私たちには感情というものがあります。
それは心があるといっていいでしょう。感情は私たちに大きな影響をあたえています。
頭でわかっていても上手くできないことがあるのは、それは感情の力が働いているからで
す。では、感情を感じないようにすると、頭でわかっていることを上手くできるようになるのでしょうか?
もしかしたらそうなのかもしれません。しかし、それには疑問が浮かび上がります。
そして私たちは時折感情を心の内側に押さえ込もうとすることがあります。
心の内側に押さえ込んだときは、どうなるのでしょう?
そんな疑問を解消しながら感情について知る講座です。
●心を頭ですべてを制御できるのか?
感情とは誰しもがもっているものですね。
それは私たちに心があると言い表してもいいでしょう。
楽しい、嬉しいという感情が働くこともあれば、さみしい、悲しい、怒りという感情が働くこともあります。
時として私たちは感情を上手くコントロールできず、自分の周りにおきる状況を悪くしてしまうこともあります。
例えば、ケンカなどのトラブルなんかもその一つです。
ケンカはしないほうがいいと頭ではわかっているのですが、感情がたかぶり感情を上手くコントロールできなくなるとケンカをしてしまいます。
浮気はしないほうがいいと頭でわかっているのですが、さみしさが募っているときにそこを埋めるような人とであいエアースポットにはまってしまうように誘惑にまけて浮気をしてしまったというお話をきくこともあります。
そして心は、理屈や、正しさだけでは割り切れないことが、たくさんあります。
心が理屈や、正しさだけだけの世界だとしたら、先程あげた例のようなことも起こらないでしょうし、自分が良いことと思ったことを実行をすることは容易いでしょう。
しかし実際には心の葛藤や、抵抗などいろんな感情が動きます。
例えば、今の仕事をやめてもっと収入が多くなる仕事をしたほうが家計の収支的に良いことと思ったとしても、『今の仕事を辞めて次の就職先が上手くみつからなかったら・・・』『家のローンもあるのにその仕事が失敗したら・・・』『私にはその仕事の才能があるのか?』などなど心の葛藤や、抵抗などがでてきてそれを実行することは容易でない場合があるでしょう。
どうやら私たちは頭ですべてを制御するのは難しいようです。
これらの例えから考えてみても、心は理屈や、正しさだけでわりきれないものがあるというのがわかります。
それが感情というものであり、心というものではないでしょうか?
そして、その感情というものは私たちにずいぶんと大きな力を及ぼしているようです!
私たちにずいぶんと大きな及ぼしている感情というものをよく知り、上手くそれと付き合うことができるスキルがあげることができれば、私たちは人生で上手くいくことが多くなるのではないかと思うのです。
>>>『感情とつきあう(2)~感情がなければ上手くいく?~』へ続く