相談者名 | ろびん |
結婚12年、妻36歳、長男6歳、長女2歳の36歳男です。妻との離婚で悩んでいます。義親との同居に始まる不仲です。(同居の家は、義親の家を壊して、私名義で建て替えました) 日が変わるくらいにしか退社できず、同居後は会社が遠くなり、朝7時に家を出、帰宅は3時。土日もどちらか出社です。 義母は思い通りにならないと、5時間くらい延々、怒鳴りつけてき、最後はマインドコントロールされたような状況になります。月に2回くらい。 実家に帰省したとき、食事中にトイレにいくと言った息子に、父が「食事中にトイレにいくのは感心できないなぁ。食事の前にトイレにいかないといけないよ」と言ったと妻が義母にいうと、「子供の面倒を見ているのは私や。私を侮辱するのか。ここにきて土下座をして謝れ。」と、まくしたてられた。父の発言を私が注意しなかったことで、「お前も同じ考えか?そんなやつは今すぐ家から出ていけ。」といわれ、2か月間、自分の家から追い出されました。給料は妻が管理しており、1円ももらえませんでした。 精神的にまいり心療内科に通院していました。離婚を前提として別居したいと伝えました。「私が嫌いということがわかった。何も言わないから、家にいたらいい」、と話は終わりました。しかし、私がいないときに妻に、「早く離婚しろ。今すぐ家から追い出せ」といったようです。もう、私とは全く口をきかなくなりました。 別居する前から、離婚したいと伝えているが、妻は「うん」と言いません。世間から見れば高給取りで、妻はあるだけ使う人です。なので、「離婚せず、このまま給料はもらう」といいます。ちなみに、別居している私には、全て含めて8万円。妻は50万くらいです。 以前は、子供が心配で離婚したくないと思っていたが、今は一刻も早く離婚したいです。 (妻・義親で悩んでいるとき、同僚と関係を持ちました。その女性は今は転職して近くにいないのですが、以前より彼女が好きでした。妻がいましたので感情を押し殺していました。今は、彼女と普通の恋愛がしたいと思っています。) | |
カウンセラー | 池尾昌紀 |
ろびんさん 池尾昌紀と申します。 ご相談ありがとうございます。 「私は冷たい人間ですか?」 このご質問をされるということは、ろびんさんはご自身のことを、「冷たい人間」である、と思っておられるのではないでしょうか。 ろびんさんは、冷たい人間ではありません。 なぜなら、冷たい人間というのは、そもそも「悩まない」からです。 また、離婚することだけを追求する方であれば、今回のようにカウンセラーではなく、弁護士さんなどのところに行かれているのではないかと思うのです。 そう考えてみると、こんなに大変な状況でも、奥さんや義理のお母さんのことを何かしら「思う気持ち」があるから、悩みに悩まれ、こうして相談コーナーに相談されておられるのではないでしょうか。 そんな、ろびんさんが冷たい人間であるはずはない、と私は感じます。 さて、 辛いことが続き、それが変わらないと、心があきらめの境地みたいなところに入ってしまう。 何をやっても無駄だ、変わらない、みたいな感じになるのですね。 何をやっても無駄、という感覚は、自分の自信をなくします。 すると、決断力や判断力が鈍ったり、今の自分の気持ちや状況把握・整理がうまくいかなくなることもあります。 こうした状態を、私たちの心理学では「デッドゾーン」と呼んでいます。 では、それを変えていくにはどうしたらいいのでしょうか。 まず、最初にお話したいのは、「休む・リラックス・気分転換の時間を作る」ことです。 変わらない現状や、常に悩み続けている時は、疲れ果てているわけですから、「休めていない」ことも多くみられます。 疲れは余裕をなくし、心の余裕をなくします。 こうした状況の時には、なかなか難しいことですが、意識してやってみることが大切です。 好きな音楽を聴く どのやり方が合うのかは人によって違うので、一番自分に合ったやり方で、休む、リラックスする、気分転換をすることを、できれば一日一回、少なくとも一週間に一回はやるようにする。 どうしても見つからない場合は、カウンセリングサービスの初回無料電話を使ってみてください。 少しでも休めると、少しの心の余裕を作り、このスペースが良いアイディアを生んだり、行動する力を生んだり、相手との話をしていく時の余裕を作ることがあります。 次に、「今までの自分のがんばりを、今の自分を、認めてあげたり、ねぎらってあげる」ことにチャレンジしてみてください。 あきらめて、どうしていいかわからなくなっている時というのは、今までの苦労や周りからの攻撃などで、自らが自分を否定し、自信をなくしてしまっています。 それを回復させるには、まず、自分が自分のことを肯定してあげることが大切になってきます。 今日までのことを、「自分をほめる、認める、ねぎらう」視点で振り返ってみます。 どれほど、あなたはがんばってきたでしょう。 できなかったことや、後悔の気持ちが出てきても、今だけは横にそれを置いてください。 これを具体的に、紙に書いてリストアップしてみます。 このリストを作ることで、「自分をほめる、認める、労う」ことができ、自己肯定感があがり、自信を取り戻すヒントやきっかけになっていきます。 また、このリスト作りは、「今の現状や、自分の気持ちの整理」にもつながっていきます。 一杯一杯の時は、現状や自分の気持ちがわからなくなっていることも多いですので、今の現状や自分の気持ちが整理できるだけで、すっきりしてくることもあります。 とはいえ、自分では、こうしたリスト作りは、なかなか難しいものです。 そして、ここで、冒頭に書かせていただいたことを思い出していただきたいのです。 ろびんさんは、とても愛情の大きな、温かい優しい方である、ということ。 その視点で、もう一度、リストを見直してみてください。 どれほど、あなたはがんばってきたでしょう。 そうした時、ご自身がいかに、愛情が大きく、温かく優しい人であるか。 この思いを持った上で、具体的にどのように離婚を進めていけばいいかを考えてみてください。 ご相談の文面だけでは、判断できないのですが、私は「決断をする勇気」を持ちきれないことが苦しみであり、その勇気を持つために、こうしてご相談を寄せてくださり、その準備を進めておられるのだと感じます。 その勇気を持つために、自分を認め、自分の価値を感じてみていただきたいのです。 その時、自分一人でやらないで、あなたを応援してくれる人の存在を思い出してみてください。 自分を認めることができると、こんな自分は誰にも応援されない、という声が減り、誰かに頼ることがやりやすくなります。また、助けを求める人の顔が思い浮かびやすくなることもあります。 よかったら、私たちカウンセラーを頼ってみてやってください。 何かしらのお手伝いをさせていただけたら、うれしく思います。 今回の回答が、少しでもお役に立てたなら幸いです。 ご相談ありがとうございました。 |