境界性人格障害&過食症・・・そして自立できていない私

相談者名
ラッシー
はじめまして。
ラッシーと申します。25歳です。精神科デイケア週二回通院しながら、
タイトルに書いた病名と闘っています。
私は全然経済的にも、精神的にも自立できていません。
人に頼りっぱなし。そして人のせいにばかりします。
今だってアルバイトすらしていないのも、病気のせいにしています。
父には「根性ナシ病」「ワガママ病」だとか言われます。
そんな時、カッとなって殺してやりたくなります。
この衝動性、治したいです・・・。
またデイケアへもかよってはいるのですが、すぐカッとなってしまいます。
またストレスが貯まり過ぎるからか、解離状態になったりもします。
解離性障害ももってます。
もう将来は生活保護かなぁ・・・とばかり考えています。
また、マシンを使ったトレーニングが好きで、デイケアのない日は体育館へ
いっているのですが、臨床心理士さんが言うには「ただ痩せたいだけ」
と言われます。
確かに拒食症みたいな体型で拒食体重です。
本当はずっと病気のままでいたいのです。
中学、高校、大学と勉強も何でも真面目に頑張ってきたのに、結局は
良い会社にも入れず、ガリガリ気色悪い精神障害者。
治したい気持ちすらわかないです・・・。
また、好きなことを臨床心理士さんに批判されたのはショックでした。
カウンセラー
清水三季央
ラッシーさん、はじめまして、カウンセラーの清水三季央です。
ご相談ありがとうございます。

>中学、高校、大学と勉強も何でも真面目に頑張ってきたのに、結局は

学生時代から勉強やその他に真面目に頑張ってこられたんですね。

>また、マシンを使ったトレーニングが好きで、デイケアのない日は体育館へ
>いっているのですが、臨床心理士さんが言うには「ただ痩せたいだけ」

そして、マシンを使ったトレーニングにも頑張ってとりくんでいらっしゃる
ようです。

>父には「根性ナシ病」「ワガママ病」だとか言われます。
>そんな時、カッとなって殺してやりたくなります。

>いっているのですが、臨床心理士さんが言うには「ただ痩せたいだけ」
>と言われます。

それなのに、お父様も、臨床心理士さんも認めてくれないところがあって
カッとなったり、ショックだと感じてしまったりしてしまうんですね。

>私は全然経済的にも、精神的にも自立できていません。
>人に頼りっぱなし。そして人のせいにばかりします。
>今だってアルバイトすらしていないのも、病気のせいにしています。

>中学、高校、大学と勉強も何でも真面目に頑張ってきたのに、結局は
>良い会社にも入れず、ガリガリ気色悪い精神障害者。

そして、自立できていない、頼りっぱなし、人や病気のせいにしてしまう、
良い会社にも入れないと、自分でも自分を責めてしまっているようです。

ずっとこれまで頑張ってこられて、それは、学校などの場だけではなく、
本来なら、やすらげるはずの家庭の生活の場にも及ぶほどのレベルの
頑張りだったのではないでしょうか。

>本当はずっと病気のままでいたいのです。

だから、ようやく今の年齢になって、本当はずっと病気のままで、
今の生活をしていたいと感じるようになったのではないかなと思いましたが、
どう感じますか?

もちろん、病気でいたいのではなく、目的は、今の生活をしたい
(もしくは社会に出たくない)という意味です。

きっと、家庭環境や、ラッシーさんの性格などから、今の病気と同じレベルの、
理由でもなければ、今の生活をする許可が出ないのではないかと感じました。

それくらい、今まで頑張ってきたんだと自分に理解してあげてほしいですし、
できればご家族にも、それを理解してもらえたらうれしいですね。

ご家族に理解してもらうには、ラッシーさんが、自分で話しても
伝わらないかもしれませんから、精神科の医師や臨床心理士に、
手助けをしてもらうとよいと思います。

具体的には、家族に手紙を書いてもらう、説明してもらうということです。

それでも、ご家族が、

>父には「根性ナシ病」「ワガママ病」だとか言われます。
>そんな時、カッとなって殺してやりたくなります。

こんな風に伝えてくることもあるかもしれないですが、その場合は、
辛いけれども、ラッシーさん自身が、父親の言うことを受け止めてしまわずに、
自分は「根性ナシ」や「ワガママ」ではないんだと、
自分を理解してあげるしかないかもしれません。

それと、ひとつ大切なことですが、

お父様にも限界があって、ラッシーさんのことを、理解することが
難しいんだと、ラッシーさんが理解することです。

今のラッシーさんの状態は、ラッシーさんだけの責任ではなく、
ご家族の影響もあるかもしれませんが、ラッシーさんもご家族も、
よりよくあろうとして今までの人生をともにしてきたという意味で、
ラッシーさんも、ご家族も、誰も悪くはないんです。
お互いにそれぞれのレベルで、一生懸命生きてきたからです。

そんなご家族のことも理解してあげられると、ラッシーさん自身がカッと
ならずにすんだり、ラクになりやすいと思います。

自分が理解してもらえないのに、理解してあげる側にまわるなんて、
とんでもないと感じるかもしれませんが、やがてそうなれたらいいんだと、
心に留めるくらいでもOKです。

>また、好きなことを臨床心理士さんに批判されたのはショックでした。

ショックですね・・・。臨床心理士さんの意図したとおり、ラッシーさんが
解釈できていない、つまり誤解もあるかもしれませんが、もしかしたら、
臨床心理士さんもまた、常に完全ではないと理解できた方がラッシーさんが、
ラクになりやすいかもしれません。

どんな方でもそうなんですが、どんなに大きな問題を抱えているときも、
それを乗り越える力も同時にもっています。

その力を発揮できれば、問題を解決できるのです。

今はまだ発揮しきれてないので、問題が続いているのですが、
その力がラッシーさんの中にあると、頭の中だけでも理解すると、その力が
発揮される方向に、心の中で影響しはじめます。

ご両親にも、もしかしたら、お医者様や臨床心理士さんにも、解決できない
ことが、ラッシーさんは解決できる力を秘めているんです。

その力があると、信じて、希望をもつことだけは忘れないでほしいと思います。

そして、少しでも、今まで頑張ってきた自分を、自分で認めて、優しくして
あげてくださいね。休ませてあげることも必要かもしれません。

最後に、精神科の医師やデイケア、臨床心理士の支援を受けていらっしゃる
ようですので、支援の方針があるはずですので、その指示に従ってくださいね。
私のアドバイスは、その内容を先生方に伝えて、指示を受けるとよいと思います。

ラッシーさんが望む幸せな未来が訪れることを、願っていますね。

清水三季央

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛・夫婦などの男女関係、家族の問題、アダルトチャイルド、仕事や対人関係、メンタルヘルスなど幅広いジャンルでカウンセリングとセラピー(イメージ療法とコラージュ療法)を行う。約2万件以上の臨床実績と、高等学校教諭一種免許・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。