セックスレスから別居になり・・・

相談者名
AKI
 始めまして宜しくお願い致します。
現在私(29)は別居中の妻(29)と子(5)がおります。別居6ヶ月・結婚期間は7年継続中です。別居の理由でありますが、妻が私の事を子供出産後より「お父さん」または「パパ・ママ」(親子の関係)と思ってしまい、セックスレスになった事を私が理解できずに怒ってしまって別居となりました。
現在の妻の状況は、
1)私に会うのが怖い。子供がいても怖い。
2)もう信用できない、信じられない。
3)感性が違うから、もう別れたい。
4)私を病気と思っているから嫌だ。
といっておりまして、やはり妻との関りがが困難な状況にあります。
会話が出来ない状態ではないのですが、接触が困難な理由の一つには、妻と私の過去の時間の共有が出来ない状況にあります。妻曰く「余り思い出せない。」と言っております。(交際時・プロポーズ時・出産前後・育児中の一部)

私自身は、3年前より過敏性腸大腸炎や十二指腸潰瘍を患い。妻の家出の前後より「焦燥感による発汗・食欲不振・眩暈」等がでたので、胃腸科医師に紹介状を書いてもらい精神科に行って参りました。(処方:ミラドール・パキシル)週1回通院で1ヶ月ほどで精神的に一段落し、妻のことを相談してまいりましたが、医師は「関りについては、治療に奥さんを繋げなければ、貴方は関り様が無い。」と言われ、私としては困惑しております。今年より私は、より理解力を付けるために心理学部に編入し勉強を開始しておりますが、勉強すればするほど、対応できないと言う医師の言葉に重みを感じますが、、知識不足です。

現在、円満調停を申立て別居継続で話は進行していますが、今後妻を医療に繋げる方法が私には思いつかないだけに(妻の実母と養父が私を理解してくれずギクシャクしております。)子供が非常に心配でもあります。(子供とは、毎週会っております。)

さて、ここでご質問なのですが
①妻と私の付合っていた頃のストーリーを思い出させようとしても良いのか?
②妻は体を触れられるのを非常に嫌がっているのですが、触れても良いのか?(肩をポンと叩くとか等)
③通常の付合い始めの男女のように、アタックをしても良いのか?
④子供が妻を実家で避け緊張していると、実家の保育園より話があったのですが私が引取った場合、妻の精神状態を悪化させてしまうのでしょうか?

妻の状況・養育暦において、私として疑問視しているポイント。
ア 妻は1歳半で両親が離婚し、母方の祖母に小学校1年生まで育てられる。(母別居)そのご、小学校3年次に現在の養父の所に養女となり(弟が生れていた)妻は中学生まで養父と風呂に入っていた。
イ 出産後、毎月実家に長期帰省してしまう。妻も実母も何等疑問に思っていなかった。
ウ 癖として、「爪の皮を無意識に剥く為傷だらけ・記憶に無い痣を四六時中作る・食事中でさえボーとしている(口もあける)・何時もイライラしている(聴くと怒っていないと言って怒られる)・なんでも私に判断を仰ぐ(少々面倒です)・よく揺れている(貧乏ゆすりもある)
エ 男性の目が怖いからスカートが履けない(付合っている時は履いていました)・周りの人は私をどう思っているか解らないから、付合いたくない・挨拶しない・お茶を出さない・夫の前では記憶の飛躍が怖いからアルコールは飲めない(以前飲んだ時は別人のように明るく生き生きしていて良かったんですが、、)
オ 非常に知的な会話が可能であったり、非常に無知で会話にならない時が極端に生ずる。

カウンセラー
田村 厚志
AKIさん、こんにちは。
田村と申します。よろしくお願いいたします。

なぜ、誰も自分のことをわかってくれないんだろう?
このままじゃだめなのに!
という焦りがいっぱいあるように感じました。

奥さんやお子さんのこともご心配だとは思いますが、まずは、何事もAKIさんが資本と
なると思います。
あせらず、じっくり事に構えてあげてくださいね。

さて、奥さんの状態ですが、僕が思うに、下記のように、当然、通訳が必要と
なると思います。

1)私に会うのが怖い。子供がいても怖い。
⇒私のことを責めるから。

2)もう信用できない、信じられない。
⇒あなたを信じたかったのに。

3)感性が違うから、もう別れたい。
⇒あなたとは、いろんな事を共有できると思っていたのに。

4)私を病気と思っているから嫌だ。
⇒あなたなら、私を受け入れてくれると思っていたのに。

僕は、奥さんが、AKIさんにこう訴えたいと感じるのですが、
AKIさんは、どのようにお考えでしょうか?

> 会話が出来ない状態ではないのですが、接触が困難な理由の一つには、妻と私の過去の時間の
>共有が出来ない状況にあります。
>妻曰く「余り思い出せない。」と言っております。
>(交際時・プロポーズ時・出産前後・育児中の一部)

奥さんの中は、AKIさんに対する絶望と悲しみでいっぱいかもしれません。
だとしたら、それらの記憶は、奥さんにとってはよい思い出ではなくなってしまうことも
あります。とすると、あまり思い出したくはないかもしれません。

そんな中でも、昔の、ラブラブだったころの奥さんに戻ってほしいですよね。

ただ、旦那さんである、AKIさんから、思い出してあげてもいいと僕は思います。

あのとき、自分は奥さんに対してどう接していたのか?
別居する前、後はどうか?

そして、自分は、奥さんのどこに魅力を感じて、「この人と結婚したい」と
思ったのか?

>私自身は、3年前より過敏性腸大腸炎や十二指腸潰瘍を患い。妻の家出の前後より
>「焦燥感による発汗・食欲不振・眩暈」等がでたので、胃腸科医師に紹介状を書いて
>もらい精神科に行って参りました。・・・

昔、あったはずの幸せな感覚を取り戻したかったんですね。
一生懸命、勉強したのに、ぜんぜんわからんって感じは、昔、僕も一度経験しました。

> 現在、円満調停を申立て別居継続で話は進行していますが、今後妻を医療に繋げる方法が
>私には思いつかないだけに

これは、正直に、僕の感想を述べますが、奥さんの中には、病気、という自覚がない
わけですから、AKIさんがこの部分で努力をされても徒労に終わってしまう結果に
なるかもしれません。
AKIさんが最良と思われる方法も、奥さんにとっては最良とはならないわけですね。
こればかりは僕たち100人、人間が集まれば、100人の考え方、感じ方が
がありますから、当然のことかもしれません。

>(妻の実母と養父が私を理解してくれずギクシャクしております。)
>子供が非常に心配でもあります。(子供とは、毎週会っております。)

もし、奥さんのお父様、お母様のことで問題があるとしたら、大きくはコミュニケー
ションの不足、あるいは、実際のその取り方にあるかもしれません。

>①妻と私の付合っていた頃のストーリーを思い出させようとしても良いのか?
>②妻は体を触れられるのを非常に嫌がっているのですが、触れても良いのか?
>(肩をポンと叩くとか等)
>③通常の付合い始めの男女のように、アタックをしても良いのか?

難しいかもしれません。
奥さんの中の絶望と悲しみが、表面的にはAKIさんに対する嫌悪感として
出ているとしたら、やぶへびになるばかりだともいます。

>④子供が妻を実家で避け緊張していると、実家の保育園より話があったのですが私が引取った場合、妻の精神状態を悪化させてしまうのでしょうか?

本当にご心配だと思います。
もし、奥さんの心のよりどころがお子さんならば、確かに奥さんの精神状態は
悪化してしまうかもしれません。

ここでも、コミュニケーションの取りかた一つだと思います。

そこで、下記の部分ですが、

>妻の状況・養育暦において、私として疑問視しているポイント。
>ア 妻は1歳半で両親が離婚し、母方の祖母に小学校1年生まで育てられる。(母別居)そのご、小学校3年次に現在の養父の所に養女となり(弟が生れていた)妻は中学生まで養父と風呂に入っていた。
>イ 出産後、毎月実家に長期帰省してしまう。妻も実母も何等疑問に思っていなかった。
>ウ 癖として、「爪の皮を無意識に剥く為傷だらけ・記憶に無い痣を四六時中作る・食事中でさえボーとしている(口もあける)・何時もイライラしている(聴くと怒っていないと言って怒られる)・なんでも私に判断を仰ぐ(少々面倒です)・よく揺れている(貧乏ゆすりもある)
>エ 男性の目が怖いからスカートが履けない(付合っている時は履いていました)・周りの人は私をどう思っているか解らないから、付合いたくない・挨拶しない・お茶を出さない・夫の前では記憶の飛躍が怖いからアルコールは飲めない(以前飲んだ時は別人のように明るく生き生きしていて良かったんですが、、)
>オ 非常に知的な会話が可能であったり、非常に無知で会話にならない時が極端に生ずる。

ご相談を拝見して、特に、上記の部分、AKIさんからの見方を変えてあげれば、
AKIさん自身にとって、もっと楽に事がはこぶような気がします。

AKIさんにとっては、とても疑問な上記の点ですが、こんな疑問をぜひ、付け加えてあげてください。

「僕の奥さんは、そんな家庭環境でそだってきたりしているけれど、そんな人が求めているものは、
いったい何なんだろう?」

それは、確信して言えることですが、AKIさんが与えることのできるものです。
それは、「愛」でしかありません。
そして、多くの心の病を抱えてらっしゃる方の家族のみなさんが、全力で取り組まれている
ことの一つです。
「治療」では、奥さんは、愛を感じれないのかもしれません。
奥さんは、それを知っているのかもしれませんね。

そしてそれは、”AKIさん自身がほしいものの一つ”であり、AKIさん自身が、
「愛がなければ・・・・」と、心のどこかで思っているのかもしれません。
「愛されていた」ことを、AKIさん自身が思い出してあげれば、先に何度か述べた、
コミュニケーションも、もっと楽に、スムーズに取れることと思います。

奥さんを「治療してあげる」のは、奥さん次第です。
でも、奥さんを「愛してあげる」のは、今のAKIさんでもできるかもしれません。

治療法よりも、奥さんを愛してあげる方法をさがしてみませんか?
もちろん、AKIさんのできるやり方で。

心理学を使うとき、結論のさらに先をぜひ見てあげてください。
多くの場合、そこに答えがあります。

でも、AKIさんが、何らかの原因でいっぱいいっぱいだったりしたら、
とてもそんな余裕はないかもしれません。
もし、そんな風にいっぱいいっぱいなら、まず、それを解決してあげるのも
一つのステップかと思います。

AKIさんに、心の平安が訪れますように。

ご相談ありがとうございました。

田村 厚志

この記事を書いたカウンセラー

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