浮気の相談を友達にした時に、友達は浮気をしたパートナーのことを悪く言ったり、自分の味方になってくれることがあります。
自分のことをわかってくれる人がいることや、味方がいることで心が救われます。しかし、それだけでは幸せとは思えない人は少なくないようです。なぜならば浮気問題を解決したいからです。
友達に自分のパートナーが浮気をしていることを相談すると、浮気をしたパートナーがいかに悪くて、いかにあなたの方が正しいかを証明してくれることを言ってくれるかもしれません。
そうすると、心が救われます。自分の状況や、気持ちをわかってくれる人がいるのと、いないのでは苦しさは全然違ってきます。
ただ、全面的に自分の味方をしてくれたとしても、幸せではないんです。
なぜなら、浮気という問題が解決していないからなんです。
相手の行いが間違っていることを追求すると正しさということが得られます。相手は間違いを犯したと証明できるんです。
ただ本当に欲しいものが、それかというと、そうではないという方が多いです。
なぜなら本当に欲しいのは、幸せな関係を取り戻すことだからです。
浮気をしたパートナーがいかに間違っている行為をしているかを証明することや、どちらが正しいか、間違っているかは、一旦横に置いて、幸せな関係を取り戻すということを一番に大切なミッションとしていくと、不足原則の心理と向かい合っていくことが求められることが多いのです。
不足原則の心理と見ていくと、なぜ浮気をしたのだろうという理由を見ていくことがでます。理由を見つけていくというのは、解決方法を見つけていけるということでもあります。
パートナーが浮気したことに対して、『さみしくて浮気をしたんだな』とか、『やさしさを求めて浮気をしたんだな』と不足原則を受け止めて、パートナーが不足していると感じている要素を自分が持とうと思うのは、寛容な心や、成熟さがいることです。
なぜならば、パートナーが浮気相手に求めた要素を、自分が身につけるということが、浮気の解決方法として求められるという一面があるからです。
例えば、浮気をしたパートナーが『私のパートナーはやさしくないし、僕の気持ちを理解してくれない・・・さみしい』と思ったとすると、浮気相手には、やさしくて、自分のことを理解しようとしてくれる人を選びます。
すると浮気問題の解決の道としては、『(浮気相手の)彼女のいいところは、やさしくて、僕の話を理解しようと話しをじっくりと聞いてくれるとこなんだよね』とパートナーが浮気相手に良いなーと思っている要素を自分が身につけることがいるわけです。
これは嫌ですよねー。
しかし、そう思うことができたとしたら、それはすごいことです。
すばらし寛容さと、成熟した心をもっているとご自身を誇ってください。
そして、そう思うことができると、パートナーが求める、心の渇きを潤す要素を身につけられますから、パートナーは外で不足原則からくるものを満たさなくてよくなるので、浮気が解決に向かって動き出すのです