「やる気があれば、できないことはない!」
夢の実現や目標達成の時を目指す時、よく聞く言葉です。
やる気が持てない、やる気はあるが続かない… 現実的にはなかなか難しいものです。そんな時「気合いが足りん!」「根性だ!」と叱咤激励をしたり、「こんな素晴らしいものが待っているよ」「やらないと、ひどい目に遭うよ」と、いろんな種類の“ニンジン”を目の前にぶら下げたりしても、なかなかそれが「やる気」「継続」には結びつきません。
今回の心理学講座では、言い聞かせたり説得したりするのではなく、やる気が出てくるのをただ待つのでもなく、やる気を無理矢理引っ張り出すのでもなく、やる気を感じる「心のしくみ」と「心の動き」について知ることで、やる気を感じやすい心の状態を作っていくヒントをお届けします。
「実現したい夢があるんです!」
そんな夢を持った方から相談を受けることがあります。
そして、こんな質問をされます。
「どうやったら実現しますか?」
そこから詳しくお話を伺い、その夢の実現のために何をやればいいのかがわからないのか、やることはわかっているけれどそれができないのか、できるけれど続かないのか、 …などといった、この相談と質問が出てくる核心にアプローチしていきます。
多くの方は、何をやればいいか?についてはわかっています。
多くの場合、問題として浮上してくるのは「続かない」という部分になります。
「継続は力なり」という言葉があるように、一つ一つの課題に取り組み続けることが夢の実現を叶える大きな力になります。
ところが、なかなか続かないんですよね。
「やる気はあるけど、行動が続かない」そして、「やる気自体が続かない」。
一昔前は、「気合いや根性が足りない」「意志が弱い」とみなされ、続けられない人は弱い人として扱われてきました。
(そして、今でも根強く残っている風潮でもあります)
そうして叱咤激励することでやる気が出たり、継続させることができればいいのですが、現実的にはなかなかうまくいきません。
うまくいくどころか、それがかえってやる気を削いでしまったりもします。
「気合いを入れろ!」「やってやれないことはない!」という根性論がいいか悪いかは横においてくとして、これがうまく機能しないのであれば、別のアプローチが必要になってきます。
そのアプローチとは、言い聞かせたり説得したりするのではなく、やる気が出てくるのをただ待つのでもなく、やる気を無理矢理引っ張り出すのでもなく、やる気を感じる「心のしくみ」と「心の動き」について知ることで、やる気を感じやすい心の状態を作っていくというものになります。
今回の心理学講座では、そんなやる気を感じる「心のしくみ」と「心の動き」、そして、心の状態を、やる気を感じやすい状態に整えていくヒントをお届けしたいと思います。
>>>『やる気の心理学2(2)~「表の目的」と「隠れた目的」~』へ続く