私が住む和歌山県にはお坊さんの街と知られた高野山があります。
先月の10月にはNHKのブラタモリで「高野山は空海テーマパーク」と題して、和歌山の高野山をロケ地として放映されました。ご覧になられた方もいらっしゃるのではと思います。
高野山は標高800m、紀伊山地の山の頂に開けた仏教都市です。住民のおよそ3人に1人がお坊さんで、町全体がお寺の中というまさに空海テーマパークと言った感じです。そして世界文化遺産にも登録され、いまや年間180万人の観光客がやってきます。
私も何度か足を運んだことがありますが、行くと和歌山に住む私でもちょっとした旅行気分を味わえ、とても癒されます。
旅行ってストレスを発散してくれるようですね。
カウンセリングでは、現状にいきづまりを感じていたり、ストレスを抱えた方に旅行をお薦めすることがあります。
治療が発達していなかった戦前までは、転地療法という治療を処方される事もよくあったと聞きます。
旅行ってどんな効果があるのでしょうか。
日常と違った環境に身を置くことは、ストレスのかかった緊張状態から解放されます。そしてより五感が刺激され脳内物質の分泌や、ホルモンバランスや自律神経系を整えるようです。
ストレスを感じているとき、人のカラダの中では副腎皮質ホルモンの1つコルチゾールが分泌されますが、ストレスから解放されるとだんだん減少していくのだそうです。
また、幸福感をもたらす効果のあるセロトニンが脳内に多く分泌されます。
また、がんや成人病等、さまざまな疾病を引き起こす原因の活性酸素を除去するSODという酵素を増やしたり、免疫細胞を増やしたりするようです。
温泉で癒すのもいいですね。
また、自然の中に行くと森林欲や水のせせらぎ等で癒される効果もあります。
こう見てみると色々ありますね。
ここまでご覧頂いて旅行に行ってみたいと思われた方もいらっしゃると思います。
ブラタモリでは高野山の二大聖地の壇上伽藍や奥の院等が紹介されていました。もともと神社仏閣は地の気がよい場所に建てられていることが多いと言われています。特に空海が眠る奥の院では霊気はことのほか強く感じられます。
是非いらして下さい。
そしてその後に寄っていって欲しい温泉があります。
高野山から高野龍神スカイラインを通っていくと日本三美人の湯と知られる龍神温泉があります。
この高野龍神スカイラインは和歌山県と奈良県の県境の峰々を縦走し、ブナの原生林が広がり、秋の紅葉や冬の樹氷、初夏のシャクナゲと楽しませてくれます。
龍神温泉は弘法大師が開湯したとされ、江戸時代には紀州徳川家初代藩主頼宜に愛され、今も徳川家ゆかりの宿が残っています。
泉質は重曹泉で肌あたりも柔らかで肌がつるつると、またしっとりとなり癒しのひと時を味わえます。
これから秋の紅葉のシーズンを迎えます。
皆さん是非旅に出てリフレッシュしてみませんか。