”投影”の心理的な考え方は自分自身を理解したり、人間関係を円滑するのに役立ちます
投影とはカウンセリングでもよく使われる考えかたです。
投影の心理の考え方が役立つのはカウンセリング時の心理分析だけではありません。投影の心理の考え方を使いこなせれば、日常生活で皆さんがご自身についてや周囲の人達を理解したり、人間関係を円滑する為にとても使える考え方になるでしょう。
そんなとても役立つ投影とその活用方法をご紹介していきたいと思います。
●投影の考え方は日常生活で仕える考え方
投影とはカウンセリングでもよく使われる考えかたです。
相手や自分の言動に対して、どうしてそんな考え方をしたのか?なぜそんなことを言ったのか?どうしてその行動をとったのか?そんな疑問に対して投影の心理を使って考えていくとすべて説明できると言えるくらい心理分析をする上でとても役にたつ考え方です。
投影の心理の考え方が役立つのはカウンセリング時の心理分析だけではありません。投影の心理の考え方を使いこなせれば、日常生活で皆さんがご自身についてや周囲の人達を理解したり、人間関係を円滑する為にとても使える考え方になるでしょう。
そんなとても役立つ投影とその活用方法をご紹介していきたいと思います。
●投影とは
電気屋さんに行くとプロジェクターという機械ってありますよね。ホームシアターをする時につかう機械です。ちなみにプロジェクターは私が今とても欲しがっているものの一つです。えっ?そんな情報はいらないって?すいません。
話しを本筋に戻します。プロジェクターを使って映画を見るときは、DVD(ソフト)なんかを再生してプロジェクターでスクリーンに映像を投射して映画を見ます。
このような仕組みを私たちの心は持っています。私たちは自分のマインドを人や社会に投射しています。自分のマインドというソフトをスクリーンではなく人や社会に無意識的に常に投射しているんです。
一人窓際で外を眺めている人を見て、ある人は『日向ぼっこ?気持ちよさそう~』と思う人もいれば、『悩んでいるのかな?』と思う人もいるでしょう。
このように人によって同じ物をみていても、とらえ方が違っていることというのはありますね。
それは私たちは自分のマインドを外に投射して物を見ているからなんですね。
例えば自分が悩む時に外の景色を眺めながら考え込むくせがある人は、一人窓際で外を眺めている人に悩んでる時の自分を投影して『悩んでいるのかな?』と思ってしまうことがあるでしょう。
それが一人窓際で外を眺めている人が本当は何を思いながら外を眺めているかはわからずとも、投影の心理が働いた時はそういう風に感じてしまうわけです。
このように我々は心の中にある物を外に映し出し、外に起こっている出来事に色づけをして見ています。
言い換えれば同じ状況に接していても人それぞれ違う色づけをして物事を見ているとも言えます。だから人それぞれ捉え方、感じ方が変わってくるわけですね。
『私は何を投影して物事をみているのか?』という考え方を取り入れていくと『これは私が○○を投影しているから、このように感じがちになるのであろう』とか『これは私の投影であって他の人は違うように感じているのかもしれないな』というような捉え方ができるようになり物事の捉え方が大きく広がっていくでしょう。
>>>『投影と許し(2)~心の内をクリアにしていくと外の世界が変わる~』へ続く