主人を受け入れることができない

相談者名
ちょこみ
初めまして、私は結婚8年目の32才の専業主婦です。こちらを知ってから、同じような悩みをお持ちの方がたくさんいらっしゃること、そしてその回答が私自身にも向けられているような気がして勇気付けられています。
私の悩みは、セックスレスです。結婚してもう8年目になるというのに、セックスをしたことがないのです。理由は私が彼を受け入れられないこと。最初のうちはキスくらいは出来たし、我慢して彼を受け入れようとしましたが、今では触られることすら嫌悪感を抱いています。彼のことを好きなのかと問われれば、「嫌いではない」なんだと思います。私は猛烈なアタックに半分根負けした気分で結婚しました。優しい人ではありますが、お金の使い方、友人との付き合い方、将来の夢など、価値観がことごとく合いません。いいところも沢山もっている人なのに、私は嫌いなところばかりを見て、口うるさい女になってしまいます。どこかでまだ私は、価値観の合う別の人を求めているのかもしれません。もし、経済的に自立さえできれば、離婚したいと思っているのかもしれません。子供が欲しい、でも、主人のことは受け入れられない。毎日今日こそは、主人に「抱いてみて」と言ってみようと思っていても、出来ないのです。主人はプライドが高すぎるよと嘆きます。。。自分のためにも、彼のためにも、離婚も考えましたが、主人からの返事はNO,いつまでも待つからというものでした。待つというのは、却ってツライです。もう6年くらい彼から求めてくることはなくなりました。私が変わらないといけないんだ、私が変わらないと、、、でも、何も出来ず一日一日年をとることが恐いです。離婚に踏み出す勇気もなく、前向きな行動も起こしていない、時々主人が仕事中に不幸に遭ったらいいのになどと恐ろしいことを考えてしまう自分が嫌いです。

こんな私に何か変わるきっかけがあったらと思い、投稿させていただきました。

カウンセラー
高野康子
ちょこみさん初めまして。 高野康子と申します。
お待たせしました。
ご相談して下さりありがとうございます。>私は結婚8年目の32才の専業主婦です。こちらを知ってから、同じような
>悩みをお持ちの方がたくさんいらっしゃること、そしてその回答が私自身にも
>向けられているような気がして勇気付けられています。

セックスレスの問題を抱える多くの人がそうであるように、ちょこみさんもパ-トナ-
を受け入れられずに苦しんできたのですね。
恐れが恐れを呼ぶ悪循環の中で「自分が変わらないと」って意識を持てた事は
それだけでとても素晴らしい事だと思います。

変化を求めているちょこみさんに、今最も必要な事とは何なのでしょう?

それは『自分に優しく』って目標を持つ事だと思いますよ。
セックスレスでご主人に対して申し訳ないな-と思っている間中ずっと、自分に
対する優しさを忘れていませんでしたか。

>いいところも沢山もっている人なのに、私は嫌いなところばかりを見て、口うる
>さい女になってしまいます。

これはご主人に対してだけでなく、ちょこみさん自身にも言えると思うのです。
ご主人に対して口うるさくしていた以上に、自分にはもっとひどい言葉を掛けてはい
なかったでしょうか。  それではせっかく頭では「変わらないと、、」と判断してい
ても心に力が入らなくて動くに動けなくなってしまいます。

なので、まずは今の状況で「自分は十分に良くやっている」という労りの言葉を掛
けてあげましょう。  何度でも、落ち着いてくるまで繰返し、ちょこみさんの張り詰
めたハ-トに声を届けてあげて下さい。

心に栄養が通ってくると今度は「十分に良くやっている…‥だけど、それプラス
こんなふうになったらもっと良くなる」の発想に行動がついていくようになります。

(‘問題’を‘課題’として捉えないようにする時期も変化と同じくらい大切ですよ)

そして心の静養がとれてきたなぁ~と感じられてきたら、それから『どう変化してい
きたいのか』を無理のないペ-スで考えていけたらいいと思います。

ご主人は「この世の中でちょこみさんの代わりになる人は居ない」と確信を持たれ
ているようですね。
そんなご主人を、原点に戻って「今後自分は、彼を‘嫌いではない’存在から‘好き’
な存在にしていきたいのかどうか?」ともう一度自分に問い掛けてみて下さい。

この段階でもしもご主人をもう一度生涯のパ-トナ-として選べたなら、今後の価値
観による溝を埋めていくプロセスも、セックスレスに対する応じ方も(動機が定まって
いる度合だけ)曖昧な場所から抜け出し易くなってきます。

>時々主人が仕事中に不幸に遭ったらいいのになどと恐ろしいことを考えてしまう
>自分が嫌いです。

それ程今はちょこみさんの心が休息を欲しがっているって事ですよ。

それは長い間どうする事も出来ない、身動きが取れない環境でストレスにさらされ続け
た心が「ドラマ(幻想)による変化」を引き寄せたに過ぎないのです。
ちょこみさんが本当に望んでいるのは『恐ろしい事』ではなくて『幸せな変化』の方
ではないでしょうか。

ちょこみさんの変化の願いはとても純粋なものです。
これはそれを証明する心の動きでしかないので心配は無用です。

本当にご主人の不幸を考えているちょこみさんなんて、どこにも居ませんからね(^-^)

今はとにかく心の栄養になるものを沢山吸収することだけを考えて
リラックスして毎日を過ごされることをお薦めします。

また機会がありましたらお話を聞かせて下さいね。  ありがとうございました。

高野 康子

この記事を書いたカウンセラー

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