自己否定や自己嫌悪なるものが緊張感を作る原因になっていることがあります。
投影の法則というものがあるのですが、自分の内面にある自己否定や自己兼をの心理を外的な世界に投影してしまうんです。するとまるで外的な世界である人や社会が自分を否定していたり、嫌っているのではないだろうか?という恐れを作ってしまうようです。
自己否定や、自己嫌悪から作られる緊張感はどう対処をしたらいいのでしょう?
●自分を受け入れていますか?
自分のことを嫌っていたり、自分で自分のことを否定していると人間関係で緊張感を作りやすくなるようです。
自分を嫌ってしまう原因となる経緯というものは色々ありますが、私たちは批判的な目で自分の「ああいうところがダメだ」「こういうところがダメだと」と自分を批判的な目でみて否定をしてしまうことがあるようです。
例えば、「私って思いやりに欠けているわ。そんな自分って嫌だな~と思うの」というように自分を嫌ってしまうことがあります。
私たちは自分の至らなさを律して、そこを埋めて良くなろう(成長しよう)とすることがあります。
それ自体は悪いことではないのですが、自分の至らなさばかり見てしまうと自分のことを批判的な目で見ることが板につき、こんな自分はダメだと自分を否定するのになれ、やがて自分を嫌ってしまうことがあります。
このような経緯で自分を嫌ってしまうことがあったり、人によれば仕事で失敗をしたことや、誰かを助けることに失敗をしたなどの何かに失敗をした経緯から自己嫌悪を作ってしまうことがありますし、また「あんなヤツ最低だ!・・・でもこうやって文句ばっかり言ってる自分って嫌だな」と誰かを攻撃したら経緯から自己嫌悪を作ってしまうこともあります。
色んな経緯で作らる自己嫌悪や自己否定ですが、この心理が人間関係に投影されると緊張感を作ります。
「自分で自分のことを嫌っているように、人もこんな自分のことを嫌うんじゃないか?」
「自分で自分のことを上手く受け入れられないように、人もこんな自分を受け入れられないんではなかろうか?」というような投影が働き、嫌われる怖れや受け入れられない怖れから緊張を作ってしまうようです。
自分のことを嫌っていたり、自分で自分のことを否定していると人間関係で緊張感を作りやすいのですが、自分のことを嫌う、否定することの逆とはなんでしょう?
そうですね。
自分を好きになる、自分を肯定することですね。
人との関係で緊張しすぎてしまうというのを手放していく為に、自分のことを好きになっていくことや、自分を肯定してあげることがとっても大切になってきます。
ちょっとずつでいいんで自分なりに自分を認めてあげることにチャレンジしてください。
自分なりの頑張りを認めてあげたり、自分なりのチャレンジを認めてあげるなど自分を肯定してあげてみてください。
時には至らない自分を受け入れ、許すことが必要にになることもあるでしょうし、自分を嫌いになったきっかけになる痛みと向かい合っていくことがいるかもしれません。
人によったらこのチャレンジが難しく感じられるがいるかもしれません。
私も昔はこのチャレンジが難しく感じたほうでした。
そんな時は一人でチャレンジし続けず、誰かのサポートを求めてほしいんですね。
あなたの良いところ伝えてもらったり、あなたなりの頑張りや、チャレンジを他者に肯定してもらう機会を設けてみてください。
そうやって自分を好きになっていく度合いが徐々に強くなっていけると、人と接する時に感じていた緊張がやわらいでいきますから。
>>>『緊張する心理(4)~自分を許す~』へ続く