくらべてしまいますよね。
でも、いざ本番になった時に大切なこと、それは周りを気にせず、普段勉強し
てつけた力を発揮すること、、、と一口で言っても大変ですよね。今日は、受
験生のための、試験前の落ち着かない気持ちを、少しでもやわらげるためのエ
クササイズを御紹介します。
次のとおりにやってみてくださいね。
イメージの力を使います。目をつむりながら、受験される方が試験に無事合格
していくシーンを想像していきます。仮に、第一希望の志望校を受ける受験生
のあなたをAさん、Aさんをサポートされる方(親御さん、あるいは学校・予
備校・塾の先生など)をここでは代表1人に絞ってBさんとします。Aさんが
一番信頼してる方がいいでしょう。
ここからは、受験当日Aさんが試験会場にむかうところを思い浮かべてみてく
ださいね。BさんがAさんを送り出す時に、リラックスしながら笑顔で「周り
を気にせず落ち着いて最後まで試験問題を解こうね。あなたならできるよ、や
れるよ、大丈夫。」って送り出してあげてください。
会場についたAさんは、胸に手をあてて、ゆったりと気持ちをリラックスさせ
ます。そして、席について自分に言い聞かせます。「これまで勉強してきた自
分の力を出すことに集中しよう。僕(私)ならやれる。」って。
さて、試験が始まりました。問題量の多い科目、応用をきかせた科目、少し難
しい問題、そんな中にも基本やポイントをおさえた、ありとあらゆる問題が出
題されます。
一瞬、頭を抱え込みそうになります。しかし、そんな中でもAさん、あわてな
いで、落ち着いて「僕(私)ならできる。」と言い聞かせながら、問題を解い
ていきます。そんな所をイメージしてみて下さい。
そして、試験が終わりました。Aさんは「十分やった、もう悔いはない。」と
言ったすがすがしい表情で家に帰ります。とても満足そうです。
さあ、いよいよ合格発表の日です。AさんはBさん(*)と一緒に発表を見に
出かけます。発表の掲示板を見ると、Aさんの受験番号が、、、。
ありました!!
見事合格です。AさんとBさんがハイタッチで喜びをわかちあいます。「よく
がんばったね、おめでとう。」「ありがとう。」
こんな感じで受験日までの空いた時間や、休憩時間、お休み前に何度も思い浮
かべて、やってみて下さいね。
(*)イメージの世界なので、当日お見えにならない方でもOKです。受験さ
れた方が、一緒に喜びをわかちあいたい方の代表として、想像してみてくださ
い。
どうか試験当日、少しでも不安をやわらげて、落ち着いて問題が解けますよう
に、、、。
from 向井 康浩