はじめまして、あんこさん。 ご相談ありがとうございます、担当させて頂く成井です。「まぁいいや」と自分を許してしまう自分に対して、「私って自分に甘いな~」 と自分を責めているあんこさんがいらっしゃるんですね。 「あんこ」さんというハンドルネームも面白いな~。と思ってお話を読ませてい ただきました。 「自分がやりたいこと」や、逆に「自分がやりたくないこと」に対して素直なこ とは決して悪いことではありませんよ。 それは自分自身を大切にすることだし、「やりたくない」のに嫌々やり続けると か、逆に「やりたい」ことを我慢してしまう方が自分に嘘をついている。と言え るかもしれませんね。 でもお話を読ませていただいて私が感じたのは、あんこさんの今の状態は”罪悪 感”と呼ばれるものと深く関係がありそうですね。 > 中学でも嘘をついた事がありました。バドミントン部に入った1日目、素振り > をする時に先輩がそばで見てくれていたんですが、ラケットを何回も先輩にぶ > つけてしまって。。すごく申し訳なくてあわせる顔がなく、次の日”習い事に 専 > 念する。”と嘘をついて即行やめてしまいました。 私自身も中学の時1日だけ友達に付き合ってテニス部に体験入部したのですが、 同じようなことありましたよ。 最初ってスイングが安定しないし、距離感が分からないから、自分の足にも当た るわ、近くにいる人ともぶつかってしまうんですよね。 太股に謎の青アザを沢山作ってしまったのが私のテニスの思い出です。 そんな私の思い出話はさておき、あんこさんは先輩に何度もラケットをぶつけて しまって、すごく申し訳なく感じたんですよね? その先輩に対して「ごめんなさい」の気持ちや、「私先輩に気割られないか な?」と感じてしまうと次に合わせる顔がないように感じたのかもしれないし、 「バトミントン自体自分には向いてないのかも?」とも思われてしまったかもし れませんね。 そして最初は「ラケットを先輩に当ててしまった」という出来事に対して「ごめ んなさい」と感じていたのですが、バトミントン部の中に自分の居場所がないよ うに感じてしまったのかもしれませんね。 これはあんこさんだけでなく、私自身にもありますし、多く人が気づかないうち によくやってしまうことなのですが、私たちが何かのグループやチームやもっと 大きい団体の中に自分の居場所が内容に感じれる時には、実は「その団体の中に いるときに自分が感じる感情から逃げたい」という時です。 例えば、あの中学の時のあんこさんであれば、先輩にラケットをぶつけてしまっ た。 1日目なので、もしかしたら先輩自身は「まぁ最初だし~」とあんこさんが気に した程はあまり気にしていないかもしれません。 でもあんこさんはそのことをとても「ごめんなさい!!!」と感じた訳ですよ ね? この「ごめんなさい」の気持ちを私たちは”罪悪感”と呼んでいるのですが、本 当にあんこさんが距離をとりたかったのはバトミントン部からではなくて、この 自分が感じている「ごめんなさい」の気持ちではないでしょうか? あんこさんの心の中で「バトミントン部」=「ごめんなさいと感じる場所」に なってしまったので、とても苦しくて、いられないように感じれたのでしょう。 そして、今回も同じ様なことが起こっているようですね。 クラブの人間関係の中で、あんこさんが感じている気持ちから何とか距離を取れ ないか?と考えたときに、「じゃあクラブをやめようかな・・・」という気持ち が出てきたのだと思います。 そして、今は「前にもやめてしまったことがあった」ということから、「今度の これも逃げなのかな?」と感じてしまい、身動きが取れなくなってしまっている ようですね。 罪悪感があると、「私は罰せられても当然」というように感じてしまいます。 クラブの中にいても全く楽しくない。 これってとても居心地悪いですよね? 居心地の悪いところには誰だってい続けたいとは思いません。 でも、ちょっと客観的に自分がしている事をみてみまようね? 今、あんこさんに「何が手に入っているのか?」という部分です。 今は居心地の悪いクラブにはあまり行きたくないので、サボっている。 でも休んだりするためには理由が必要で、毎日嘘の理由を作っている。 嘘をつくのは、心苦しい。 毎日嘘をつくのにも罪悪感がある。 罪悪感があるから、余計に居心地悪い。 でも「このままやめるのは逃げなのでは?」と思うとやめることも出来ない。 でも、だからといって行きたい訳ではない。 行きたくないから、またサボる。 サボるために嘘の理由を言う・・・。 今、あんこさんが自分自身にしている事は、とっても「拷問」に近いと思いませ んか? 私たちの心には「心のブレーカー」のようなものがあります。 これは自分自身を守るための防衛機能のようなものです。 あんこさんが「まぁ。いいか~。」と自分自身を許しているとの事ですが、多 分、自分自身を責めるというのはもう十分過ぎるほどしてしまって、これ以上自 分を責めいたら持たなかったのかもしれません。 状況は何も変わってはいなくても、せめて心の中では「まぁ。いいか~。」と割 り切らないとこれ以上は持たなかったのかもしれませんね。 この状況を変える鍵は「あんこさん自身がそのクラブ内で感じている気持ち」に あります。 最初は人間関係の問題で居心地が悪く感じていたようですが、今は嘘をついて休 むと言うことにも罪悪感があって、「クラブ」=「私を苦しめるもの」にまで なっていませんか? 今のクラブを選んだのには、あんこさんなりの理由があると思います。 クラブを選んだときの最初のあんこさんの目標は手に入ったのでしょうか? 今の、この人間関係のクラブの中でも、あんこさんが本当に欲しいものが手に入 るとしたらどうでしょうか? それでも、このクラブから離れてしまいたいですか? 私たちでよければ、もっとお話を聞かせてくださいね。 あんこさんが1番「自分に嘘をつかなくてもいい方法」を一緒に考えましょう! ご相談ありがとうございました。 |