自傷行為をやめたいです。

相談者名
MINN
僕は、今高校一年ですが、中一の秋頃から、自傷行為をしています。
初めは、腕を爪で引っ掻いていましたが、最近はカッターで腕の内側や、足の服で隠れる所を切っています。
自傷行為のことを知っているのは、部活の先輩一人です。
傷が見つかってしまったので、話しました。
先輩には、ちゃんとした所でカウンセリングなどを受けた方がいいと言われました。
でも、それでは親に知れてしまうのです。親には知られたくありません。
でも、自傷行為はやめたいと思っています。
でも、僕は何故自分が自傷行為をするのか、自分でわかっていません。
何か辛いのか、苦しいのか、悲しいのか。
最早、習慣付いてしまったのか、やらないと落ち着かないのです。
でも、本当に自傷行為はやめたいです。
カウンセリングなどを受けず、親や友人も頼らずに、やめる方法はありませんか?
カウンセラー
小倉健太郎
はじめまして。
担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。

MINNさん、辛い気持ち、正直に打ち明けてくれて、ありがとうございます。
よくここに相談をして下さいました。

とても痛かったのではないですか?
カッターで切った傷もそうですが、それ以上に、心の苦痛は相当なものだったのではないでしょうか?

MINNさんが自傷行為をしてしまう理由は、誰に助けを求めることも相談することも出来ず、自分ひとりで心の苦痛を解決しようとする行動なのかもしれませんね。
そして、そうなってしまった背景として、MINNさんが人を信用出来なくなってしまうような出来事が、繰り返されてきたのかもしれませんね。

MINNさんが自傷行為をするのは、それは致し方ない理由があっての事だと思うのです。
だから、まずはやってしまった事に関して、自分を責めたりはしないで下さいね。

ただ、辛かった。苦しかった。
そして、そんな気持ちを表現する事も許されなかった。
黙って自分を傷つける事しか出来なかったMINNさんは、本当によく耐え忍んでこられたと思います。

そして、自分をそんな風に傷つけても、人は傷つけたりしなかったMINNさんは、本当に心優しい方なんだと思います。
それでは、どうしたらいいのか、一緒に考えていきましょうね。

まず、最初にお聞きしたい事があるのですが、MINNさんには一人でほっとできる場所はありますか?
それは、どこでも構いません。

辛くなった時、苦しくなったとき。
そんな時に、自分がほっとできるような場所は持っていますか?

もし、持っていないのであれば、それを見つけようとしてみて頂けないでしょうか?
つまり、MINNさんが心安らげる秘密基地を作って欲しいのです。

誰にも邪魔されない場所。
できれば、ほっとくつろげて、心が休まる場所がいいですね。

それから次に、MINNさんは、一人で出来る息抜き方法は持っていますか?

ゲームでも読書でも映画でも、何でも構いません。
もし無いのであれば、それを持とうとしてみて頂けないでしょうか?

こんな風にして、まずは少しでも自分を楽にする方法を考えてみて欲しいのです。
もしMINNさんが嫌いで無ければ、ペットを飼ったり、観葉植物を育ててみたりするのもいいかもしれません。

少しずつ少しずつ、ゆっくりゆっくりと、自分を労わってあげてみて欲しいのですね。
基本的には、自分を労わること、優しくする事、喜ばせること。

そのような事は何か無いかなと探してみて、もしあれば、少しずつ実践してみてもらえないでしょうか?
あくまでも、ゆっくりゆっくり、自分のペースでいいですからね。

無理に早く治そうとか、頑張ってやめようとするよりは、まずは自分を労わることに目を向けてみて欲しいなと思います。

そして、もしもまた自傷行為をしてしまったとしても、そんな時もやっぱり、自分を責めたりする事はしないで下さいね。
ペースが速すぎたのかなとか、無理をし過ぎてしまったのかなと考えて、もう一度ゆっくりと自分を労わることを始めて欲しいなと思うのです。

それよりも、MINNさんが自傷行為をやめようという意思を持たれていること。
そして、その為に勇気を出してこの無料相談に悩みを打ち明けてくれたこと。
私は、その事に対して、MINNさんを賞賛する気持ちで一杯です。

辛い中、それでも立ち直ろうとされていること。
その事をとても力強く感じます。

簡単な事では無いかもしれません。挫けそうになることもあるかもしれません。
けれどもそんな時は、私もMINNさんの事を応援し、見守っている事を思い出してもらえると嬉しいです。

そして私は、MINNさんが自傷行為が治って、元気で明るい毎日を送れるようになる日を、いつまでも待っていますね。

今回は、この無料相談コーナーに相談をして下さいまして、本当にありがとうございました。
何かしら参考になることがありましたら、幸いです。

この記事を書いたカウンセラー