代価

幸せになりたいとは誰もが思うこと・・・
でも、万人が幸せになるなんてのは、不可能です。
１００人いたら、１００人全員は幸せにはなれません。
そのうちの１人は、他の９９人の幸せの犠牲となって、
生きていかなくてはなりません。

私は他人の幸せのための代価となって、生きてきました。
世の中、幸せになることを許されず、
他人の幸せの代価になるためだけに、存在している人間いるのです。
いいえ、そういう人間は人間ではないですね。
言い方を変えれば、物です。
つまり私は、人間ではなく物でした。
つまりは周りの人間は、自分たちの幸せのために、
私の幸せを、人生売ったのです。
これは、人のせいになるのか？責任転嫁になるのか？
でも、そう思わないと耐えられない。
それに訊きたい。なら、自分が幸せになるためには、
他人をどんな目にあわせても構わないのかと・・・

逃げたりすれば、心無い叱咤を浴びせれて、泣き崩れることもあります。
私をカモにしてないと気に食わないようです。、
特に某球団のファンは、外様だったり、
相手が自分より弱いとなると、徹底的に傷つけにかかります。
私はもう、満身創痍です。

これが女だったら、まだ味方してもらえますが、
男性だとそうはいきません。
「不幸を売りにしてる」と、余計に悪くいわれ、
何かにつけて、「同情してもらおうと思ってる」と言われ、
さらに、いじめに拍車がかかります。

他人との接触を極端に嫌い、ひとりでポツンといれば、
「同情してもらおうと思ってる。」と、悪くいわれる始末・・・
周りの人間はみんな敵です。
味方してくれる人はひとりもいません。
ネット上でも例外ではなく、他人と衝突し、
心無い言葉を浴びせられ、一歩的に傷つきます。
言い返せば、「思いやる心がない」と言われたりします。
一方的に、こっちを悪者扱いします。

他人とは一切接触したくないのに、何か寄生しないと生きていけない。
神様は残酷です。

せりさんは、ずっとご自身の幸せを横に置き、誰かのために幸せの対価を払
ってこられたんですね。
でも、支払った対価分、せりさんご自身にはその幸せというものが手に入ら
ず、孤独や寂しさや、酷い言葉を浴びせられたり、していっぱい辛い想いを
されてこられたのではないでしょうか。

せりさんから頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、今までせりさんがどん
なに頑張ってこられたのか、そしてご自身を犠牲にされてこられたのかとい
う事がとても伝わってきました。
そして、独りでずっと頑張ってこられてきたんですね。
ずっと、色々な事に耐え、そしてずっと歯を食いしばって今まで過ごされて
きたのかもしれません。

その中、こうやってご相談を寄せて頂けた事、本当に嬉しかったです。
今のせりさんの心にずっと留めていらっしゃった気持を伝えてくださった
事、とても勇気が要ったかと思うのですが、その勇気を持ってせりさんの
『今』を伝えてくださってありがとうございます。

せりさんの、これから過ごされる日々が今よりもずっと楽になれるお手伝い
をさせて頂ければと心よりそう思っています。

それでは、私が感じた事をお伝えいたしますね。

せりさんより頂戴いたしましたご相談内容を拝読し、感じた事は、せりさん
はとても心の優しい方だなという事でした。

せりさんご自身の幸せとか思った事とか、行動したい事とかをちょっと横に
おいて、近くに居る誰かの為に、そのご自身がつかむべく幸せを譲ってこら
れてきたように感じました。

これは、私の見解ではあるのですが、これは私たちの誰もが多かれ少なかれ
あることではあるんですが、自分自身を犠牲にし誰かの為に役に立ちたいと
いう気持ちから来る物なのかもしれません。

せりさんの心の中で色々な感情や感覚、想いがあるかと思います。
その中でも、大きな感情がせりさんの中に隠れているように感じました。

その感情をじっくり見たり、観察する事でせりさんの今置かれている状況が
徐々に変わってくる切っ掛けがつかめるかもしれません。

そこで、せりさんんいご提案です。

もしよかったら、せりさんの今の気持ちや想い、感覚を私たちカウンセラー
にお伝えいただけませんでしょうか。

せりさんは今までずっと独りで頑張り続けてこられたかと思います。
そして、独りで出来る事、チャレンジする事はほぼ全てやってこられたかも
知れません。
だからこそ、独りでは出来ない事、カウンセラーと一緒に今の状況を変える
ヒントを探すという事をやってみませんか。

その、作業の中で今せりさんがずっと抱えていらっしゃったその感覚、感情
の正体をつかむ事が出来ると思います。

その正体をつかむ事で、今までしんどかった所から抜け出す切っ掛けがつか
めるかと、そう感じます。

せりさんにとって、これから先過ごす日々が楽に、そして愉しく過ごせる一
つの切っ掛けとなれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃