皆さんは最近誰かに、誉められたことがありますか?
日本の文化なのでしょうか?僕自身小さい頃からあまり誉められた記憶は
少ないのですが、子供好きな祖父がいつも僕のことを誉めてくれました。
運動会にでたら 「なおとは、足が速いなあ。よくがんばったなあ」
スイミングを始めたら 「どれどれ、本当や ええ身体になってきたなあ」
僕の手を眺める度に 「なおとはいい手相してるなあ、出世するわ」
今から考えるとあまり根拠はないのですが・・(笑)
必ず僕の事を誉めてくれました。子供にとってはとっても嬉しいものです。
先日、そんな祖父を訪ねた時のことです。
TVの競馬中継に夢中の祖父の横で、退屈しのぎに鉛筆を削っていたのですが、
子供の頃のいたずら心が出てきて、鉛筆の塗料もきれいに削って裸にして
しまいました。(笑)
きっとおじいちゃんは軽く叱ってくれるのだろうと思い差し出すと・・
「 なおとは、根気があるなあ〜 」
・・・・・ あれ? 誉められたあ?
37歳の僕が、95歳のおじいちゃんに誉められた。
それも鉛筆をいたずらして(笑)
いくつになってもどんな事でも、誉められる認められると心は嬉しいです。
その後、時々仕事で行き詰まったり、何か問題が起こったとき。
その祖父の言葉が頭に浮かんできます。
「 なおとは、根気があるなああ 」
そんなひと言で、前に進めたりもう一度チャレンジできるものです。
前置きが長くなってしまいましたが、
それでは、今年、成長しつづけるためにエクササイズを始めます。
●それでは、少しリラックスして静かに座ってくださいね。
今 僕達の胸の中には、
今年こんな風になりたい。
こんなものを手に入れたい。
この問題を解決したい。 と様々な目標や願いがありますよね。
今しばらく時間を取ってもう一度それを思い出してください。
●思い出せたら、今度はちょっと一年前の自分を思い出しましょう。
その頃の自分は、どんな問題を抱え、何を求めていたのでしょう?
一年前の私は何を感じ、どんな風になりたかったのでしょう?
あの時、何が欲しいと願っていたのでしょう?
一年前の状況や出来事を思い返すと、思い出す手助けになると思います
ゆっくり時間をかけて、思い出してくださいね。
思い出せたら、次へ進んでくださいね。
●去年と今年の自分の違いを探してみる
そうです。昨年悩んでいた自分と今の自分。
昨年手にしたいと思っていて、今あるもの。 探してみてください。
10個の目標があって8個手に入って無くても2個はあるはずです。
10個変わろうとしていて全部変わって無くても2個はあるはずです。
今の自分と過去の自分を比較してみたら必ず違いが見えてきます。
それが、僕達の成長したものです。
どんなに小さな変化でも良いです。
みつかるまで探し続けてください。
●認める。誉める。
自分の成長や手に出来たものが見えてきたら。
そんな自分を 認めてください 誉めてください。
「良くやったなあ」「がんばったなあ」「良かったなあ」
去年はこんなことが出来なかったのに今は出来ている。
去年気づいていなかったこんなことが今ははつきり気づいている。
こんな小さなことで、自分を認めたら自分がダメになってしまうとか。
本当の目標には届かないんじゃないかと言う疑問が出てきたら、
少し考えて見てください。
もし、自分の子供が幼稚園に行って、初めてお父さんのお母さんの顔を、
絵に描いてきたとしたら。
「全然似てないじゃないか」とか、「線がふにゃふにゃじゃないか」
「もっと、立体的にかかなきゃダメだろう」 って言いますか?
もし、どうしても認められないと言う気持ちがあるのなら、
あなたは、普段自分にそんなことを言ってるのではないですか?
もし、自分の子供がもっと成長して欲しいと願うなら、
「上手に描けたねえ」「お母さんすごく嬉しいよ」「また描いてね」
そんな言葉をかけてあげますよね。
僕達の本当の目的は、目標やふくらむ夢に向かって成長し続ける事です。
成長を止めることでも、夢や目標を断念することが目的ではないはずです。
自分がこれからも成長し続けるために、誉めてください。認めてください。
「良くやったなあ」「がんばったなあ」「成長したなあ」
●チャレンジ
自分を認めること、誉めることができたなら、
その 出来てる自分、成長している自分を時々おもいかえしてくださいね。
そして、ひとつチャレンジ出来るなら、そんな自分を人に伝えてください。
去年こんなものが欲しかったんだけど、これとこれは手にしてるのよね。
私はいつもこんな風に感じていたけれど今はこう感じれる様になったのよ。
昔はこんな事ばっかり考えてたけど、今の私はこんな風に考えられるわ。
成長したのよね って!
大人になった僕達には、もう責任を持って成長を見続けてくれる人は、
いないかも知れません。
だけど、これからは自分が自分の成長を見守り続けていきます。
僕達の心はあの幼いときの心とそう変わっては無いはずです。
どうすれば、僕達の心が前を見て歩み続けるのか、感じてみてください。
成長し続けるために、自分を認めて誉めてあげてください。
from 吉原 直人