相談者名 | R |
初めまして。 今年の4月、大学に入学しました。そろそろ期末試験が始まり半期が終わります。 ちゃんとしてる子を見るたび自分は勉強できないのでしっかり勉強しないといけないと思うのに行動しようとしません。 長々と失礼しました、こんな質問でメールを送ってよかったのでしょうか… よろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 小島佳織 |
Rさん、はじめまして。 勇気を出してご相談メールを送ってくださったのですね。どうもありがとうございます。 今回、回答を担当させて頂くことになりました小島佳織と申します。 Rさんは、大学は楽しいところだ、と聞いていたのに思ったより楽しくなくてがっかりされたのですね。 そのお気持ち、とっても良く分かります。期待していた分、予想外の結果が出ると裏切られたように感じたり、余計にがっかりしてしまうものですよね。 そして、後悔すると分かっているのに行動できないのはとっても辛いものです。 さて、Rさんのご相談メールを読んで私が感じるのは、ご自身のことをたくさん責めていらっしゃるなぁ、ということです。 「大学に行かない自分はダメだ。周りの子はちゃんとしているし、親にも申し訳ない。」 そんな風に自己攻撃してしまうRさんは、責任感が強くて誠実な方だと思います。 でも、これが行き過ぎると自己嫌悪と自己攻撃の無限ループの世界…になってしまうことがあるんです。 そこで、まずは自分を責めるのを少しずつ止めてみませんか? 例えば、自己攻撃してるな、自分を責めているな、っていうことに気が付いたら、その場を離れてコーヒーを飲む、とかちょっとした気分転換をしてみてください。 「え?それだけでいいの?」って思うかもしれません。 これを繰り返すことで無意識でやっている自己攻撃という習慣を変えることができます。 それから、Rさんは「めんどくささの方が優先になってしまっている」と書いてくださっていますね。 そんな時にはその行為自体が ”やらなくてはいけないこと”になってしまっていることが多いようです。 逆に想像して頂きたいのは、大学へ行きたくなるような楽しいことが見つかったらどうなるか、ということです。 ちなみに、Rさんはどんな時に楽しい!って感じますか? 高校時代、どんな時が楽しかったですか? そして、もしも大学で同じような(もしくは、それ以上の)楽しさが味わえるとしたら、どんなシチュエーションが想像できるでしょうか? 例えば…ですが、大学で好きな人や恋人ができたらどうでしょう? また、興味のあるサークルや部活に入ったら、今までに出会ったことがないような人達との繋がりができたり、新しい世界が広がってワクワクするかもしれません。 もしかしたら、学園祭などでみんなと協力して何かできたら、大きな充実感や達成感が味わえて「大学に来て良かったな。」って心から思えるかもしれません。 Rさんにとって「何が楽しいのか」「大切な要素は何なのか」が、楽しい大学生活を送るためのヒントになるのではないかと思います。 この考え方はお友達に関しても当てはまるかもしれません。 どんな友達がRさんと合うのでしょうか? そして、今までの友達とはどんな風に仲良くなっていったのでしょうか? もしも、そこに何かパターン(性格の似たタイプが友達になりやすい、とか、共通の趣味をきっかけに仲良くなるといったプロセスにパターンがある、とか。)があるのなら、それもまたRさんにとって大切な要素や価値観の一つです。 つまり、友達という要素にもRさんが大事にしている価値感や何かが隠れています。その何かに気付くことができると、合いそうな人を探しやすくなるので考えてみてくださいね。 ただし、いろいろ考えてトライしてみた結果、やっぱり「今の大学は自分に合わない。」「何か違う。」というのであれば、他大学の再受験や編集試験を検討するのもアリだと思います。 今、Rさんが感じているつまらなさやめんどくささ、違和感などは、より楽しく幸せな未来を探すチャンスでもあると思います。 辛い時期だと思いますが、Rさんがこれを乗り越えて素晴らしい未来への一歩を踏み出せるよう応援しています。 ご相談、どうもありがとうございました。 |