クセのある彼・彼女との付き合い方

家族や、パートナーのする、意味のわからない行動、ヘンな癖、嫌なふるまい・・せっかく仲良くやっていきたいと思っているのに、愛せない部分にぶつかって、喧嘩になってしまう・・。

愛する人を受け入れられないって、辛いことですよね。
私たちのだれもがそれを経験していますが、人によって対処の仕方はそれぞれ。本当は認めてないんだけど割り切って付き合ってたり、正面衝突したり・・。みなさんの知り得る限り最善の方法で対処をしていることでしょう。

今回は、相手と自分自身の【潜在意識】を探ってみるという方法を使って解決を試みるお話です。
【潜在意識】の探検を突き進んでゆくと、必ず平和で美しい世界を感覚として体験します。あなたから進んで受け取り、大切な人たちと分かち合ってみましょう。

◎リクエストを頂きました◎
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私の夫は、いつも食料品や日用雑貨を使い切れない程たくさん買ってきます。
「こんなに要らないよ、賞味期限内に食べきれないでしょ」と注意すると、すごく不機嫌になりと怒りだします。
二人暮らしなのに、卵を一度に20個も買ってきたり、缶コーヒーやお菓子やカップ麺を同じものばかり何個も買ってきたり、
そうめんなんて10束入りのものが10袋もたまっていて、100束も食べきるのに何年かかるんだろう…と泣きそうになります。

最近では、私に文句を言われるのを嫌って、買い込んだ食料品を自分の部屋に隠すようになり、
彼の部屋は缶コーヒーやお菓子が山のようになっています。
その在庫はほとんど減ることもなく、今日もまた同じものを何個も買い込んできました。

このような衝動買いの心理、モノを溜め込む心理ってどういうものなのでしょうか。どうすれば改善されるのでしょうか。
こんな癖のある夫とどのように付き合っていけばいいのでしょうか?
(一部を編集させていただいています。)
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昨今の新型インフルエンザを危惧してマスクが飛ぶように売れ、以前のように市場であまりマスクを見られなくなりましたね。
感染防止に備えて大量に買いだめした人はたくさんいるでしょう。
たとえば、この感覚を日常レベルでご主人が感じていたとしたらどうでしょうか?

あるいは、ご主人の深い意識の奥に、ご両親から、あるいはそのまた前の世代から伝わってきたような「飢餓感」があるのかもしれません。

そんな大きな不安に支配された彼の行動は、とても理解しがたいものに見えるかもしれませんが・・。

【潜在意識】のレベルで見てみると、人は誰しも、「足りない」と感じている部分を何かで埋めようとする生き物です。

不安感や飢餓感があるとき、私たちはそれを埋めてくれそうなものを、貯め込みますし、捨てられません。
それは物質だけでなく、精神的なことでもそう。
不安が強いために人にずっと依存し続けて、それが執着癖に変わり人間関係がうまくいかないとか。
なかなか昔の彼・彼女を手放せないで苦しいとか・・。

自分にとっては「できて当たり前」でも、他の人にとっては、当たり前にそれが出来ない何らかの理由があるものです。

 

●【受容】なくして状況は変わらない

自分の持っている常識感覚や、正しさを主張し続けることは、関係を悪化させるだけです。
相手のほうは頑固になって、どんどんその悪癖を強めてゆくでしょう。
悪癖がある人というのは、分かっていても辞められないのですから・・。

まずは、あなた自身の、「パートナーを受容できない!愛せない!」という苦しみを、受け入れましょうね。
出来ないものは仕方がないんですから、無理をすることはないんです。

でも、一つだけ、やってみてほしいことがあります。

 

●常識や観念からではなく、深い意識から解決策を得よう

ちょっと眠たくなる話かもしれませんが、【潜在意識】についてお話させてくださいね。

【潜在意識】というのは、ふだん自分で自覚することなく、伏せられ、潜っている気持ちのことです。

人間関係の問題は、全部この【潜在意識】を動かすことによって解決していきます。

圧倒的に「自分が正しい」と信じている状況において、「自分にもなにか問題があるのかもしれないなあ・・」なんて探りを入れることは、かなりの成熟さと意欲がないと、できませんね。

面倒くさくなったり、他の用事が入って忘れたり、
オートマティックに頭が働かなくなったり、睡魔がやってきたりします。

(ほんとに私たちは【潜在意識】の存在を忘れたいのです。忘れたいことを【潜在意識】といういわば「箱」の中にしまいながら日々生きているのですから。)

しかし、常識的なだけでは、パートナーと繋がることも、広い世界と繋がることも、分かち合うことも、できません。

判断や常識というのは、狭い世界でやっていくのには都合がいい手段ではありますが、

相反する二極を統合し、新しい関係性と世界を築いてゆくのには、邪魔なんです。

ちゃんと自分に向き合い始めた時、「じゃあ、夫がこんな問題を持つのは、私のせい?」なんて嫌な気持ちが出てくることがよくありますが、
それは真実ではありません。

そんな罪の意識はくぐりぬけていきましょう。そして、
「私にもなにかまだ気づいていないことがあるのかな?」というような好奇心と謙虚さを忘れないでやってみましょう。

意識の探検を続けていけば必ず、【潜在意識】からの貴重な声や、≪導き≫を得ることができるのです。
今までは思ってもみなかった発見をするでしょう。

今まで抑圧していた怒りに気づいたり、我慢に気づいたり、頑張ってきた自分に気づいたり、何より自分自身の価値に気づきます。

自分の人生というものを今までと全く違うレベルで知ることができます。

そしてやがては、いかに自分で自分を責めていたのかを、笑いと共に悟るのです。

こころからの開放感があり、とっても気分のいい体験です。
そしてこれはわたしたちの人生に、極めて重要な体験です。

日常生活レベルでやっている、意識していない無数の選択が、変わるからです。
それこそ、無自覚な“癖”やパターンが変わるのです。

“クセのあるパートナー”の代わりに、あなたからやってみませんか?

 

●あなたは想像以上に愛されている

あなたが自分の意識と向き合うたびごとに、あなたの意識は美しく花開いてゆきます。

以前に増してオープンなあなたは、パワーと魅力に満ちて、前よりずっと、楽に簡単に、物事を解決することができます。

そして、もう自分ひとりで我慢したり頑張るのではなく、パートナーから、世界から、もっと多くのよいものを受け取れるようになるのです。

厄介なクセのある彼(彼女)が、実はあなたが飛躍的に幸せになるための贈り物だったと気づくとき、
あなたが想像していたより、ずっとはるかに人生から愛され、そして守られていることを知るのです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

対人関係、恋愛、個性、才能、感情の問題など、様々なお悩みに対応するベテランカウンセラー。 深い意識を熟知し、問題を根本解決へと導く。 世界各国で長年にわたり精神世界を学ぶ一方、大手芸能事務所の番組制作協力をワンクール担当する等、豊かな感受性を生かしてカウンセリング生活を楽しんでいる。