過去のいじめが今も辛くて。

相談者名
にゃん
はじめまして。にゃんといいます。学生です。
今更なんですけど、過去のいじめのことで相談したいと思います。
いじめられたのはもう随分前のことなのですが、今でも夜になると思い出します。
泣いて泣いて、どうしようもない状態になります。
でも毎晩必ず思い出してしまうんです。
それが癖になってしまったのかもしれません。
まだ引きずっているのか、情けない!自分でもそう思います。
でも相手を許すことはできないから、忘れるわけにもいかないんです。
一生恨んで、いつか復讐してやると心に決めています。
この苦しい状態から抜け出したい、その為には復讐しなければ、という考えです。
人から見れば、この考えは間違っているのかもしれません。
私の辛さなんて、分かってもらえるはずもありません。
でも、もう分からなくなりました。
どうしてこんなにも泣き続けなければならないのか。
相手は何もなかったように暮らしていて、どうして私だけが苦しまなければならないのか。
今、私は何をするべきなのでしょうか。
何を考えるべきなのでしょうか。
私の訴えていることがわかるなら、教えてください。
カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、にゃんさん。カウンセラーの寺島と申します。
今回はご相談いただき、ありがとうごさいます。

にゃんさんのいじめられた体験は書かれてなかったのでわからないのですが、
自分も学生の時にいじめを受けた体験があるので、
その当時を思い出して、にゃんさんの気持ちを思うと、とても切ないです。

中学校の時、クラスの女子の中で、茶巾しぼりっていじめがあったんですね。
制服のスカートをめくりあげて、頭ごと縛ってしまうんです。
やられた当人はパンツ丸見えの状態で、
なんとか頭の上で縛られたスカートをほどこうとジタバタするを、
周りの人たちで笑って見物するというものでした。
私も狙われて、教室を逃げたしたかったんですが、逃げ切れず、
周囲の女子たちに力ずくで押さえつけられて、ムリヤリやられました。
自分は真っ暗で周りが見えない分、すごく恐くて、でも、音は聞こえるんです。
笑ってるクラスメイトたちの声が・・・。
どうしてこんなに人って残酷になれるのかな・・って、
家に帰って私も泣きましたし、それからは学校へ行くことが憂鬱でした。
私をいじめてくる人たちに気をつかい、仲間に入れてもらう方法もありましたが、
そうやって、自分にされたイヤなことを誰かにするのもイヤで1人孤立してました。
今もあの時のクラスメイトたちって、
どんなオトナになってるんだろうなあ・・って、思うことがあります。
たぶん、一見、普通の生活を送っているんじゃないかと思います(^^)
もちろん、昔の私も彼女たちに天罰がくだりますようにと呪っていたこともあり
ましたので、にゃんさんの気持ちはよくわかります。
でも、今はそんな呪う気持ちもなくなりました。

どうしてか?
それは私の幼稚園からの親友の存在のせいです。
彼女とは長い付き合いで、いろいろケンカもありましたが、
お互いが尊敬しあってて、いつも本音で話し合あえる大事な友達でした。
私が父親を亡くしてお金に困っていた時には、
彼女が家族旅行にいく際に留守番バイトをやらせてくれて
小遣いかせぎをさせてくれたり、
彼女のお父さんの会社で貰った腕時計をプレゼントしてくれたり、
いろんな援助で私に親切にしてくれていたのです。
そして、そんな彼女と私は小学校3年から5年まで、
彼女が関東から関西に引っ越してしまい、離れていたブランクがありました。
2人が高校生になった時、その彼女からある告白を受けました。
それは昔、彼女が関西にいっていた時代に級友をいじめていたという告白で、
集団でムリヤリ、相手のパンツを脱がせて、
服を隠して教室にそのまま放置するというものでした。
小学生のすることとはいえ、関西のイジメは激しいというか、
そして私には優しかった彼女がそんなことをするなんて・・・と、
あまりのギャップに仰天してしまったのを覚えています。
彼女自身はその時、真剣に悪いことをしたと後悔してました。
言い訳させてもらえるなら、やらなかったら、やられるような雰囲気だっだんよねと、
説明してくれたのを覚えています。
彼女自身、関西に転校してから、最初の頃はイジメられて、
いつしかイジメられなくするには、もっとイジメ返すしかない!!と、
やりかえしているうちにエスカレートしていき、
今振り返ると、自分でも自分のやったことが信じられないと苦しそうでした。
私も大好きな彼女がそんなことをしていたと聞いて、悲しかったです。
でも、私に優しくしくれた彼女も真実だし、
昔イジメをしていた彼女もまた真実の彼女なのです。
私は後悔できる心をもっていて、
勇気をだして私にその話をしてくれた彼女がもっと好きになりました。
でも、彼女にイジメを受けた子は、まだ彼女を恨んでいるかもしれないし、
そのことでまだ苦しんでいるかもしれません。それはそれで当然だと思います。
ただ、彼女も謝ろうにも、住所も変わって、わからなくなってしまってますが、
もし、その子が苦しんでいるなら、
私は彼女と一緒にごめんなさいって謝ってあげたい気持ちがあります。
そして、その子の幸せを祈ってます。
どうか限られた人生の時間を恨みと苦しみで費やしてしまわないように、
せっかくの時間を楽しいこと、笑い、喜び、愛で充たされますようにと。
許してもらえないかもしれませんが、それもかまわないです。
自分もイジメられて苦しかったし、
本当に許せない、辛かった気持ちもわかりますから。
どうして、人間ってこんなに弱い面をもって作られているんだろうと、
自分も残念に思います。
世界中が愛や喜び、平和、思いやり、優しさだけでできていればいいのに・・・。
なのに、現実には争い、暴力、イジメ、犯罪もあります。
どちらを大事にして生きていこうかと自分も悩んだ時、私は愛を選びたいと思いました。
でも、私自身も毎日が気分良くすごせる訳でもありませんし、
時には誰かと争ったり、酷いと相手を恨みたくなることもあります。
愛を選ぶって難しいですね。
それでも時に人の優しさ、思いやりに触れ、心が暖かくなる瞬間があります。
それは最高に気持ち良くて、素敵な気分です。
それを味わえた時、やっぱりやめられないって思うのです。

にゃんさんはどちらを選びたいですか?
人の心の中の光と闇、自分の中の光と闇、
どちらを見つめて生きるかはその人の自由です。
これはあなたがどんな人間でありたいかという選択の問題だと思うのです。
この世に~すべき、ということは何一つありません。
まったくにゃんさんの自由なんだと思います。
ただ一つ、私の個人的なメッセージになりますが、
あなたの幸せを願っている人たちの存在を思い出していただけると嬉しいです。

にゃんさんが幸せになりますように!!!心からお祈りします。
“許し”は1人でチャレンジすることもありません。
サポートが必要な時は、ぜひ私たちカウンセラーを頼ってくださいね。

今回はご相談ありがとうごさいました。

この記事を書いたカウンセラー

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退会しました。