セックスレス・夫に愛情がない

お互い子供のことは思っていますから、子供を犠牲にするような行動にでようとまでは思っていませんが、あまりにも悲しい仮面夫婦で乾いています。
私に非があるのでしょうか？お互いどのように努力してゆけばいいのでしょうか？

パートナー間で起こる問題は、決してほっぺさんだけに非があるわ
けではないんですよ。
どうしても「どっちが悪いのか！」って、加害者と被害者の立場を
作りがちですが、パートナーの問題はあくまでもお２人が生み出し
た問題なんです。
ですから、非があるとしたらほっぺさんと、ご主人との半分半分に
なります。
どうかご自分を責めないでくださいね。
これ以上責めてしまっては、ほっぺさんが可愛そうですよ。

> こんにちは。結婚して５年目で２歳の娘と夫と３人暮らしです。
> ここ２年間でセックスは殆どありません。
>
> 結婚してすぐ、夫に冷めてしまい、

ご結婚されてすぐに、そう思われてしまったのですね。
「この人を何で選んでしまったんだろう。」とか、「この結婚は失
敗だったのかもしれない。」とか、「これから先、この人とやって
いけるのか。」と、色んな思いの渦に飲み込まれてしまったことで
しょう。
まるで出口の無い、暗く長いトンネルにたった一人で迷い込んだか
のような、そんな思いだったのではないでしょうか。
そんなトンネルにも必ず出口はありますからご安心下さいね。
よく目を凝らして見てみると、一筋の光がさしているはずです。
その光を見失わないように、一歩一歩前に進んで行きましょうね。

では、ほっぺさんが何故ご主人に冷めてしまったのかを、理解する
ところから始めましょうね。

愛が冷めてしまう要因は沢山有りますが、＜パートナーに幻滅して
しまう＞と言うのもその要因の一つなんです。

>私は夫に対して「愛おしい」「かけがえがない」「大切」「尊敬で
きる」という感情が無くなりました。

結婚される前の恋人同士の時には、「愛おしい」「かけがえがない」
「大切」「尊敬できる」と、ご主人に心からそう思っていたんです
よね。そうです、あの時は。。。
相手のポジティブなところばかりが目立って、ネガティブなところ
は見ないようにしていたり、「まっ！いっかぁ」って大目に見て上
げられたりするんですよね。
この時期を＜ロマンス＞と呼びます。

そんなロマンスの時期も、残念なことにそう長くは続かないものな
んです。
時間が経つにつれ、前はとっても素敵に思えた相手の性格が、どん
どん気に障るようになるんですよね。
例えばですが、「夫の物静かなところに惹かれて結婚したのに、今
では退屈で物足りないわ。」って感じに変わってしまうんです。

ほっぺさん、ご主人と恋人同士の頃を思い出してみてもらえますか。
きっとほっぺさんにとって、ご主人は理想のパートナーだったんで
はないでしょうか。
ご主人なら、ほっぺさんには無いものを持っているし、この人とな
ら幸せな結婚生活を送れるって、そんな風に思われていたんではな
いでしょうか。
理想が高ければ高い程、期待って大きく大きく膨らみますものね。
なのに結婚生活が始まってみたら。。。「がっかり」
はっぺさんは、結婚生活にも、ご主人にも幻滅してしまったんでは
ないでしょうか。私にはそう感じてなりません。

>しかし、恋愛感情はいつかは薄れますから、夫婦が確かなものになれるよう、好きで居られるよう頑張りたいと思い何とか、妊娠、出産しましたが、

理想と現実のギャップに苦しみながらも、必死にこの５年間折り合
いを付けてこられた頑張りが、十分過ぎるほど私には伝わってきま
す。
「子供ができれば、何かがかわるかもしれない」「もう一度、恋人
同士の頃に戻れるかもしれない」そんなほっぺさんの願いが、小さ
な命に込められていたんではないでしょうか。

> やはり冷めた感情は変わることなく、今では「汚い」とまで思うようになってしまいました。（汚いと思うのは彼がアレルギー性鼻炎でよくくしゃみをするのですが、そのくしゃみが大嫌いで耐えられないからです。）

> そういう感情を持っていますから日常彼に対して思いやりのある言葉・行動にはなりにくく、所謂気をつかうことなく、自分の我ままに言いたいことを言い、行動してしまっています。

ここで、ほっぺさんに是非理解して頂きたいことがひとつあるんで
す。
それは「ほっぺさんの言動は、ご主人に愛して欲しい」と痛切に訴
えているんですよ。
ここには、相手を傷つければ優しくしてもらえると言う原則が隠れ
ているようです。
小さい頃をちょっと思い出してみてもらえますか。
幼児期って自分の欲求を言葉で伝えることってできませんよんね。
ミルクをもらえるまで、オムツを替えてもらえるまで泣き止まない
、これってごくごく普通のことですよね。
泣き叫べば「思い通りになった。」「親がかまってくれた。」「親
の愛を独占できた。」
幼いながらにそれを学んでいたんですね。
大人になった今でも、あの頃に成功したやり方を無意識にやってし
まうんです。

>彼の方は、そういう私の態度に不満を抱えながらも自分が爆発すると家庭が破滅すると分析していて自分が受けたストレスや不満を口にはしてきませんでしたが、昨日有ることがきっかけでもの凄い剣幕でキレ、大喧嘩になってしまいました。
> 彼の言い分は①自分はいつも我慢している、今日は感情的になってもいいだろう！②おまえが悪いんだ！何度言っても反省なんか絶対していない、とことんわからせてやる！③子供に普段感情的に対応することもあるから子供のその気持ちの仕返しをしてやる！
> というものでした。

そうですか、有ることがきっかけでご主人がキレたんですよね。
そこには、どんなキーワードがあったんでしょうか。
ほっぺさんにどんな態度を取られても我慢できたご主人が、何故我
慢できなかったんでしょうか。
この一瞬は、ご自分の痛みよりもご主人の痛みにフォーカスしてみ
てもらえますか。
そして、１日に１回、口に出さずに心の中でつぶやいてみてもらえ
ますか。「あなたを愛してます。」と。
このつぶやきって私自身も良く使う手法なんですが、結構いいんで
すよ。どうか試してみて下さいね。

> お互い子供のことは思っていますから、子供を犠牲にするような行動にでようとまでは思っていませんが、あまりにも悲しい仮面夫婦で乾いています。

お子さんは、どんなご両親を見て幸せと感じるでしょう。
幸せそうに笑っているお父さんとお母さんに抱きしめられた時「あ
～私産まれて来てよかった」って感じるんです。
逆に苦しんでいるお父さんとお母さんを見たら「あ～私産まれてこ
ない方が良かったのかもしれない」って感じてしまいます。
ほっぺさん、お子さんの為にでは無く、ご自分の為に幸せを選んで
もらえますか。
なぜなら、パートナー間が親密でいられる時、母親の愛情（＝母性
）は無限に広がるからなんです。

>お互いどのように努力してゆけばいいのでしょうか？

パートナーですからお互いの努力は必要不可欠です。
ですが、今のご主人に協力を求めるのは、チョット時期が早すぎる
ように思います。
先ずは、ほっぺさんが少しずつ変化していくことをお勧めします。
ご主人がほっぺさんの変化を感じ取った時、自然と何かが動きだす
ことでしょう。
パートナーは敵ではなく、誰よりも何よりもほっぺさんの生涯の味
方なんです。
ご主人とより良い関係を結ぶ為にも、今はご自分と向き合うことを
大切になさってみてはいかがでしょうか。

ほっぺさんのご家族に愛が満ち溢れるよう、私も心から応援してお
ります。

長谷川みゆきでした。