頑固さを手放す方法の次なるアプローチは、よく自立を手放すために紹介する「負けを認める」という方法。屈辱的な気分も伴いますが、その後は荷物を下ろしたような軽さや解放感を味わえます。
また、「ごめんなさい」と「ありがとう」のこみゅんけーションはとても基本的でパワフルな言葉。この言葉とうまく付き合うことで、あなたの人生はごっと変わるでしょう。
また、負けを認める、というアプローチもよく取り入れるセラピーです。
これは頑固さなど、自立を手放すときに有効なアプローチで、よく使います。(そして、根本さんは「ドS」だと言われたりします(笑))
例えば、目の前に「お父さん」がいると思ってください。
そして、「私の負けでした」と告白してもらうんですね。
ものすごく屈辱的だったり、抵抗があったりすると思います。
そして、悔しくて、怒りに満ちた状態になるかもしれません。
でも、もしそれを感じられたとしたら、もうあなたは変化しています。新たな扉を開けています。
ガンコちゃんが最も嫌な感情、惨めさ、悔しさ、敗北感を感じてるわけですから、すでに新たな一歩を踏み出しているのです!
素晴らしいです!
そして、そのネガティブな気持ちが少し収まるころに、きっと気付くと思います。
少し軽くなっていることが、楽になっていることが。
ほんの少しかもしれません。
そうすると、あなたはその分だけガンコちゃんを手放せたのです。
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「ごめんなさい」は大切なコミュニケーションです。
自分の過ちを認め、謝罪する意味だけでなく、謙虚さや素直さを呼び起こすカギとなり、あなたが抱えている罪悪感を解放してくれます。
すなわち、背中に乗せている荷物を軽くする言葉でもあるのです。
もし、あなたのお父さんがパパガンコちゃんで、あなたのガンコちゃんの“師匠”であるとすれば、最大の恩恵は、お父さんに対して「ごめんなさい」と言えたときに訪れます。
お父さんに対して負けを認めるだけでなく、謝罪し、許しを請うわけです。
しかし、それは“終戦”を意味する偉大な行動です。
平和をもたらすために、もう争いを辞めよう、という勇気ある選択なのです。
もちろん、相手はそれに応じるかどうかは分かりません。
そこはお父さんを信頼するほかありません。
でも、仮に謝罪を受け入れてもらえなかったとしても、あなたの心に平和はやってきます。
「ごめんなさい」という争いを辞める言葉には、あなたの“不戦の誓い”が含まれるからです。
他にも、あなたがガンコちゃんを発動して戦っている相手がいるとしたら、直接、あるいは、心の中で「ごめんなさい」を伝えて、不戦の誓いを結んでください。
脱力して気力を失うような気がする場合もありますが、それは戦いから解放された証拠。
あなたの心に平和が訪れた証です。
とても屈辱的な感じがして、惨めさでいっぱいになったとしても、平和な世界を創るための選択として、謝罪することはとても意味のあることなのです。
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そして、最後は「ありがとう」。
感謝の言葉で締めくくりましょう。
ラグビーの試合が終わるときに「ノーサイド」の笛が吹かれます。それまでは敵同士だったものが、その笛と同時に敵ではなく、ともに戦った仲間になろう、という意味があるそうです。
“戦友”ですね。
その戦いがあなたにもたらしたもの、ライバルとも言える、その相手がもたらしてくれたものに感謝し、受け取るとともに、平和な世界の実現に感謝を捧げるのです。
「お父さんがガンコでいてくれたお陰で、あなたが学んだことは何?」
争いの不毛さを学んだ、ということもあるかもしれませんが、論理的に物事を考えるようになったり、感情について多くを学んだりした点もあるかもしれません。
そうしたあなたが受け取ったものに対し、成長した点について、感謝してみましょう。
(完)