仕事がなんかしたくない

相談者名
よよ
30歳女です。仕事を三年八ヶ月しました。うつで二年休職しています。今でも薬を飲んでいますが病状はもう全然何ともありません。実家で親の世話になっています。毎日ダラダラゴロゴロしています。職場に復帰したくありません。仕事をしたくありません。ちなみに公務員です。転勤族です。
私は仕事ができない人間です。人とコミュニケーションもまともにとれません。適応力がないのです。(発達障害ではないと医師からは言われています。検査もしました。)そうするつもりがなくても人を不快にさせ、怒らせ、信頼などされない。叱責を受け、陰口も言われました。泣きました。
記憶違いが多く間違った情報を言ってしまう、人の倍以上作業に時間がかかる、そして間違いがぽろぽろ、やっていることは雑。人の言っていること(仕事のことでもただの雑談でも)は普通の人に比べて理解できない、わからない、そもそも頭に入っていない。そして間違って理解してしまう。 同じ仕事を一年以上やっていても早くできない、間違える、覚えていない。指示まち人間。言われたことしかやろうとしない。言われないとやらない。自分が何をすればいいのか自分でわからない。自分で考えられない、判断できない。基本的になまけもの。自分から何かしようとはしない。気がきかない、ぼーっとしている。仕事するだけ、職場にいるだけボロばかり出し、生産性のない自分で辛い思いをするのは私。
はっきり言って何かをするのも人と話すのも面倒。体はだるいし、眠たい。動きたくない。ダラダラゴロゴロ、好きに生きてたい。でも生活レベルは落としたくない。お金はたくさん欲しいし、都会に住みたいし、美味しいものは食べたいし、おしゃれもしたい、遊びたい。
でもこんな自分では食べていけないと思います。仕事ができなければ、給料はもらえない。生産性のない人間は他人からの評価も低い。転勤族なら仕事ができなければ、不本意な所へとばされる。そしていつまでも親のすねかじりはできない。
私はどう生きていったらいいのか。こんな自分で。
カウンセラー
近藤あきとし
よよさん はじめまして。
カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

ご相談内容を読ませていただいて、よよさんは「こうあらねばならない」とか
「これくらいは出来なければ」という思いをずっと抱えてこられたのかな、
ということを感じました。

周りからの眼、周りからの評価にずっと晒されてきて、その中で期待に応える為に
頑張ってこられたのではないですか?でもいつも自分を追い込んで、持っている
力以上のモノを振り絞って、無理を重ねてきた末に、もうこれ以上は出来ない
というところまで来てしまったのではないでしょうか?

もしかすると、よよさんの心の中にはいつも「恐れ」があったのかもしれませんね。
失敗したくない、
嫌われたくない、
バカにされたくない、
拒絶されたくない・・・

そうならない為に周りから期待される自分を、保ち続けてこられたのではないかと
私には感じられたんです。

心が恐れに囚われている時、私たちは次の一歩を踏み出すことがとても怖くなって
身動きがとれなくなってしまうんですね。なぜなら未来がどうなるか分からないから。
分からないことが怖いのは誰でも同じですが、恐れがあるとつい想像してしまう
ものなんです、「考えられる最悪のケース」というものを。

最悪のケースを頭に置いておけば、実際にそうなった時も“ああやっぱりね”って
思えるので、少しでも傷つかなくて済むと感じるからなのですが、それだと結局
最悪の未来がやってくる想像しか出来ないので、次の一歩を踏み出す力は
出てきにくいですよね。

この恐れという感情にフォーカスをし続けているうちは、なかなか次への行動を
起こしにくくなりますし、恐れが恐れを呼んでしまい身動きが取れないようにも
感じてしまうモノなんですね。まずは、自分はどんな恐れを感じているのかな?
という意識を持つところから自分と向き合うスタートにしてみて下さいね。

実は、私たちは起きている時でも寝ている時でも、どんなことをしていても
常に変化をしているのです。そして変化していく先の未来は、数えきれないほどの
選択肢が待っています。
だとしたら、変化していく未来の中のどれを選ぶか、が最も大切なことなんですね。
“こんな自分でありたい”と思う未来を「選択すること」が、よよさんが
今の状態から抜け出し、本当になりたい自分、こうありたい自分になる方法だと
私は思いますよ。

よよさんに対してもう一つ感じたことがあります。
それは「自己嫌悪・自己攻撃」についてです。

自分を責める気持ちが強い時というのは、何らかの心の痛みを忘れたくて、
別の痛みを自分に与えてしまっているような場合もあるのです。頭痛がする時に
腕を思い切りつねったら、その痛みのあるうちは頭痛から気がそらせますよね。

でも頭痛から気をそらし続けるには、ずっと腕をつねっていることになってしまいます。
腕だけでは足りなくて脚も使ったり、あるいは叩いたり殴ったりととエスカレートする
こともあるかもしれません。
それはちょっと、しんど過ぎますよね。
おそらく、他に何も手がつかなくなってしまうでしょう。

そんな自分の様子をもし、傍から見ることが出来たら、あれ?何やってんだろ?って
思ってしまうかもしれませんよね。

だから、まずは自分が自分をどれだけ責めていたのかに気づくことが大切なんです。
そうするとどこかで“もうこんなことは止めたいな”って思うことが出来るからです。
その時に“もう自分を痛めつけるのは止める”と決めることが出来れば、
そこからよよさんの中で何かが変わってくるでしょう。
それにはどれだけ自己攻撃をしていたか自覚していることが必要なので、
自分を責めていたことに気づくことは、よよさんの問題を乗り越えていく為の
重要なポイントになると思います。

「選択する」「決める」「自分と向き合う」というテーマが、これからの
よよさんがより良い方へ変化していく為の、ポイントになるのではないかと思います。

それには自分を大切に扱えるかどうか、が大事になってきますから、
自分が周りから“こんなことをして欲しな”と思うことを、よよさん自身が
自分にしてあげることから始めてみてくださいね。

自分の感情と向き合い、気づいていくには誰かの助けがある方が、
一人でやるよりずっと楽に取り組むことが出来ますので、
ぜひ初回無料の電話カウンセリングなども利用してみて下さい。

よよさんが問題を乗り越える為のヒントになれば幸いです。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

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この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。