どうしたらいいのか・・・

３０歳のときに上司との人間関係に苦しんだ結果、
他社のエンジニア仲間に紹介でＡ社を紹介してもらい
契約社員としてフリーランスで仕事を始めました。

積極的な性格でないため、仕事先の人とコミュニケーションが
下手で、相手の要求どおりにできなくて、やりなおしたり、
時間通りに終わらないため、仕事は舞い込んできていましたが、
契約が途中で切れたりすることも多かったです。

去年の夏まで仕事を契約を切られて、不景気で仕事がなく、
その後の仕事もうまくいかず仕事に対して自身が無くなり、
今年に入ってずっと仕事が決まらずにとうとうＡ社と別れて
正社員で仕事を探しました。

ある会社が契約社員で実績を上げれば正社員にしますということで
今月はじめからその会社受注したシステムの依頼元の会社で
仕事していました。

依頼元の会社の人は知識を期待していたのがわかっていて、
自分が知識ないのが、知られるのが怖くて
あまりコミュニケーションができずに結局先週で契約解除されました。

会社の人には、あとは会社が責任取るんだから、積極的に仲良くなって、
仲良くなれば、わからんことは気軽に聞けて仕事できるし、
他の人間もあまり知らんからなんとかなったのにと言われました。
違う仕事は見つけますが、月末までに仕事が決まらないと
退職手続きします言われました。

今年の２月に結婚して、そこから収入が突然なくなり、
借金を重ねたために、債務整理（個人再生）をしないと
いけない状況です。

個人再生で持ち家を処分されずに済むには、仕事が続くのが条件で
だめだと、最悪の破産の手続きをとることになるかもしれません。
家族も早く正社員になり仕事を安定してくれと言われています。

この仕事は嫌いではないのですが、持っている知識も古いし、
知識も浅いし、仕事の時間かかり作業も遅くて、
コミュニケーションも下手であるので、
システムエンジニア以外の仕事も考えてます。

何かアドバイスをいただけるとうれしいです。

ご家族をお持ちで、仕事がうまくいかない、そして債務整理を抱えておられると
の事、とても辛い状況やご心情がご相談から伝わってきました。

さて、ほねきちさんの人生を足踏みさせている全ての原因は、ほねきちさんに自
信がない事だろうと思いました。
その結果、人とのコミュニケーションが苦手になり、コミュニケーションを積極
的に取れなくて仕事上の情報も不足し、やり直しなどの時間がかかったり、上手
くいかない状況なので、知識が古い、知識が浅いなどと感じられてますます自信
を失ってしまうという悪循環を生んでしまっているのではないでしょうか。

さて、ではどうすればいいかという話になりますが、２つの事を行ってみてくだ
さい。
これは、ほねきちさんがお持ちの心のパターン（心の癖）を変える為の方法です。
（１）等身大の自信を持つ
ほねきちさんは、ご自分を過小評価されている感じがします。
エンジニア仲間、しかも他社の人がほねきちさんの為にと仕事を紹介してくれた
のは、何故でしょうか？
ほねきちさん自身が感じられている以上に、その仲間の方はほねきちさんならば
出来ると思われたからではないでしょうか？
人間は誰しも、自分に厳しく、自分の事を過小評価してしまいます。
それは、自分に甘くなると慢心してしまうのではないかという怖れを持ったり、
誰かから「のぼせ上がって」と攻撃を受けるのではないかという怖れを持ったり、
あるいはとっても恥ずかしくなるからです。
その反動で過度に自己評価を低くして、その怖れを実現しないようにしたり、恥
ずかしさを感じないようにしているのです。
そしてそれが習い性になってしまって、心のパターンとなっていくのです。
そんなとき、人は自分の出来ていない部分ばかりに着目してしまいます。そうし
て、そこを何とか埋めないと自分は劣っていると錯覚してしまうのです。
自分の出来ていないところに気を取られると、自分の出来ているところ、よい部
分が目に入らなくなります。そんな部分なんて無いのではないか、と思ってしま
います。
出来ているところはできているところ、出来ていないところはできていないとこ
ろときちんと評価してこそ、等身大の自己評価ができるのです。そして、自信を
持つ事ができるのです。
具体的なエクササイズとしては、先ず、ご自分で自分の良いところを１０個紙に
書き出してください。そして、奥様や、ほねきちさんの事をよくご存知の方に１
０個ほねきちさんの良いところを言ってもらい、それも先ほどの１０個にプラス
して髪に書き出します。合計２０個のほねきちさんの良いところが集まるわけで
す。先ずは、この２０個は絶対に守ってくださいね。
次に、毎日鏡に向かって自分の目を見ながら、声に出してこの２０個を言います。
毎日です。声を出してです。
本気で、今の状況を変えてゆきたいと思いながら、これを暫く続けてみてくださ
い。
ゆっくりかも知れませんが、状況の変化をもたらす効果があると思います。

（２）コミュニケーションの練習をする
考えている事、思っている事は言葉にしないと何を考えているのか、どのような
状況なのか相手によく伝わりません。
コミュニケーションは生きていく上でとても大切なツールなのです。
その為には、練習をしてください。
思い起こしてください。今、私達が色々な事が出来る事でも、最初から上手くで
きた事は何一つありません。
日本語を話す、歩く、自動車を運転するetc・・・何でも失敗しながらやり続け
た結果、出来るようになった事なのです。
コミュニケーションもそれと同じです。
ただ異なるのは、苦手意識がある事です。
苦手意識の元になっているのは、何か上手くやらなければいけない、何か話すと
見透かされるような気がするなどといった怖れです。
怖れは、逃げるとどんどん大きくなって追いかけてきますが、向き合うとその実
態がわかります。
ほねきちさんが仮に何かを怖れているとすれば、コミュニケーションをする事で
どんな事が起こると思っておられるのでしょうか？それは、今の状態よりどんな
悪い状態を引き起こすと考えておられるのでしょうか？
そして、それは果たして真実でしょうか？

コミュニケーションを上手く進める為の言葉があります。
何か詰まったら、この言葉を本気で言ってみてください。状況が変わると思いま
す。
それは、「ありがとう」「ごめんなさい」「助けてください」「愛しています」
です。
これらの言葉を言う事に勇気が必要かも知れません。
でも、これらの言葉を言う事で、解決する問題も沢山あるのです。

最後に、今の状態を短時間で劇的に変える方法があるとしたら、それは持ち家も
手放す事を辞さない勇気を持つ事です。
人は、追い詰められて選択肢が無いと思ってしまうと、とても苦しくなってしま
います。その選択肢を制限しているのは、実は自分自身なのです。

お一人で解決されるのは厳しい状態かと思います。
私達カウンセラーにご相談いただければ、より詳しいお話しが出来るのではない
かと思います。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。