ハグというのは、「抱擁」と訳されますが、外国の人が、あいさつの時に抱き
合うアレです。
日本ではあいさつでハグをする習慣がないので、余り日常で目にしたり体験す
ることが少ないかもしれません。
想像がつきにくいかもしれませんが、ハグをする(される)と気持ちいいので
す。
海外ではハグセラピーと呼ばれる癒しの方法として使われることもあるほど、
ハグには不思議な力があるようです。
そこで、今日ご紹介したいエクササイズは、ズバリ、「ハグをする」です。
ハグをすると、相手の体温や、鼓動や、いろいろなものを感じることができま
す。
体と体をくっつけることで、2人の距離はとても近く感じられます。(物理的に
すごく近い距離ですよね。)
この時に、ハグをすることよりも「感じること」に意識を向けてみましょう。
つながりや絆と呼ばれるものや、親密感というものも感じることができるかも
しれません。
ただ、街中で知らない人にいきなりハグをすると大変なことになってしまうの
で、今回は、イメージの中でハグをしてみましょう。
イメージの世界は自由な世界ですので、誰とでも好きなだけハグをすることが
できます。あなたの他に誰も見ていないので、恥ずかしくもありません。
心ゆくまでハグを楽しんでください。
さらに、イメージの世界ならではのものとして、つながりの部分もイメージし
てみましょうね。
<エクササイズの進め方>
・ハグをしたい人を1人思い浮かべましょう。
・軽く目を閉じて、その人を思い浮かべて見ましょう。
あなたとその人との間には、どれくらいの距離があるでしょうか?
(その距離が、2人の間の心理的距離になります)
・そして、あなたのハートから、金色の橋が相手のハートに届くようにイメー
ジしてみてください。
・金色の橋が相手のハートに届いたら、相手との距離はどれくらい近くなりま
すか?
※相手の人があなたの目の前に近づくまで繰り返してください。
・相手の人があなたの目の前まで近づいてきたら、今度は、金色の橋が、相手
のハートからあなたのハートに届くイメージをします。
・相手の橋があなたのハートに届いたら、その相手とハグをしましょう。
・そして、あなたの体と相手の体が一つに溶け合うイメージをします。
・完全に溶け合って一つになったら、ゆっくり目を開けてください。
いかがでしたか?
イメージしにくいようでしたら、ハグをしても大丈夫な人と、ハグをしても大
丈夫な場所で、実際にハグをしてみるとわかりやすいかもしれませんね。
from 木村 祥典