ニーズを嫌い、抑圧するとパートナーのニーズも嫌ってしまいます。
相互依存という言葉がありますが、これはお互いの依存心をお互いに満たして
いく関係をつくりましょうね。という関係なんです。とても素晴らしい関係です。
相互依存の関係を築くには、まずは自分のニーズを嫌わず、認めて、受け止めるところからスタートすることが必要なんです。
●ニーズを受け入れて相互依存へ●
自分のニーズを認めず抑圧的になっていると、相手のニーズも認めてあげにく
く、抑えてしまいたい気持ちになりやすいです。
例えば「そんなに甘えないの」とか「そんこと自分で考えるの」とか言ってし
まうわけです。
相互依存という言葉がありますが、これはお互いの依存心をお互いに満たして
いく関係をつくりましょうね。という関係なんです。
しかし、パートナーのニーズを受け入れられないと、相互自立という関係にな
ってしまいます。私は私で自分の面倒をみるから、あなたはあなたで自分の面
倒は自分でみてね。という関係です。
そうするとパートナーシップなんかでは、パートナーのニーズに気づかないよ
うになりがちですし、また気づいても、そのニーズを満たしてあげず、パート
ナーが不満を感じやすくなっちゃうんです。
パートナーのニーズを認めてあげて、受け入れるには、
自分のニーズを認めて、受け入れておくと、相手を受け入れやすくなるんですね。
パートナーのニーズを満たしてあげると、パートナーから喜ばれますよね。
自分のことを満たしてくれるパートナーの好感度は、ますますポイントアップ
でしょう。
そして、自分のことを満たしてくれる相手のことを、ますます大切にしたいと
思いませんか?実際ほとんどがそう思うんです。
これはパートナーシップだけではなく、社会との関係でも同じといえます。
商売って、お客さんのニーズを満たすから、お客さんが喜ぶし、
ニーズを満たしてくれるお店のことを、贔屓にしようと思うわけですよね。
例えば、旅行が好きなひとが、パッケージ商品をみて、
「このパッケージのホテルを変更して、あとこのパッケージにない○○のツア
ーを追加してもらいたいんですが?」と聞いたとします。でも、この商品は
基本的にくずすことができないものだとしましょう。
ニーズを嫌っていると、これをお客さんの我がままと捉えてしまい、
接客にストレスを感じてしまうことがあるでしょう。でも、ニーズを受け入れ
られるマインドを作れていると、さほどストレスを感じず心の負担になたない
んですよね。
『我がままだな』と感じている、心のストレスは、
笑顔とか、声のトーンとかの違いに出たりもすることもあります。
そして「お客さん、ちょっとそれはできないんですよ」と、「わかりました、
できるかどうかわからないですけど、頑張ってみます」の違いでるとしたら、
例え、お客さんの望みどうりならなかったとしても、次からは後者のお店を選
びますよね。
自分のニーズを認めて、上手くつきあっていくことは、
いっけん全く関係ないようにみえるパートナーのニーズとつきあうことや、
社会のニーズとつきあったりすることとつながっているのです。
自分のニーズを認めて上手くつきあっていけると、
パートナーとの関係や、社会との関係がより良くなっていくでしょう。
(完)