自分がわからない

相談者名
さくら
何がしたいのか全然わかりません。
今大学三年なのですが、すごく無気力で授業にはほとんど行っていません。
その場に馴染めないとか色々な理由もあるのですが、このまま学校に行っていても無意味な気がするんです。
ですがここまで一応やってきたんだし、という気持ちと、学費を払ってくれた母に悪いという気持ちと、大卒という名前が必要かな、という気持ちのせいで辞められないです。
自分が死んでしまいそうなくらいつらいんです。でも辞めたらどうなるかわからない。今はその狭間でゆらゆらしています。
カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、さくらさん。
カウンセラーの寺島と申します。
ご相談、ありがとうございます。さくらさんは、大学生でいらっしゃるんですね。
私は大学生の時は半分引きこもりだったので、
授業にいきたくないという気持ちはよくわかります。
今、振り返ってみると、私は何故、大学に行きたくなかったのでしょう?
と、自己分析してみると、
大学の授業に恐ろしく興味がもてなかったからなんじゃないかと思います。

でも、当時は誰もが大学を卒業するものという意識が自分にもあり、
大学に受からなかったら、友達に笑われるとか、
大卒の資格がないと、社会にでてから苦労するんじゃないかとと思って、
なんとかかんとか勉強していました。
それでも時には、受験勉強は辛いからイヤだ、
もう専門学校に行きたいと親に泣きついたこともあります。
すると親からは逆に泣きつかれ、
とにかく大学にいっておけ、私のためにも行ってくれと言われて、
しぶしぶ勉強していたことを思い出します(^^)

そんな私が33年間生きてみて、
頑張って大学に行ってみたことの結果から、
どのようなメリット、デメリット、無駄があったかなかったか、
一つの目安にしていただければとお話したいと思います。
あくまでも参考例の一つとして聞いてくださいね。

> 何がしたいのか全然わかりません。

このような悩みは多くの若いクライアントさんからお聞きしますし、
私自身も29歳になるまで、自分が何になりたいのか、わかりませんでした。
それまで、資格をとろうと勉強を始めたり、いろいろなことに手をつけ始めても、
途中で飽きてしまい、ある程度形やスキルになる
最後までやりとおすことができませんでした。
でも、このカウンセリング/心理学に出会ってから、今のところ記録更新中です(^^)

そして、私は大学中に一般教養で心理学を受講したこともありますし、
また、こちらの団体に学び始めてからでも、
途中、2年間ほど完全に音信不通の通わなくなった期間があります。
最初から心理学に夢中だった訳でもないのです。

ですから、自分の好きなものに気づくというのは、
めぐり合うまで時間がかかると思ってます。(個人差が激しいですが)
それは好きな食べ物や、好みのデザインの服を
知るというようなことと一緒なのではないでしょうか?
もちろん、年をとるに従って当人の好みも変わりますし、
(若い頃あまり好きじゃなかったおそばがおいしく感じられるようなるとか)
時代の流行によって、いろんなデザイン服がつくりだされて変わっていくように、
めぐりあうタイミングというものもあると思います。

特に若い時は自分の体も変化していく途中で、
そして、外界とふれあいの時間もものすごく少ない段階です。
だから、自分の好きなものとめぐりあってない方の方が多いんじゃないでしょうか?

もし、自分の好きなものを見つけたかったら、
たくさん外に出ていろんなものに触れたり、情報を集めていくと、
めぐりあえる確率が高まると思いますよ。
そして、それはドキドキ、ワクワク、スリルいっぱいの冒険でもあるのです(^^)

> 今大学三年なのですが、すごく無気力で授業にはほとんど行っていません。
> その場に馴染めないとか色々な理由もあるのですが、このまま学校に行っていても
> 無意味な気がするんです。

以前、私が会社の総務部(人事も扱っていました)で働いていた経験からの
アドバイスさせていただくと、大卒の資格を持っていると、
就職のスタート地点で30センチくらい有利かもしれませんね。
実際に、すべての会社で行われているとは思いませんが、
大学の資格をもっているかいないかや、どのような資格を持っているかで、
第一段階の書類選考で振り分けるところもあります。

ただし、それはあくまでも、最初のスタートだけです。
実際に働き始めてからは、社会では実力が求められます。
特に資本社会の中では会社は主に優先順位が利潤の追求です。
※ただし、すべての会社がそういうワケではありません。
ただし、経営を長期運営して維持していくというレベルでは、
利益を稼ぐことをどうしても優先せざるえないのです。
赤字ばかりであれば、結局倒産するわけなので・・(^^;

会社に勤めて、2~3年観察していると、
どんなに素晴らしい資格をもっていようが、
結局、能力を持っている方がそれなりのポジションにつくようになりますよ。

ただね、ホントここは私個人的な思いなのですが(^^;
私も資格とか、大卒なんて持ってたって、
実力あればOKなワケで無意味じゃないかと思ってましたが、
社会にでてからは、資格がなくても周囲を有無を言わさず
納得させるくらいの実力を身につけるって、そうとう大変なことだと思いました。
そういう実力を身につける努力にくらべたら、大学を通うのって楽だったかもーっ
て。

といっても、社会に出て、必要があると感じてから始めた勉強と、
ただ、学生時代のやらなければならないからやるというような、
理由も目的もわからず受けていた大学の授業との面白さは全然違いますけどね(^^)

> ですがここまで一応やってきたんだし、という気持ちと、学費を払ってくれた母に
> 悪いという気持ちと、大卒という名前が必要かな、という気持ちのせいで辞められ
> ないです。
> 自分が死んでしまいそうなくらいつらいんです。でも辞めたらどうなるかわからな
> い。今はその狭間でゆらゆらしています。

もし、さくらさんが大学に通うことが無意味だと思えるなら、中退しても良いと思い
ますよ。
お母様に申し訳ないと思うさくらさんは、優しい、親孝行な方なんですね。
私からの提案なのですが、例えば、
学費を払ってくれたお母様に悪いと思うなら、社会人になった時にお金を稼いで、
少しずつ、払ってもらった学費を返金してみてはいかがでしょうか?
または、結果的に大卒の資格がなくても気にならないくらい、
あなたが幸せになってくれれば、
お母様はどちらのコースを歩まれても気になさらないと思います。
※思いやりのある優しいさくらさんのお母様ですから、
やっぱり同じように優しい方なんじゃないかと思うのです。

また、私の例になりますが、
私は大学を卒業した時、就職が決まらなくて、かっこ悪いと思い、
無理やり、教授に泣きついて、大学院にいれてもらった経験があります。
学費は親がさすがに出せないということなので、
新聞配達をして、借金したのですが、
結局1年で疲れて、大学院は中退してしまいました。
専攻はしかも、中国語文化だったんですよね~。
なのに今は心理学を学び、カウンセラーをしていたりして、
大学院時代のこととはまったく関係ないことをやっております。
※いやー、私のワガママを聞いていただいた
教授には申し訳ないですね~(^^;(イヤ、お恥ずかしい)
でも、それでも、あの時代に学んだことは、
まったく無駄ということはなくて、やっぱりカウンセリングに活きていますよ。

だから、大学辞めても、恐ろしいことは起きないと思いますよ~。
結局、駅まで向かうのに、右に曲がらないといけないんだけど、
それを1ブロック先の十字路で曲がるか、
それとも3ブロック先の十字路で曲がるかくらいの違いしかないと思います。

それから、若いさくらさんには、
とにかく折角の若い時代を謳歌なさることをオススメします!!
お肌がつやつやして、そのままでも美しい時代、
まだ、先のことがわからないからこそ、冒険し放題の時代です。
仲間と徹夜でカラオケしたり、キャンプにいったり、
好きなアーティストのコンサートに行って発散したり、
バイト代をつぎこんで憧れのブランドの服を買ったり、
バックパック一つで世界中を旅行したり、
ステキな男性と恋に落ちたり、いっぱいエッチしたりね。
若い時にはいろいろ体験しとくといいですよ~。
いつだって、人間現役だとは思いますが、
それでも、若いときほどやり直しも、修正もしやすいです。

泳ぎを覚えるのに、初めて水に入る時は確かに誰でも怖いです。
でも、怖いからって、水に浸かるのを、先延ばしにしたら、いつ入るのでしょう?
30歳、40歳、50歳、70歳??(^^)
水に入らずに、泳げるようには絶対になりません。

もちろん、私たちカウンセラーもあなたのインストラクターとして応援しております
!!
また、何かわからないこと、迷うことがある時、いつでも私たちに相談してください
ね!!!

今回はご相談、ありがとうございました。

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