もう耐えられない

半年以上もまわりに馴染めないまま、一人でいることが多い時間を過ごすのは
しんどいですよね。毎日が苦痛ですよね。

この状態から抜け出そうと、学生相談室に相談に行ったり、こうしてご相談をし
てくださったりと、がんばっているんですね。

すごく落ち込んで、自己嫌悪になって、もう死にたいと思うことさえありながら
も、それでも諦めずにこうして前を向いて進んでいるMさんはとても素敵だと思
います。

そんなMさんが少しでも早く楽になれるように、お手伝いさせていただきたいと
思います。

もう耐えられないくらい毎日がつらいということですが、この「つらい」という
感情や感覚をどれだけの間我慢してきましたか？

もう死にたいと思うことさえあるくらいですから、おそらく、長い間我慢し続け
てきたのだと思います。
その背景には、大きな大きな悲しみの感情があるような感じがします。

今の大学での生活も、そして昔いじめに遭っていた時も、ひょっとしたらそれ以
外の時にも、この我慢と悲しみがMさんの側にあったのかな？と思います。

ちょっと想像してみていただきたいのですが、この我慢や悲しみというのが側に
あり続けることに意味や目的があるとしたら、それはどんな意味や目的だと思い
ますか？

これは私の推測なのですが、少し大袈裟な表現になりますが、我慢や悲しみが側
にあり続けることが、Mさんが生き延びるために身を守る方法として必要だった
時代があるようです。

Mさんは何のために我慢をしているのでしょうか？
Mさんは何を手に入れるために悲しみを持ち続けているのでしょうか？

Mさんが我慢をやめてしまったら、どうなってしまうでしょうか？
Mさんが悲しみを側におくのをやめてしまったら、どんな悪いことが待っている
のでしょうか？

その意味や目的を探してみていただきたいと思います。

そうした過去の時代から、Mさんは我慢するより他になくて、我慢をしてしまっ
ていて、悲しみと共に生きるしか道がなくて、悲しみを抱えながら生きてこられ
たのでしょう。

昔は、その方法で身を守ることができて、求めるものが手に入っていたましたが、
今は、その方法こそが、Mさんの身を危険にさらしてしまって、求めるものを遠ざ
けてしまっているように私は感じます。

今、Mさんは、今のMさんにふさわしい新しい方法を身につけて、本当に求めてい
るものを手に入れるという、バージョンアップの時期なのだと思います。

そこで私からの提案です。
まずは、我慢を少しずつやめていく練習をしてみませんか？

Mさんがハートの中に閉じ込めてしまったものを、少しずつ出してみませんか？
それをすることでどんな結果が待っているのか、確かめてみませんか？

「辛い」「寂しい」「もう嫌だ」「自分はこんな最低な人間なんだ」「これが欲
しい」「こうなりたい」「こんなことを思っている」「こんなふうに感じる」…

それがどんなものでもかまいません。

私達カウンセラーというのは、Mさんのハートの中に閉じ込めてしまったものに
触れたいのです。もし、そこにネガティブなものがあれば、それをMさんのハー
トから追い出したいのです。

そのためにカウンセリングをしているようなものです。

Mさんのペースで、Mさんの気が向いた時だけで結構ですので、よかったら私達
カウンセラーを使って、我慢をやめる練習をしてみてください。

Mさんが少しでも早く楽になれて、少しでも早く本当に欲しいものを手に入れら
れるように祈っています！

ご相談ありがとうございました。