はなさん はじめまして。 近藤あきとしと申します。 今回はご相談をお寄せくださいましてありがとうございます。 どうぞよろしくお願いいたします。つらいいじめの体験から人と関わることへの恐れが強くなってしまったのですね。 いつの間にか本来のはなさんらしさがどこかへ隠れてしまって、自信ももてなくて 人と居るのが窮屈で苦しいものに感じられてしまうようですね。 それでも一対一であれば会話が出来るようになったというのは大変な努力をされて きたのでしょう。とても頑張り屋さんなのでしょうね。 そんなはなさんが少しでも楽になれるようにお手伝いさせて頂きますね。 > なぜおとなしいといじめられるのでしょうか?? > 私は小学校高学年から中学校までいじめられていました。 > > 両親の話によると昔の私は天真爛漫な女の子だったそうです。 > ただ、小学校高学年から笑わなくなったと言います。 はなさんは小さい頃はおとなしくて素直で自由な子だったんですね。 それがいじめを受けだして笑顔を忘れるくらい変わってしまったのですから はなさんの心はとても大きな痛みを感じていたのだと思います。 そんな思いをすれば誰でも人が怖いと感じると思いますよ。 自分が自分ではいけないような、ここにいるだけで申し訳ないような そんな気持ちになってどんどん孤独になってしまって、なんだか いつも一人ぼっちみたいに感じてこられてのではないでしょうか。 もともと天真爛漫な女の子だったはなさんは、小さい頃は無条件に人を 信じていたのでしょう。 誰も疑うことなく、そして誰も自分を傷つけることなんて無いと信じて。 でも、いじめという体験にその信頼が大きく揺さぶられ崩されてしまったのだと 思います。 そしてはなさんの心は深く傷つき、みんなを味方だと思っていたのに それが全てが敵のように感じられたかもしれません。 みんなが私を見て笑っているような、バカにしているような感じだって したかもしれませんよね。 > いじめの理由は私の性格が「暗い」からだそうです。 > クラスメートに何度も言われて、交換日記をやっていた友達にも > はなちゃんの嫌いなところは暗いところ、と書かれたこともあります。 > 休み時間が怖くてトイレにこもっていたこともあります。 > 挙句の果てに、こんな自分が申し訳なくて母親に生まれてきたことを謝ったことも。。 クラスメートや友達にそんなことを言われてしまっては、学校にいられる場所なんて 無くなってしまいますよね。そしてそれ以上に傷ついた心の置き場だってきっと 無かったろうと思います。周りへの怒りや不満もあったのでしょうが、優しいはなさんは それを出さずに「私が悪いからいけないんだ」と思って自分を責めるしかなかったのでは ありませんか? > 今では、一対一の会話はできますがやっぱり大人数になると人見知りをして大人しくなってしまい ます。やはりいじめの影響があるのでしょうか。 一人一人なら大丈夫でも集団となると敵のように感じてしまうのでしょうね。 どうしても大人数の中では当時の感覚が蘇ってしまうのだと思います。 攻撃を受けないようにする為に目立たず騒がず、誰にでも良い顔をするか 全く気配を消すか、というようにすると緊張するばかりですし、 なにより自分を出すことが怖くなってしまいますよね。 > 今でも自分に自信がもてません。 > 一緒にいる相手が私といて楽しくないのではないかとか、楽しませなきゃとかいう使命感にかられ ます。 > 明るい人になれなくても、昔の天真爛漫な自分に戻りたいです。 > 恐れを抱かずに人と接せるようになりたいです。 人の中でこれだけつらい思いをしても、それでも人と接していきたいと思う はなさんはとても勇気のある方ですね。そして人が大好きなのですね。 その為には、いじめられていたあの頃のはなさんと繋がってあげることが 大切になります。はなさんはおそらく当時の自分をとても嫌いなのでは ないかと思うのですが、どうでしょうか? はなさんをいじめていたクラスメートや友達よりもはなさん自身があの頃の 自分を誰よりも嫌っているのかもしれません。自己嫌悪というものです。 大人数の中で大人しくなってしまうのもこの自己嫌悪があるので、自分を隠そうと してしまったり、みんなに良い顔をしてしまったりして本当の自分とのギャップに 苦しんでしまうんですね。 はなさんの心の中にあの頃の自分をいじめている自分がいるのかもしれないんですね。 それはつらすぎると思いますから、もう止めて自分自身を優しくいたわっていきましょう。 傷ついた自分を自分で許し受け入れていけた分だけ、本来のはなさんが表に出て来て くれますからね。 そんなことすぐには出来ないと思うかもしれませんが、いきなり全部出来なくても 良いんです。でもあの頃のはなさんのつらさを一番分かってあげられるのははなさん だけだと思うんです。クラスの誰にも好かれず分かってもらえない助けてもらえない 孤独というつらさを抱えている小さなはなさんを受け入れてみようと思ってみてくれますか? 一人では難しいと思ったら私たちカウンセラーの力を頼って下さいね。 安心してはなさんの心の中に溜まった感情を吐き出してみて下さい。 自分を受け入れられた分だけ自分の事が好きになっていきますよ。 そして自分を好きになった分だけ本来の天真爛漫ははなさんが 心の内側から自然に出てきてくれますからね。 はなさんがたくさんの人との触れ合いを楽しめるように、 そして本来の笑顔になれるように祈っています。 今回はご相談ありがとうございました。 近藤あきとし |